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moment4 “Atelier” / KLASICA河村氏対談

2019.05.6 Monday 19:10:23| Author:admin| Categories:KLASICA

本日でいよいよGWも最終日ですね。
皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?

いよいよ今週末に迫ったmoment4 “Atelier”。
本日はデザイナー河村氏と対談した別注誕生の秘話などをお話ししたいと思います。

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上田(以下 上)
河村氏(以下 河)

上:「本日は別注誕生のお話しをお伺いさせて頂きたいと思います。宜しくお願い致します!」

河:「こちらこそ宜しくお願いします。」

上:「早速別注誕生の秘話と行きたいところなのですが、まずはArchとKLASICA河村氏の出会いを教えて頂けますか?」

河:「arch との出会い…そうですね。
どうなっていくのか想像もしないまま、klasica というプロジェクトを始めていくと決めて、だいぶ早い時期に出会いました。」

上:「どのくらい前にどういう風に出会ったのでしょうか?」

河:「13~14年位前なんじゃないでしょうか?
北海道に両親を訪ねがてら、札幌で通りすがりに立ち寄ったのがarchでした。
文字通り、通りすがりのお客さんとしてです。」

上:「お客さんとして来ていただいていたのですか!最初はどういったイメージを持たれたんですか?」

河:「ヨーロピアンビンテージとミリタリーを主材料にリメイクから始まったklasicaと同じ
アイテムがたくさん並んでいて、好きなものの方向が似てると感じたのが最初の印象でした。
(当時の古着はUSものを中心に扱うところが多かった。)
そしてこんな服を作ってるよと自己紹介する流れからklasica河村は arch 代表山内氏と出会うしだいです。

取り扱いをお願いできるようになってから、Arch自体も徐々にビンテージストアからビンテージミックスというスタイルを提案していくショップに変化していきました。そしてお互いの “変化”のステージの要所要所で出会っていると思っているのですが、何か不思議な縁を感じています。」

IMG_0634-400x300当時地下で開催したイベント風景

上:「同じ共通項として”ヨーロッパヴィンテージ”というものがあったからこそ惹かれあい、今ではArchという店になくてはならない存在だと思います。」

河:「最近は、もはやパリでしか会えない年もあったりするような状況になってきています。
出会った当時は考えもしていなかったですね。

KLASICAのディーラーリストの中でも最も”古い”ストアでありながら、スタイルの視点は一定のまま常に変化を止めない”新鮮さ”を感じさせてもらっています。」

上:「お互いにスタイルの視点を一定に保ちながら常に変化を止めず、活動してきたからこそ、パリという地で会うことが出来るのですね。」

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上:「続いての質問ですが、前回のgenreと合同で行ったイベントについてお伺いしたいことがございます。
(KLASICAの定番”CIRCA JACKET”のパターンを貸して頂き、それを系列店genreの職人が作りあげるという内容のイベントでした。)

普通は自身で作り上げた洋服のパターンを他に貸すということはありえないように思えるのですが、なぜパターンを貸して頂けたのでしょうか?」

河:「パターン貸し出しですが、これは普通はしませんよね。笑
moment 3 と題した前回は、genreの西田さんが裁断から仕上げまでを一貫して行う、「アトリエ縫い」だからこそ意味のあるイベントでした。
“CIRCA”のモチーフモデルの時代はもちろんそうだったわけで、私自身もその流れを感じたいと思ったからです。」

上:「パターン貸し出しということを僕自身初めて聞いたので最初は驚きました。

“CIRCAのモチーフモデルの時代もそうだった。”

というのはどういう時代だったのでしょうか?」

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河:「CIRCA JACKETはArchにかかっていたヴィンテージを購入したモデルがベースになっています。
CIRCAのベースとなったモデルが作られていた時代、19cのどこかとされていました。100年あるので曖昧ではありますが…。

現在とは逆転していた時代です。
生地が圧倒的に高く、縫製は裁断から縫製まで街の個人のテーラーやアトリエが担っていたような時代。
産業革命の影響はまだまだ末端にまで少なかった時代だと思います。

雛形としてのパターンとデザインがあり、
それぞれの人の体格に合わせ、少しずつアレンジが加わりながら洋服が作られていたと思います。
前回のgenreでのイベントはそれと同じような流れでモノが作られると感じていました。

彼女のヴィンテージ/アンティークウェア のストレートな表現はgenreの新しい一面を産んでるとおもいます。
そこで縫いあがるklasicaの一着なんて、ちょっとスペシャルですよね。」

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上:「なるほど。CIRCAガ生れた年代の洋服の作り方はgenreが今作っている洋服の作り方に通ずる部分があったのですね。だからこそ、パターンを貸して頂けたのですね。」

河:「もちろん、圧倒的に信頼の置ける方にしか貸し出しはしません!」

上:「圧倒的な信頼関係が両者にあるからこそ実現したイベントですね。
お貸し頂き、ありがとうございました!」

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上:「最後のご質問になります。
BLOGを読んでいただいている方は待ちわびているかもしれませんね。笑
今回の別注誕生の秘話を教えて頂けますか?」

河:「なぜ、ブラックデニムを提案したのか?は僕自身も覚えてません。笑
パリの展示会の最中に、ふと浮かんだとしか言えないですね。
山内さん、近谷くんに80’sあたりのグレー変するブラックデニムでは?と投げてみたら、それはいいんじゃないか?となんとなくすぐに決まったような記憶です。」

上:「その後はどういった風に製作に移ったのですか?」

河:「今回は、企画の初期段階に選択肢をあえてarchに渡してみるという方法をとってみました。
ある程度絞った上でのデニムの選定、メタルパーツカラーなど。
微細な要素の積み重ねで形になっていく洋服作りの一部に参加して欲しかったんです、実は。」

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上:「こちらがこういった風にとお願いして作ってもらうのではなく一緒に一つのものを作りあげるということがあったのですね。
今回の別注パンツはArchらしいものが出来上がったのではないかと思うのですが、河村さんから見たArchらしさとはなんでしょうか?」

河:「Arch のパンツらしいのはやはり、”ブラックデニムをフレンチクラシックに載せる。”この行為がまさしくだと思っています。

褪色の仕方がグレーになっていくデニムは、どこかフレンチワークの色調にも通づるところがあると思っています。
s&pシャンブレー、モールスキン、ふと畝のコーデュロイ…匂いが近い気がしませんか?
でもデニムってアメリカらしい素材でもありますしね。
このミックスがアーチスタイルを生むのではないでしょうか。いい、デニムを選んでいただいたと思います。

これがブルーデニムだったら、archじゃない(笑)気がする。」

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上:「確かにそうかもしれません!
今回のブラックデニムの生地は褪色の仕方がモールスキンジャケットの雰囲気に似ている、近い匂いがする気がします。(washサンプルの褪色した別注パンツを見ながら。)
フランス軍のトラウザースにブラックデニムをのせる、まさに僕もそれがArchらしいのかなと思っていました。

ブルーだとArch×KLASICAという感じがしない気がしますね。笑

質問は以上となります。本日はありがとうございました。」

今回KLASICA河村氏のお話しを伺い、Archと通ずるものを感じました。

ファッションというよりも、スタイルを作り上げたいと考えながら、私たちの作業は進んでいます。

KLASICA  CONSEPT 一文より

僕はお話しさせていただいた時にこの言葉が脳裏をよぎりました。
まさにArchも同じであり、スタイルを伝えたい。
そう考えています。

ベーシックで、あり続ける洋服。
そして原点でもある”ヨーロッパヴィンテージ”。

イベント期間中は系列店genreに普段並んでいる洋服もご覧になれます。
明日は別注パンツをご紹介したいと思います。

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KLASICA×Arch×genre
moment4 “Atelier”
5/11(SAT),5/12(SUN)
in Arch Premier Etage

明日から別注パンツの予約も承りますので、気になる方は是非店頭でお話しさせてください。

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ARCH 上田

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