このネップの表情がたまりません。
時代とは逆行したものづくり。
やはりこういったものに惹かれてしまいます。
生地を一から作り上げ、昔のシャトル機やジャガード機を使用し完成した一着は空気を含み、柔らかな着心地を与えてくれます。
現代ではこの織り機の数自体が減少をたどっています。
生地を一から作り上げる工程は試行錯誤の繰り返し。
他にはない生地を作り上げることは弛まぬ努力の賜物だと感じます。
古き良きものを、伝統の技術を、そんな想いから作られる洋服は魅力を感じずにはいられません。
そのものづくりを可能にしているブランドこそが“Oldman’s Tailor”。
織物の産地として知られる山梨県・富士吉田市に、しむら祐次・とく夫妻によって2001年に設立したブランドです。
ヨーロッパ、主にイギリスの洋服をモチーフにして作られるコレクションはクラシックを踏襲しつつも、独自のセンスで製作され、新鮮さを与えてくれます。
本日は19AWにて入荷した同素材を用いたSACK COAT , WORK PANTSをご紹介致します。
COLOR / BEIGE
SIZE 36 / 38 / 40
PRICE ¥78,000+TAX
SACK COAT。
ハリコシのある生地は着用を繰り返すことでより体に馴染みます。
またストンと落ちるシルエットは野暮さがなく、比翼の前たてと相まってすっっきりとした印象で綺麗な動きを生み出します。
このコートの目を惹く部分はディテールにも現れております。
まずは貫通ポケット。
ロング丈ゆえにわざわざフロントのボタンを外さずとも中に着ているジャケットのポケットなどに物を入れていても容易に取り出せます。
足元についたアジャスターは足に固定し、風の強い日でも裾がバタバタと広がることなく、体温を奪われません。
そしてこれからの寒さが厳しくなる日には襟を立ててチンストラップを装着することで寒さからより身を守ってくれます。
ラグランスリーブもジャケットの上からばさっと羽織った時に肩が張らずに可動域を保ってくれます。
こういった機能的なコートは一着あるととても便利でON,OFF問わずに気軽に使っていただけます。
ご自宅で洗うことも可能なのは嬉しいポイントではないでしょうか。
HAT / JAMES LOCK
CARDIGAN / JOHN SMEDLEY
SHIRT / VINTAGE
TROUSERS / ANATOMICA
SHOES / ALDEN
続いてご紹介致しますのは同素材で製作されたWORK PANTS。
ややテーパードが効いたシルエットはセンタープレスを入れて履いても様になりそうです。
ドローコードが付いているため、ぎゅっと絞ってウェストを調整することも可能であり、サイドはゴムが内蔵されているのでとても楽に着用できます。
COLOR / BEIGE
SIZE 36 / 38 / 40
PRICE ¥32,000+TAX
コットン100%の素材は通年履くことができ、春先はスニーカーにヘンリーネックのカットソーなどがオススメのコーディネートです。
ポケット口にはヘリンボーンの別布が当てられており、より強度を保つ仕様に。
細かな部分ではありますが、こういった見えない部分にもこだわりを持って洋服を製作しているところに惹かれてしまうのは男性の皆様ならお分かりだと思います。
JACKET / ARCH SAPPORO
SHIRT / sus-sous
STOLE / BLUMER
SHOES / ALDEN
こういったパンツは潔くイギリスのジャケットに合わせたくなります。
野暮ったくならないようにシャツにスカーフなどもおすすめです。
先程ご紹介したコートに合わせて着用してももちろん◎。
クラシックを踏襲しつつも現代的な解釈も交えて絶妙なバランスで製作されているので、男臭さはなく柔らかい雰囲気に仕上がります。
また来週末から当店では初となるOLDMA’S TAILORイベントが開催致します。
デザイナー志村氏、大貫氏も来札し皆様をお迎えいたします。
まだこのブランドに馴染みのないお客様もいらっしゃると思います。
ぜひ、店頭にてご覧ください。
OLDMAN’S TAILOR × Arch SPECIAL EVENT
10/18(FRI)〜20(SUN)
IN Arch
ARCH 上田