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Donkey Jacket

2015.01.18 Sunday 23:07:36| Author:admin| Categories:IMPERIAL MEASURE,Vintage

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イギリスの代表的なワークウェア、”ドンキージャケット”
主にブラックないしはネイビーのウール素材(1枚地)、パッチポケットで、肩には切り替えしのディテールで一貫しているのが特徴です。

中には画像の1着の様に、エルボーパッチ(肘)と袖口にレザーが施されているヴィンテージがあったりして、単にワークウェアと言えど、所有者の個性が反映された物は唯一無二の雰囲気を醸しています。

そんなイギリスの労働者階級の文化を象徴する様なドンキージャケットが、【IMPERIAL MEASURE(インペリアル・メジャー)】によりリリースされています。

[The Donkey]
_DSC1541Color NAVY
Material BISENZIO MELTON
Size 36 / 38 / 40
Price ¥70,000-+tax
Made in ENGLAND
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以前にご紹介した【IMPERIAL MEASURE】のラインナップには当初存在しなかったのですが、その後非公式に加わり、急遽入荷したモデルです。
一見シンプルではあるものの、やはり細かい部分にブランドのアイデンティティが含まれた1着だと思います。

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襟裏の「British made」の刺繍が何とも渋いんですが、それ以上にツウなのが、同じ面の波状に施されたステッチ。
この良い意味で雑な感じの表現が、このアイテム自体にとてもハマっている気がします。

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襟を寝かせている分には分からないディテールなんですが、個人的には襟を立てた上からスカーフを巻くスタイルで、”チラ見せ”なんてのも良いんじゃないかな?と妄想しています(笑)。

それはさて置き、どこかで見覚えがある様な…と思った方は勘が鋭いかも知れません。
実はコレ、以前にご紹介した[Union Badges]のベースになっている1着。

本体に使われている素材はもちろんですが、各箇所のディテールも全く同じ様に仕上っていて、”Made in ENGLNAD”と言う点も、個人的にはグッときてしまう部分です。

[Union Badges]
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UNION=いわゆる連合?団体?とでも表現したら良いでしょうか?
自分の所属を示したワッペンを貼り集めたドンキージャケットは、冒頭でご紹介したヴィンテージの様に、より自分自身を表現した1着として存在感を持っています。
※ちなみに、モーターサイクル系のジャケットでよく見掛けるものとも通ずる部分もあるかも知れません。
このワッペンの1つ1つも相当なクオリティです。
着ているうちに、特に腕の曲がる位置のワッペンが剥がれたりして、その部分が日焼けしていたりしてもカッコイイと思います。
完全な妄想です(笑)。

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何れにせよこのドンキージャケット、背景をしっかりと踏襲しながらも【IMPERIAL MEASURE】のアイデンティティが上手く表現されています。
自分自身の手でヴィンテージになりうるドンキージャケットじゃないかな?と思わせてくれるアイテムです。

Arch 吉田

IMPERIAL MEASURE Vol.3

2014.12.8 Monday 19:53:49| Author:admin| Categories:IMPERIAL MEASURE

今回でIMPERIAL MEASURE第3弾ということで、最後は僕山内がこのブランドに出会った経緯と、おすすめのアイテムをご紹介します。

2014年4月某日、僕は来日中のANATOMICA Parisのピエール、チャールズとANATOMICA Tokyoの欣児さんとの打ち合わせを兼ねて、東京にいました。

ANATOMICAのニット類でも一部お世話になっている英国ニットのスペシャリストである加古氏と翌シーズンのニットの打ち合わせをしていた時、加古さんから、実はスタイリストの馬場圭介氏とロンドンのヴィンテージ界で活躍しているキャシーグラハム氏と共に新しいブランドをスタートすると初めてお話を聞きました。

僕はかつてロンドンのキャシーグラハム氏が主宰する、完全アポイントメント制のヴィンテージショップ【CASSIE MERCANTILE】に行った時、そのヴィンテージに対する審美眼とセレクトセンス、空間演出の全てにおいて、その後の自分の価値観に何か異変のようなものが起こるような思いをしたことがあります。

 cassie-mercantile-873x1024

 

翌日、皆でその展示会に出向き、僕はその洋服に袖を通して、久々に興奮したことを今でも覚えています。

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左から加古さん、自分、欣児さん、ピエール、チャールズ、馬場さん。
*写真はその時の様子をBlogに掲載した加古さんの写真から拝借させて頂きました。

そして、今回のラインナップの中で個人的にもおすすめの3アイテムをご紹介します。

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【UNION BADGES】
Color NAVY
Material VISENZIO MELTON
Size 36 / 38 / 40
Price ¥120,000-+tax
MADE IN ENGLAND

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【HARRIS DESERT HACRETTT】
Color BLACK
Material WAXED HARRIS TWEED
Size 36 / 38 / 40
Price ¥100,000-+tax
MADE IN JAPAN

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【WAX HOODY】
Color OLIVE
Material WAXED COTTON
Size 36 / 38 / 40  SOLD OUT
Price ¥60,000-+tax
MADE IN JAPAN

 

商品の詳細はここではあえて割愛させて頂きましたが、僕はここに掲載した3アイテム全て購入しました。

ワックス加工されたハリスツイードなんて、着てたら手がしっとりとベトつく程です。

消費者のニーズから生み出されていく商品が多い今のマーケットの中でここまでスタイルを貫き通すブランドはそうそう無いと思います。

 

『よく、「お似合いですよ」っていうけど服なんてそんな簡単に似合わないですよ。着る側も服に向かって行かないと服が着る人に抵抗するんです』

 

この洋服達をみて、ふと以前に誰かが言っていたそんなコドバを思い出しました。

是非、実際に手に取ってご覧になってみて下さい。

 

最後に、1980年代にロンドンで部屋をシェアしていたという加古氏と馬場氏の面白い対談がありますので是非こちらも併せてご覧下さい。

main39

馬場圭介と加古光雄の「U.K.入門

IMPERIAL MEASURE Vol.2

2014.12.5 Friday 16:56:27| Author:admin| Categories:IMPERIAL MEASURE

見た事の無い形や素材・ディテールに、強烈に興味を掻き立てられる[IMPERIAL MEASURE(インペリアル・メジャー)]。

それらは決して一過性のデザインや素材ではなく、しっかりと土台のある洋服…と言うのが、僕のこのブランドに対する第一印象です。
更には、他を寄せ付けない感じが堪らなくカッコイイブランドだと思います。

【Dutch Gisher】
_DSC0949Color BLACK
Material BISENZIO FRANCIGENA
Size 36 / 38 / 40  SOLD OUT
Price ¥80,000-+tax

保温性を高めるための起毛感が特徴的なこのコートは、いわゆるダッフルコート型の1着。

一見重たく見える色(=黒)のイメージですが、そんな見た目以上に着心地は軽く、着易いものに仕上がっています。

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腕に沿って湾曲した袖付けは、実際に着た時にストレスを感じる事がありません。
これはこのコートに限らず、[IMPERIAL MEASURE]の洋服全体に見られるディテール。
こう言った部分にも、このブランドのアイデンティティーが垣間見えます。

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最下部のボタン位置を見て分かる様に、裾口にかけて深くスリットが入る為、コートで懸念される裾口の稼動域が広く、機能的です。

【KERSEY ALEWAY】
_DSC0930Color OFF WHITE
Material ABBEY KERSEY SERGE
Size 36 / 38 / 40  SOLD OUT
Price ¥50,000-+tax

レイルロードワーカー(=鉄道員)のワークウェアーがベースとなったジャケット。
前身頃に使用されている肉厚な縮絨ウールと袖(及び後ろ身頃)の素材のコンビが特徴的な1着です。

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潔いオフホワイトのカラーリングに加えて、ボタンの加工が渋い!

通好みな1着だとは思いますが、気負わずラフに羽織るくらいがバランスの良いジャケットではないでしょうか?

【WAX ALEWAY】
_DSC0995Color NAVY
Material
Size 36 / 38 / 40  SOLD OUT
Price ¥50,000-+tax

こちらは先日のブログで宅見が紹介したコートと同素材によるもの。
前身頃の部分は、オイルドメルトンの素材が用いられています。

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着丈の短いこの様なジャケットは、微妙に用途が違えど、ドイツ・フランスなども含めヨーロッパに多く見られる形です。

ANATOMICAの影響もあって、よく『ドールマンっぽいですね。』と言われるのですが、正確には違います(笑)。
ただ、それぞれニュアンスを汲み取って着る事で、洋服を楽しむ醍醐味が備わっていると思います。

前者(オフホワイト)のインナーには、ラフにスウェットとスカーフでコーディネート。
後者(ネイビー)ではタイドアップと、幅広いコーディネートを楽しむ事が出来るのでは?

Arch 吉田

IMPERIAL MEASURE

2014.12.3 Wednesday 23:25:39| Author:admin| Categories:IMPERIAL MEASURE

昨日ご紹介した[IMPERIAL MEASURE]。
スタッフ各々の観点でご紹介致します。

トップバッターは、僕宅見からです。

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コレクションの中でも際立って目についたのが、ワックス加工を施したアイテム。
中でも、あのハリスツイードにワックス加工を施したドンキージャケットは、このブランドらしさを感じるアイテムだと思います。

【HARRIS BEE WAX DONKEY】
_DSC0923Color  BLACK
Material HARRIS TWEED
Size 36 / 38 / 40  SOLD OUT
Price ¥80,000-+tax

一般的なイメージにある”ハリスツイード”とは異なる”黒”、そして何よりも少し触れただけで分かるオイルド感は、中々目にする事が無いと思います。
最初は多少着づらい印象なのですが、袖を通した時に初めて、ストレスなく着れる事を感じます。

生地・素材のイメージを裏切る事無く備わったブリティッシュワーク特有のパターン(特に袖のパターン)が、そうさせている事には間違いないはずです。

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オイルが抜けて行くと同時に、身体に馴染んでゆく…着用を重ねる事で生まれる経年変化は間違い無く楽しみなジャケットです。
素材のインパクトに目が行きがちですが、労働者階級の象徴的なウェアーであるドンキージャケットと言う点も、このブランドの背景を語る上では欠かせない部分だと思います。

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同様に、ワックス加工を施したメルトン素材によるワークコートも中々のインパクトです。

【WAX STOAT】
_DSC0941Color  BLACK
Material BISENZIO MELTON
Size 36 / 38 / 40  SOLD OUT
Price ¥100,000-+tax

よりウエイトのあるメルトン素材だけに、”オイルドメルトン”となると、手に持った時の重量はそこそこのものがあります。

ただ不思議と着用してみると気にならないのは、やはりパターンメイキングの良さからくるのではないでしょうか。

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襟裏のダイヤモンドステッチは、正確にはラウンド型。
その襟本体や袖口の処理を見ると、この素材がいかに頑丈な物か見て取れます。

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正直なところ、なんとも土臭く一見取っ付きにくい両アイテムですが、覚悟を持って『着てみたい!』と思わせるアイテムです。

ARCH 宅見

“Unity is Strength all men are brothers” by BGM

2014.12.2 Tuesday 14:57:44| Author:admin| Categories:IMPERIAL MEASURE,News!!

今季より新たにArchのラインナップに加わった[IMPERIAL MEASURE(インペリアル・メジャー)]。

先月の入荷後、このブログでチラ見せしていた事もあって、気にされていた方もいらっしゃると思います。
当然の事ながら聞き馴染みのないブランドだとは思いますが、それもそのはず、今季よりスタートした新しいブランドです。

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“Unity is Strength all men are brother”
団結は力なり、俺たちみんなで立ち上がろう!

1900年代以降英国労働者階級から沸き起こったムーブメントに敬意を表して!

それまで資本家からコントロールされていた労働者たちが労働組合を作り、ストライキなどの行使をすることでそれまでの劣悪な労働条件から解放されていった。
それらは世界に広がり、いまではごくあたりまえなことですが、すべては英国の労働者階級から始まっています。そんな彼らか着ていたであろう作業着、ユニオンのマーク、ピンバッジなどをモチーフにコレクションは作られています。

 スタイリスト 馬場氏 B
ロンドンのスタイリスト Graham Cassie氏 G
そして私 加古光雄  M
の3人で作ったDESIGN UNIT B G Mによりすべて制作されています。

((ブランドテキストより抜粋))

ブリティッシュヴィンテージに精通した3人よるコレクションは、他を寄せ付けない雰囲気と実際に袖を通してみた時の感覚に、より一層興味が駆り立てられます。
また、春夏のコレクションが無い年1回ペースのリリースと言う潔さも、ある意味このブランドを体現していると思います。

既に店頭では、完売している商品・サイズもあるのですが、明日よりスタッフのリレー形式で商品ラインナップをご紹介致します。
是非お楽しみに。

Arch 吉田