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moment 3 “facteur” in genre Vol.2

2018.09.2 Sunday 20:19:36| Author:admin| Categories:KLASICA

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1900年代にフランスの音楽家が着用していた、ワークジャケットが存在します。
冒頭の写真がまさにそうであり、ARCHが所有していたヴィンテージのモノになります。

座って演奏する事を想定された着丈の長さ、襟元が邪魔にならない様なスタンドカラーの仕様。
機能的なディテールを備えたそのジャケット一つから、様々な当時の時代背景を読み取る事が出来ます。

1900年代前半とだけは認識する事が出来ますが、明確な年代が分からなかった為、フランス語で”CIRCA 1900′s “と店頭のタグに記載していました。

ある時、KLASICAのイベントをARCHで開催した際に、デザイナーである河村氏がこのジュケットを購入してくださった事から、KLASICA”CIRCA JACKET”は誕生しました。

当時の雰囲気をそのままに、より美しいシルエットに改良して再構築した”KLASICA CIRCA JACKET”は、僕達も思い入れがあり気に入っているアイテムの一つです。

そんな、CIRCA JACKETを当時と同じ手法で製作してみようというとこから、今回のイベントをgenreの工場で開催する運びとなりました。

KLASICAのパターン通りに、genreの工場にて職人が一点一点手作業で完成させます。
生地の裁断から縫製まで、全ての工程を一人で完結させる。

古き良きヨーロッパの洋服作りと同じ手法で一針一針….

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製作工程や拘った部分をgenre工場の職人に直接話を聞いてきました。

『厚手のウール生地、柄の生地は縫製するのに、注意点が沢山あります。

裁断面がほつれやすい、縫製時に生地がずれやすい、柄の生地は柄を合わせて一枚一枚裁断しなければならない。

生地の特徴を考慮して、パターン通りに正確に組み立てる為には、ミシンの縫う速度を変えたり、しつけ縫いをしたりと様々な工夫をしています。

個人的にとても拘ったのは、伏せ縫いのダブルステッチの箇所です。
表と裏が存在するステッチの箇所、特にダブルステッチの部分は表と裏で見えかたが違ってくるので、表からステッチをかける事で綺麗に見えるようにしています。

これは全ての洋服を仕立てる上で、当たり前の工程ではありますが、仕上がった時の全体像を常にイメージしながら、一つ一つのパーツを縫い合わせていきます。』 genre 西田

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一つの洋服を作る上で、各パーツ作りを分業制で作られる洋服が殆どの現代において、一から全ての工程を踏み洋服を完成させていく事はとても大変です。

ですが、全体像をイメージし手作業によって仕立てられていく洋服には、間違いなく作り手の熱量が込もっているはずです。

完成したサンプルに袖を通しましたが、何とも言えない温かみを僕は感じました。

言葉では上手く伝えられませんが…

大切に着ていきたい洋服と心から思えるような…不思議な感覚に陥りました。

それはきっとKLASICA河村氏の想いや、作り手であるgenre西田さんの想いを直接聞いて袖を通しているからなのではないかとも思います。

一つの洋服を通して見えてくるモノは作り手側の想い…やはり人なんだと感じます。

完成したCIRCA JACKETと生地の種類などは後日ブログにて紹介しますので、楽しみにしていてください。

ARCH 宅見

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