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MOJITO×Arch Exclusive Item 対談

2019.09.30 Monday 21:24:24| Author:admin| Categories:MOJITO

“MOJITO”

かの文豪『アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ』のライフスタイルや作品などをデザインソースに、デザイナー山下氏によって読み解かれ、生み出される洋服はArchに欠かせないブランドの一つです。

これまでに生み出されてきた”MOJITO×Arch”共同製作別注の数々は常に僕たち自身も驚かされ、名品と呼ぶに値するアイテムばかりです。

アメリカの文豪ヘミングウェイの生き様や作品などにインスパイアをうけるMOJITO。
ヨーロッパの古い洋服や文化を大切にしているArch。

二者の大事にしている部分が絶妙にバランスよく落とし込まれた今回のアイテムはまさにExclusiveと謳うにふさわしいと感じます。

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本日はMOJITOデザイナー山下氏と対談をした別注の誕生秘話などをお話ししたいと思います。

上田 /
山下さん、本日はよろしくお願い致します。
まず、今回の別注で製作して頂いた2型のアイテムの生地ですが、英国・MOON社の生地ですよね。

MOON社と聞いただけでもグッとくるポイントですが、山下さんがお持ちになっている生地スワッチは日本ではお目にかかれないものだと思いますが、、、
どういった経緯で入手されたんですか?

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山下氏 /
この生地スワッチは(19AWの別注製作を話し合う際の)初回のミーティング時に山内さんより、
「2019AWのArch ExclusiveモデルはMOON社のHERITAGE COLLECTIONの中から素材を選定したい。」
と依頼を受け、今回の企画がスタートし入手しました。

今まではアイテムのリクエストを受け、その次に僕が想い描くArch , MOJITOのイメージに沿った素材を収集し提案していたので今回は真逆の形ですね。

上田 /
生地スワッチ自体を手に入れるのにも一苦労しそうですが、、、
そのリクエストに応えられるのも山下さんが長年築いてきた洋服に対する実直な姿勢があってこそですね。

今回の別注アイテムはコートとパンツですがまずはコートからお聞きしたいと思います。
最初に目を惹くのがこのネイビーのメルトン生地ですが、山内との話でこの素材を使用して製作することになったのはどういった経緯だったのでしょうか?
また、どういう風に料理しようと思いましたか?

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山下氏 /
ネイビーの色というよりも”肉厚で重厚なメルトン”という素材感が先でしたね。
素材の選別で今回使用しているメルトン-HUNTING PINK-が残り、この素材の展開色である5色の中から満場一致でネイビーに決まりました。

素材決定とほぼ同時にベースになるアイテムも決まったので、今回使う素材の原産地である英国のアーカイブをベースに、MOJITOらしく料理しようと考えました。

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上田 /
重厚感のあるメルトン生地は北海道の真冬でも耐えうる事が出来、徐々に変化していく様はお客様の中でも虜になっている方が多いようにも感じます。

今回のコートの型はMOJITOの代名詞の一つでもあるGEORGE’S COATですが、前回の別注で記憶にも新しいお客様もいらっしゃると思います。
今までエルボーパッチはついていなかったですが、今回エルボーパッチをつけることになったのには理由があるのでしょうか?

山下氏 /
これは先ほどお話しした英国らしいアーカイブを表現したディテールの一つなんです。
僕なりに時間をかけ、ねりにねった結果、通称ドンキーコートに辿り着き、そのオマージュとして同系色異素材でエルボーパッチのディテールを加えてみたんです。
ただの同色異素材では面白くないので、実はコートに用いられる生地の代表格でもあるOlmetexを使用しています。

上田 /
ツイードのジャケットをはじめエルボーパッチは英国のイメージがありますね。
しかもエルボーパッチにOlmetexを使用しているとは、、、
かなり贅沢な仕様ですね。笑

いつもですが今回もかなり細部にまで拘られていると思いますが、この肉厚なメルトン生地、縫製が大変だったとお聞きしましたが、どの部分が苦労しましたか?

山下氏 /
そうなんですよ。後にも先にも難易度は過去最高でした。
とは言え、僕が縫うわけではないので、苦労かというとちょっと違いますが、超高密度で縫えない箇所が随所に盛り込まれたアイテムなので、GEORGE’S COATがもつディテールを継承しつつ、縫製仕様の変更を繰り返しました。

職人さん曰く、二度と縫いたくはない逸品だそうです(笑)

上田 /
生地を変えると縫製の仕様も変わってしまうものなんですね、、、。
当店でも取り扱っている、直立するぐらい堅さのあるジャケットを思い浮かべてしまいました。笑

二度と縫いたくないと思ってしまうぐらいの逸品、これからの時期に期待大ですね。

そしてもう一つの別注であるソーンプルーフを用いたGULF STREAM PANTSですが、まさにハンティングを愛したヘミングウェイにぴったっとイメージが当てはまる1着です。

山下さんならArchのフィルターを通してどういう風に着こなしますか?

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山下氏 /
ソーンプルーフという素材は、荒野を歩く際に服地で植物のトゲなどから身を守ることを目的とし開発された素材なので、水陸両用のヘミングウェイでいうところの”陸”にあたる素材です。

アーチのフィルターを通して・・。と訊かれると、素材の特徴に固執しすぎて全身ハンティング感満載の着こなしは、アーチが目指す方向ではないだろうし、MOJITOでも避けて通りたい・・・。

いま、パッと3通りの着こなしが下りてきました(笑)
ひとつ目は、US NAVY POPLIN SHIRTを合わせる着こなしです。
残りふたつは会期中に店頭にてお伝え致しますね(笑)

上田 /
POPLIN SHIRTですか、ネクタイやジャケットを羽織って小綺麗に見せたくなりますが、、
残りの二つも気になります!

今ここで聞きたいところですが、グッと我慢して当日までのお楽しみに取っておきます。笑
それまでに自分なりに解釈して着こなしをしてみたいと思います!

最後の質問になります。
イギリスのハンティング生地+MOJITO=Arch この計算式は山下さんにとってどういった解釈とイメージがありますか?

山下氏 /
「イギリスのハンティング生地+MOJITO=Arch」の字面だけみると『ごく普通』なイメージです。

その理由として、ARCHという器には沢山のイギリスものが盛り付けられてきました。
この先もARCHの店頭からイギリスものが、無くなることはきっとないでしょう。

そしてMOJITOの冠であるヘミングウェイは、僕にとってハンターの代名詞のような存在であり
ヘミングウェイがツイードのスポーツコートを着用していた写真が数多く残されています。

ここで重要なポイントは、すごく普通に感じる計算式を踏まえたうえで、見たことや着たことがない、普通ではない服を創造することが、ARCH+MOJITOの使命だと思いますし、僕らが自信を持ってお披露目することができるアイテムだということです。

上田 /
ヘミングウェイがライフスタイルの一環としてごく自然にハンティングやフィッシングを嗜んでいたものをベースに作り上げられるMOJITOの洋服はギアとしても使用でき、これから育っていくのがとても楽しみでもあります。

もしヘミングウェイが今いたとしたら今回の別注アイテムを愛用し、道具として、ファッションとしてどうやって着ていたのかな、と想像が膨らむばかりです。

山下さん本日はありがとうございました。

山下氏 /
こちらこそありがとうございました。

イベント期間中は字面では表現できないアイテムと一緒に
皆さまのご来店をお待ちしております。

SALUTE LIFE!

 

今回の対談で改めて山下さんの洋服に対する、ヘミングウェイに対する愛を感じました。
まだまだこのブログではお伝えできないことがございますので、ぜひその目で触れ、空気感を感じてください。

別注のアイテムは後日ブログにてご紹介いたしますので是非お楽しみにしていてください。

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【 MOJITO×ARCH SPECIAL EVENT 】
2019 10/4(FRI) ,  10/5(SAT) , 10/6(SUN) 
IN ARCH SAPPORO

ワクワク高揚させる事が出来るイベントになると思います!

期間中は、MOJITOのディレクションを務めます山下氏も来札されます。
着こなしや、洋服について直接お話を聞ける貴重な期間となっております。

是非、この機会にご来店くださいませ。

ARCH 上田

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