今週末から開催します《MOJITO×KENNETH FIELD VOL.11》
11回目となった本イベントに向けて特別なアイテムを制作させて頂きました。
今回、MOJITOとコラボレーションして制作したのが、別注では初となる型”RITZ JACKET”
別注を作るにあたり、MOJITOのディレクションを務める山下氏に別注に至る経緯をお話し頂きました。
⑴ 別注が誕生した経緯にはどういった背景があったのでしょうか?
山下氏 /「別注を受ける場合のほとんどは、素材イメージのリクエストをいただき、インラインのアイテムに落とし込むやり方ですが、今回は逆のやり方で企画をスタートしました。
素材を集めるにあたり『1930年代のフレンチワークウェアー』をテーマに、僕なりに18SSのARCHの店頭をイメージし、素材を集め山内氏に提案しました。」
⑵ この生地をARCHの別注に選んだ理由はを教えてください。
山下氏 /「ARCHの骨格を形成している一つである『ビンテージのフレンチワーク』の雰囲気を持つ素材をMOJITOのアイテムで表現しいつかARCHのお客様に提案してみたいと思っていたことが、主だった理由です。」
⑶ ARCH山内とのやり取りはいつもどのようにして行われていますか?
山下氏 / 「別注を企画する際に山内さんと話すことは、企業秘密なのであまり言いたくないのですが(笑)。
先ず、別注アイテムがお店に並ぶシーズンイメージを確認します。
次に僕からアイテムや素材を提案する際は、ARCHのスタッフが、好きか嫌いか?にポイントを置き消去法で絞り込みを行います。
幾つかの段階を経て1stサンプルが上がるのですが、附属や表に出ない袖裏の生地などは、僕が良いと思うモノを使用し、山内氏に確認をして頂きます。
1stサンプルの確認を行う際に山内氏は、細かなスペックの確認というよりも、着用時の全体の雰囲気やバランスと言うか、着用した人に宿る空気感の確認をされているように、僕は感じています。
(4)最後に山下さんから一言お願いします。
今シーズンの別注アイテムは、昨年の9月にイベントで札幌入りした際に、約20種類の素材を山内氏に提案することからスタートしました。
僕が素材収集のコンセプトを伝える前に素材を見られた時点で、僕のイメージを汲み取って頂けたようです、1930年代から40年代に作られたワークウェアーが大量に目の前に出てきたことが印象的でしたね。
こちらの意向をコトバではなく、生地サンプルを通して共有出来たので、直ぐに完成予想図がイメージでき直ぐにサンプルを作りました。
毎回思うのでが、今回は特に(笑)ARCHらしいMOJITOの面構えに上がりました。
会期中は僕も店頭におりますので、ぜひご来店いただき「着心地確認とは違う空気感」をお試し下さい。
こうして出来上がった”RITZ JACKET ARCH EXCLUSIVE MODEL”は、1930年代に作られていたFRENCH WORK JACKETを彷彿とさせながらも、お二人の想いと拘りが込められた一着に仕上がっています。
ARCHには欠かせないFRENCH WORKの要素を、デザインと素材で表現した渾身の別注アイテムです。
アイテムの詳細を明日のブログにて紹介させて頂きます。
ARCH 宅見