Blog from ArchStyle » MOJITO|archstyle|Arch アーチ

10年選手の条件 一生モノのアウター / George’s Coat by MOJITO

2019.11.16 Saturday 19:08:30| Author:admin| Categories:MOJITO

先日も紹介させて頂いた、MOJITO×ARCH “Geroge’s Coat”

今月号の雑誌BEGINにて、MOJITO山下氏がその別注の経緯や背景について語って頂いております。
今回は、改めてこのGeorge’s Coatについて徹底解剖していこうと思います。

先ずは、MOJITO山下氏の別注品に対する思いをBEGINから抜粋しました。

スクリーンショット 2019-11-16 16.44.42

『これを作ろうと思った発端は、アーチのオーナー山内さんから「札幌の冬に耐えうるヘビーなメルトンアウターを」とのお題を受けたからです。

その期待に応えるべく、通称キロメルトンと呼ばれる、生地巾×1mあたりの重さが約1000gの超肉厚な生地を使いました。

ウールの名門である英・ムーン社のヘリテージコレクションから見つけた純粋にもの凄い生地なのですが、問題は売値が通常のショージズコートの3倍近くになってしまうことでした。
生地値はもちろんですが、縫製が非常にヘビーな作業となるからです(実際、作業中にミシンが一台壊れてしまったそうです)。

そもそもショージズコートのデザインの元ネタは、アーチが古着として仕入れていたヴィンテージのコートなんです。
それを入手されたアーチの顧客の方が僕にプレゼントしてくださり生まれました。

アーチは芯の通ったショップで、寒い場所にあるのにダウンアウターを扱いません。
だからその姿勢にたがわぬアウターにすべく、売値には目をつぶり、究極の一着を追求することにしました。

裏地は伊のオルメテックスという綿ギャバ生地です。
これも通常はアウターになる生地で、袖の返しの部分や、エルボーパッチなど擦れる部分の耐久性を高めています。

今まで作ってきた服のなかではダントツの一番、間違いなく10年は余裕の一生モノです。

もっとも、作れるのも今回限りかもしれませんけど(笑)。』

MOJITO 山下氏 BEGIN より抜粋

IMG_1553

IMG_1550

山下氏の話にもあるように、今回使用した生地は、”キロメルトン”と呼ばれる超極厚な生地です。
重厚でありながらも、どこか気品さも感じる素材感は、英・MOON社の素材ならでは。

今回使用した”HERITAGE COLLECTION”の生地は、殆ど日本には流通していない特別な生地です。
MOJITO山下氏が、手を尽くして生地の調達から、古いタグまで用意して頂きました。

それも全ては、究極の一着を作る為です。

L1008600

完成した一着は、僕らの想像を遥か上をいったモノに仕上がりました。

元々、Geroge’s Coatの仕様は、全てワントーンの生地になっています。

ですが、今回使用した”キロメルトン”の生地が厚すぎて、縫製上重なる部分が縫う事が不可能。
ポケット部分がまさにそうです。

そこで山下氏が、メルトンではなく裏地に使うオルテメックスを採用することに。

それに合わせて、袖部分にも同生地を、そしてエルボーパッチを施す仕様に仕上げました。
10年以上使う事を考えた機能的な仕様なのは勿論のこと、

イギリスのドンキーコートを彷彿とさせる仕上がりになり、よりブリティッシュな空気を纏っています。

IMG_8604

IMG_8625

IMG_8618 2

IMG_8623

IMG_8606

イタリアのオルテメックスの生地は本来コートに使うギャバジン生地。
それを裏地に使うというだけで贅沢に感じます。

耐久性に優れた仕様であり、キロメルトンにも負けない組み合わせになりました。

L1008618

L1008614

L1008611

L1000789

L1000798

現代の進化した素材を使えば、軽くて防寒できるアウターはいくらでも作る事が出来ます。

ですが、今回目指したのは天然素材で北海道の冬にも耐えれるアウター作り。

ヴィンテージと呼ばれる、まだハイテクな素材が生まれていなかった時代に存在したメルトンのアウター。
そんな不恰好でいて無骨なアウターこそ、男が着るべき洋服なんだと思います。

10年選手…いや一生モノと呼ばれるアウターが完成しました。

このアウターがあれば、どんな過酷な環境も乗り越えられるでしょう。

L1001555
COLOR NAVY
SIZE S / M  / L / XL
PRICE ¥148,000+TAX

ARCH 宅見

MOJITO / KETCHUM COAT

2019.10.8 Tuesday 21:15:37| Author:admin| Categories:MOJITO

先日はMOJITO×Archのイベントにお越し下さいました皆様、誠に有難うございます。
ありがたいことに店頭分の別注パンツは完売いたしましたが、数本のみ受注可能でございます。

その他の商品も大変ご好評いただきまして、残り少なくなってきているアイテムもございますので、気にされていた方はぜひお早めにご覧ください。

本日はMOJITOから入荷したばかりのKETCHUM COATをご紹介したいと思います。

Unknown

MOJITOの定番的位置付けのKETCHUM COAT。
ラグランスリーブでアームホールや身幅にゆとりがあり、非常にベーシックな一着は時代に左右されることなくON,OFF着て頂けます。

L1008533
COLOR / BLACK
SIZE M / L / XL
PRICE ¥98,000+TAX

ヘミングウェイ生前最後の後ろ姿に収めた写真にインスパイアされ製作された一着。
何と言ってもこのコートの1番の特徴はこのバックディテールにあります。

L1008531

L1008901

アンブレラヨークにインパーテッドプリーツ、機能的でありエレガントなシルエット。
深めに設計されたインパーテッドプリーツはしゃがんだ時や腕の可動域を広げてくれ、背中が張ることもありません。

“男は背中で語る”なんていうと古風かもしれませんが、まさにこのKETCHUM COATはその言葉が当てはまる一着です。

L1008907

また襟裏はオートミールの色合いで、襟を立てた時の存在感が際立ちます。
細やかな部分ですがこういった気の利いたディテールや色使いが毎年選ばれる理由ではないでしょうか。

IMG_8866

L1008879

そして袖のアジャスターの裏部分も、襟裏部分の生地と同素材を使用しております。
寒さが一層厳しくなった時にこういった袖を絞れる作りは非常に嬉しい点です。

IMG_8862

IMG_8864

IMG_8868

今回はブラックベースに白のチェックが目を引く色の組み合わせ。
色合いが重たくなりがちなこれからの時期に変化を与えてくれる一着ではないでしょうか。

前回大変ご好評頂いたHARRIS TWEEDのブラックとはがらっと違った表情を見せてくれます。
今回もHARRIS TWEEDを使用しており、着た時に感じる柔らかな質感はとても着やすくついつい手に取ってしまうほどです。

L1008895

L1008910

L1008875
CAP / HANNA HATS
JACKET / ARCH SAPPORO
PANTS  / MOJITO

クラシックにまとめても、カジュアルに着ても様になる、MOJITOらしい絶妙な塩梅の1着です。

10月に入り、日に日に肌寒さを感じすっかりと秋模様になってきました。
ジャケットはもちろん、セーターや羽織ものをタンスからひっぱり出した方も少なくはないのではないでしょうか。

入荷が続き、店内はセーターやコートなど秋冬物が充実したラインナップになっております。

是非袖を通してみてください。

ARCH 上田

MOJITO×Arch SPECIL EVENT!!

2019.10.3 Thursday 20:55:36| Author:admin| Categories:MOJITO

いよいよ明日に迫りましたMOJITO×Archのイベント。
先日2夜にわたり紹介してきたExclusiveなアイテムは遂に明日からお披露目となります。

先程デレクションを務める山下氏も来札し準備が整いました。

明日からのイベントでは別注ももちろんですが、MOJITOのアイテムも数多く並びます。
普段店頭では並んでいないアイテムも多数MOJITOから届いておりますので本日は一部ご紹介させて頂きます。

L1008600

L1008607

L1008588

L1008548

IMG_4110

IMG_4104

L1004001

L1004123

IMG_8420

L1004688

L1008706

L1008707

L1008708

以前のブログでもお話ししましたが、

アメリカの文豪ヘミングウェイの生き様や作品などにインスパイアをうけるMOJITO。
ヨーロッパの古い洋服や文化を大切にしているArch。

二者の大事にしている部分が絶妙にバランスよく落とし込まれた今回のアイテムはまさにExclusiveです。

アメリカ×イギリス。
ガシガシと日常的に使えながらもどこか品良く映るアイテム。
余計なものを削ぎ落とした、男の為の洋服として生まれたと僕は感じます。

写真や字面だけでは伝わらない魅力があります。
是非見て触れて、素材感やディテールを存分に感じてください。

fb

【 MOJITO×ARCH SPECIAL EVENT 】
2019 10/4(FRI) ,  10/5(SAT) , 10/6(SUN) 
IN ARCH SAPPORO

ARCH 上田

MOJITO×ARCH “George’s Coat” by Hunting Pink

2019.10.2 Wednesday 20:49:58| Author:admin| Categories:MOJITO

本日は、MOJITO×ARCH “George’s Coat”を紹介します。

IMG_1552

PEA COATやDUFFLE COAT然り、真冬の定番アウターは天然素材がやはり身も心も温まります。

昨年もGeorge’s Coatを提案させて頂きましたが、PEA COATやDUFFLE と同じくこのGeorge’s Coatも定番と言われる普遍的なアイテムになっていくだろうと確信しました。

そして、僕らが今回どうしても提案したかったのが”ソリッドカラー”のGeorge’s Coat”です。

様々なシーンに対応出来る万能な一着を製作したい。

そこでMOJITO山下氏に提案させて頂いたのが、”イギリスのMOON社が持つ”HERITAGE COLLCTION”と呼ばれる生地スワッチでした。

一つ一つの生地に、昔の生地用途が記されているそのコレクションスワッチは、イギリスの伝統が記されているようにも感じました。

IMG_8604

MOJITO山下氏と念密な打ち合わせの末に決まった生地が、”HUNTING PINK”と呼ばれる肉厚なメルトン生地。

冒頭の写真に付く生地のタグを見ると、乗馬をしているシーンが描かれています。
名前の通り、ハンティングをする際などに使われていたジャケットやコートが背景にあると推測できます。

先日のブログても語られていたように、縫製が困難な程肉厚な生地だった為、職人さんからもう縫いたくないと言われた逸品です。

まさに僕らが望んでいた肉厚なメルトン生地。

これをMOJITO “George’s Coat”に落とし込んだら…

半年前の生地選びの段階から既に楽しみで仕方ありませんでした。

L1008618

L1008614

L1008611

山下氏の提案で、通常のGeorge’s Coatに、イギリスのドンキーコートの要素がプラスされ、さらにクラシックな佇まいに変貌しました。

エルボーパッチが追加され、裏地等にはイタリアの老舗メーカー・”Olmetex”の生地を採用しています。
フード裏、ポケット、袖、前立て、様々な箇所にこのOlmetexを施しました。

通常、コート等に使われる事が多い素材なので、裏地に使うのは本当に贅沢です。

胸ポケットの重なる部分の縫製箇所は、メルトン同士だと生地が厚すぎて縫製できないので、ここの箇所もOlmetexの生地にしています。

IMG_8615

IMG_8588

IMG_8592

IMG_8606

IMG_8613

ダークネイビーのメルトン生地と、ブルーのOlmetexのコントラストがまた、ROYAL NAVY等のミリタリーの配色をも匂わす…そして気品さも感じます。

アメリカのブッシュジャケットがベースにある”George’s Coat”が、色味と少しのディテールの追加、そしてメルトン生地に成る事で、

イギリス物のワークコートを彷彿とさせます。

IMG_8627

IMG_8624

IMG_8623

ダブルジッパーの仕様は、車を乗る際などにとても役に立つ仕様です。
細部のディテールにも拘りを感じ、こういった部分にこそ全てが凝縮されているように感じます。

L1008607

L1008606
 JACKET ANATOMICA
TROUSERS MOJITO×ARCH GULF STREAM PANT

L1008640
 SWEAT BONCOURA
BOTTOMS ANATOMICA

L1008600
COLOR NAVY
SIZE S / M / L / XL
PRICE ¥148,000+TAX

シンプルな作りながらも随所に感じるイギリスとアメリカの匂い。

細部のディテールに込められた、山下氏の計算されたアイディンティティ。

僕らが理想としていたモノの想像を遥か上をいく逸品に仕上がっています。

妥協のない究極の一品を製作する。

それこそが真の意味での別注製作なのかもしれないと、このGEORGE’S COATを着用してみて感じました。

言葉では表現できない魅力がこのコートにはあります。

後は10月4日から開催します【MOJITO×ARCH SPECIAL EVENT】にてお話しさせてください。

ARCH 宅見

MOJITO×ARCH GULF STREAM PANTS by MOON “THORNPROOF”

2019.10.1 Tuesday 20:00:48| Author:admin| Categories:MOJITO

先日、MOJITO山下氏との対談にて別注秘話を語って頂きましたが、本日は別注アイテムの一つ”GULF STREAM PANTS”を紹介します。

capa_Hemingway_016-

MOJITOがオマージュするアーネストミラー・ヘミングウェイ。

冒頭の写真が語っているように、”ハンティングスポーツ”は彼を象徴するモノの一つです。

当時のAbercrombie&fitchやLL BEANの顧客だったヘミングウェイ。
それらを身に纏ってハンティングや釣りを楽しんでいたのでしょう。

そして、イギリスでもハンティングスポーツは、古くから親しまれていました。
イギリスの文化の一つである”カントリージェントルマンスタイル”

ウィンザー公もハンティングスポーツの愛好家であり、イギリスでは身を守る為にツイードジャケット等のタフな素材が求められていました。

古き良きイギリスのスタイルは、今もなおすたれることなのないものだと思います。

アメリカとイギリス。

同じハンティングスポーツでも、身に纏っているものが異なりスタイルに違いがあるのも興味深いところだと思います。

190524_1_1

MOJITOとARCHで共同製作する上で最初に始めたのが生地の選定。

フォーカスしたのは、英国の老舗生地メーカー”MOON社”のファブリックです。

日本ではあまり流通していない素材のコレクションの中から、”THORNPROOF”と呼ばれるものを選びました。

その素材は、古くからハンティングスポーツの際のジャケットやパンツに使われていた素材です。

”THORN”=薮

その生地は、薮の中に入っても破けない強度を誇ることからそう呼ばれています。

MOJITOを語る上で欠かせないアイコン・ヘミングウェイ。

彼を象徴するハンティングとリンクするイギリスの生地”THORNPROOF”

ヘミングウェイが、もしイギリスでハンティングをしていたら、恐らく”THORNPROOF”の生地でジャケット等を仕立てていたんじゃないか….

そんな妄想を経て、僕らARCHとして製作したのが今回の”GULF STREAM PANTS”です。

IMG_1568

IMG_8577

IMG_8584

ウール100%による生地を高密度に織り込む事で、高い強度と多少の撥水性を誇る生地に仕上がっています。

杢グレーの様な独特の生地感、ウールとは思えない滑らかさがある生地は、着用するとチクチクする事もないです。

L1008542

COLOR CHARCOAL
SIZE S / M / L / XL
PRICE ¥49,000+TAX

L1008543

L1008545

L1008546

MOJITOの絶対的なTROUSERSである”GULF STREAM PANTS”

ゆったりとした腰回りのフィッティングに対して、裾にかけて綺麗にテーパードしているので、トラウザーズの様な感覚で履ける一本です。

“THORNPROOF”の生地と組み合わさる事で、より綺麗に仕上がったと思います。

通常のGULF STREAM PANTSは、ジャストレングスで設計されていますが、今回はワンクッション入るくらいの長さに変更しています。

このレングスの長さ一つとっても、MOJITO山下氏と念密な打ち合わせの末に決定していきました。

IMG_8580

IMG_8581

IMG_8586

2タックの仕様がクラシックであり、少し下がった位置に配置されたベルトループの仕様が特徴的です。

ミリタリーのチノパンの様な楽なフィッティングでありながら、シルエットはトラウザーズの様に上品である。
履き心地の良さに病み付きになる方が多いモデルです。

L1008565

L1008570

L1008564

L1008548

”THORNPROOF”という生地の最大の魅力は、タフで耐久性に優れているという点だと思います。
冒頭でお話ししたハンティングの背景が裏付けるように、履いていった際に膝が出る事もなく、形を崩す事なく愛用できます。

上質な素材だと扱いづらい点も否めませんが、この素材ならばそういった事を気にせずに、気軽に履ける一本となるはずです。

そして、オン・オフどちらの場面でも履ける点も魅力の一つですね。

正直、今回別注したアイテムは過去1番の出来なのではないかと思っています。

MOJITO山下氏にも太鼓判を推して頂いた渾身の一本に仕上がりました。

今週末からのMOJITO×ARCH SPECIAL EVENTにて発売開始です。

是非、楽しみにしていてください。

ARCH 宅見

fb

 

【 MOJITO×ARCH SPECIAL EVENT 】
2019 10/4(FRI) ,  10/5(SAT) , 10/6(SUN) 
IN ARCH SAPPORO

MOJITO×Arch Exclusive Item 対談

2019.09.30 Monday 21:24:24| Author:admin| Categories:MOJITO

“MOJITO”

かの文豪『アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ』のライフスタイルや作品などをデザインソースに、デザイナー山下氏によって読み解かれ、生み出される洋服はArchに欠かせないブランドの一つです。

これまでに生み出されてきた”MOJITO×Arch”共同製作別注の数々は常に僕たち自身も驚かされ、名品と呼ぶに値するアイテムばかりです。

アメリカの文豪ヘミングウェイの生き様や作品などにインスパイアをうけるMOJITO。
ヨーロッパの古い洋服や文化を大切にしているArch。

二者の大事にしている部分が絶妙にバランスよく落とし込まれた今回のアイテムはまさにExclusiveと謳うにふさわしいと感じます。

DSC3616-400x264

本日はMOJITOデザイナー山下氏と対談をした別注の誕生秘話などをお話ししたいと思います。

上田 /
山下さん、本日はよろしくお願い致します。
まず、今回の別注で製作して頂いた2型のアイテムの生地ですが、英国・MOON社の生地ですよね。

MOON社と聞いただけでもグッとくるポイントですが、山下さんがお持ちになっている生地スワッチは日本ではお目にかかれないものだと思いますが、、、
どういった経緯で入手されたんですか?

IMG_1550

山下氏 /
この生地スワッチは(19AWの別注製作を話し合う際の)初回のミーティング時に山内さんより、
「2019AWのArch ExclusiveモデルはMOON社のHERITAGE COLLECTIONの中から素材を選定したい。」
と依頼を受け、今回の企画がスタートし入手しました。

今まではアイテムのリクエストを受け、その次に僕が想い描くArch , MOJITOのイメージに沿った素材を収集し提案していたので今回は真逆の形ですね。

上田 /
生地スワッチ自体を手に入れるのにも一苦労しそうですが、、、
そのリクエストに応えられるのも山下さんが長年築いてきた洋服に対する実直な姿勢があってこそですね。

今回の別注アイテムはコートとパンツですがまずはコートからお聞きしたいと思います。
最初に目を惹くのがこのネイビーのメルトン生地ですが、山内との話でこの素材を使用して製作することになったのはどういった経緯だったのでしょうか?
また、どういう風に料理しようと思いましたか?

IMG_1554

山下氏 /
ネイビーの色というよりも”肉厚で重厚なメルトン”という素材感が先でしたね。
素材の選別で今回使用しているメルトン-HUNTING PINK-が残り、この素材の展開色である5色の中から満場一致でネイビーに決まりました。

素材決定とほぼ同時にベースになるアイテムも決まったので、今回使う素材の原産地である英国のアーカイブをベースに、MOJITOらしく料理しようと考えました。

IMG_1548

上田 /
重厚感のあるメルトン生地は北海道の真冬でも耐えうる事が出来、徐々に変化していく様はお客様の中でも虜になっている方が多いようにも感じます。

今回のコートの型はMOJITOの代名詞の一つでもあるGEORGE’S COATですが、前回の別注で記憶にも新しいお客様もいらっしゃると思います。
今までエルボーパッチはついていなかったですが、今回エルボーパッチをつけることになったのには理由があるのでしょうか?

山下氏 /
これは先ほどお話しした英国らしいアーカイブを表現したディテールの一つなんです。
僕なりに時間をかけ、ねりにねった結果、通称ドンキーコートに辿り着き、そのオマージュとして同系色異素材でエルボーパッチのディテールを加えてみたんです。
ただの同色異素材では面白くないので、実はコートに用いられる生地の代表格でもあるOlmetexを使用しています。

上田 /
ツイードのジャケットをはじめエルボーパッチは英国のイメージがありますね。
しかもエルボーパッチにOlmetexを使用しているとは、、、
かなり贅沢な仕様ですね。笑

いつもですが今回もかなり細部にまで拘られていると思いますが、この肉厚なメルトン生地、縫製が大変だったとお聞きしましたが、どの部分が苦労しましたか?

山下氏 /
そうなんですよ。後にも先にも難易度は過去最高でした。
とは言え、僕が縫うわけではないので、苦労かというとちょっと違いますが、超高密度で縫えない箇所が随所に盛り込まれたアイテムなので、GEORGE’S COATがもつディテールを継承しつつ、縫製仕様の変更を繰り返しました。

職人さん曰く、二度と縫いたくはない逸品だそうです(笑)

上田 /
生地を変えると縫製の仕様も変わってしまうものなんですね、、、。
当店でも取り扱っている、直立するぐらい堅さのあるジャケットを思い浮かべてしまいました。笑

二度と縫いたくないと思ってしまうぐらいの逸品、これからの時期に期待大ですね。

そしてもう一つの別注であるソーンプルーフを用いたGULF STREAM PANTSですが、まさにハンティングを愛したヘミングウェイにぴったっとイメージが当てはまる1着です。

山下さんならArchのフィルターを通してどういう風に着こなしますか?

IMG_1568

山下氏 /
ソーンプルーフという素材は、荒野を歩く際に服地で植物のトゲなどから身を守ることを目的とし開発された素材なので、水陸両用のヘミングウェイでいうところの”陸”にあたる素材です。

アーチのフィルターを通して・・。と訊かれると、素材の特徴に固執しすぎて全身ハンティング感満載の着こなしは、アーチが目指す方向ではないだろうし、MOJITOでも避けて通りたい・・・。

いま、パッと3通りの着こなしが下りてきました(笑)
ひとつ目は、US NAVY POPLIN SHIRTを合わせる着こなしです。
残りふたつは会期中に店頭にてお伝え致しますね(笑)

上田 /
POPLIN SHIRTですか、ネクタイやジャケットを羽織って小綺麗に見せたくなりますが、、
残りの二つも気になります!

今ここで聞きたいところですが、グッと我慢して当日までのお楽しみに取っておきます。笑
それまでに自分なりに解釈して着こなしをしてみたいと思います!

最後の質問になります。
イギリスのハンティング生地+MOJITO=Arch この計算式は山下さんにとってどういった解釈とイメージがありますか?

山下氏 /
「イギリスのハンティング生地+MOJITO=Arch」の字面だけみると『ごく普通』なイメージです。

その理由として、ARCHという器には沢山のイギリスものが盛り付けられてきました。
この先もARCHの店頭からイギリスものが、無くなることはきっとないでしょう。

そしてMOJITOの冠であるヘミングウェイは、僕にとってハンターの代名詞のような存在であり
ヘミングウェイがツイードのスポーツコートを着用していた写真が数多く残されています。

ここで重要なポイントは、すごく普通に感じる計算式を踏まえたうえで、見たことや着たことがない、普通ではない服を創造することが、ARCH+MOJITOの使命だと思いますし、僕らが自信を持ってお披露目することができるアイテムだということです。

上田 /
ヘミングウェイがライフスタイルの一環としてごく自然にハンティングやフィッシングを嗜んでいたものをベースに作り上げられるMOJITOの洋服はギアとしても使用でき、これから育っていくのがとても楽しみでもあります。

もしヘミングウェイが今いたとしたら今回の別注アイテムを愛用し、道具として、ファッションとしてどうやって着ていたのかな、と想像が膨らむばかりです。

山下さん本日はありがとうございました。

山下氏 /
こちらこそありがとうございました。

イベント期間中は字面では表現できないアイテムと一緒に
皆さまのご来店をお待ちしております。

SALUTE LIFE!

 

今回の対談で改めて山下さんの洋服に対する、ヘミングウェイに対する愛を感じました。
まだまだこのブログではお伝えできないことがございますので、ぜひその目で触れ、空気感を感じてください。

別注のアイテムは後日ブログにてご紹介いたしますので是非お楽しみにしていてください。

fb

【 MOJITO×ARCH SPECIAL EVENT 】
2019 10/4(FRI) ,  10/5(SAT) , 10/6(SUN) 
IN ARCH SAPPORO

ワクワク高揚させる事が出来るイベントになると思います!

期間中は、MOJITOのディレクションを務めます山下氏も来札されます。
着こなしや、洋服について直接お話を聞ける貴重な期間となっております。

是非、この機会にご来店くださいませ。

ARCH 上田

MOJITO / BIG GAME TOUR JACKET

2019.09.27 Friday 21:54:20| Author:admin| Categories:MOJITO

EH 7018P

アーネストミラー・ヘミングウェイと言えば、ハンティングや釣りをしている姿が非常に興味深く映ります。

ノーベル賞作家である彼の趣味は、大変多かったようです。
中でも、冒頭の写真のライオンを仕留めた一枚は有名ではないでしょうか。

この写真の印象が非常に強く、ヘミングウェイ=ハンティングのイメージがあります。

アーネストミラー・ヘミングウェイをオマージュするMOJITO。

今回新型で誕生した”BIG GAME TOUR JACKET”は、彼のライフスタイルが色濃く反映されたモノに仕上がっています。

IMG_8428

1940年代頃、アメリカで流通していたハンティングジャケットを、MOJITO流にモディファイドした一着。

半年前の展示会時に、一目惚れしてオーダーしたこのジャケットは、無骨さと絶妙なシルエットが魅力的です。

IMG_8424

IMG_8408

IMG_8412

IMG_8407

素材には、英・BRITISH MILLERAIN社のものを使用しています。

ワックスコットンで知られるイギリスの老舗メーカーですが、今回使用されているのは”フェイクワックス”の生地。

生地感と見た目は、ワックスコーティングされた生地と変わらないですが、実際に触ってみるとベタベタしない生地になっています。
特殊なコーティングが施された生地は、ワックス生地同様に撥水性と防風性も兼ね備えています。

IMG_8420
COLOR OLIVE
SIZE S / M / L / XL
PRICE ¥59,000+TAX

L1008449

L1008447

襟と袖裏にコーデュロイが施されたディテールは、ハンティングの匂いが漂います。

長過ぎず短すぎない、絶妙な着丈と程よくゆったりとした身幅のアンパランスさこそ、MOJITO流のサイズスペック。

ミリタリー物にも存在しそうなこのバランス(極端に言うとLARGE-SHORTみたいな)も、着てみるとバランスがとても良いです。

L1008442
CAP HANNA HATS
STOLE OLDMAN’S TAILOR
TROUSERS ANATOMICA

 直球のオリーブカラーは、トラウザーズにも相性抜群です。
色味とディテールだけを見ると非常に無骨なアイテムですが、絶妙なバランスのサイズ感が、野暮ったさを感じさせません。

カラーは、オリーブとブラックの2色展開になります。

L1008399
 COLOR BLACK
SIZE S/ M / L / XL
PRICE ¥59,000+TAX

IMG_8431

IMG_8438

アメリカらしいハンティングジャケットも、ブラックになる事で上品な印象を与えてくれます。

イギリスのオイルドジャケットにも似た空気感を持つこのジャケットは、無骨さの中に他にはない遊び心を感じます。

それはやはりシルエットでしょうか。

アームホールの太さと身幅のゆとり、これで着丈が長いと野暮ったいですが、絶妙な着丈のバランスが不思議と塩梅の良いシルエットを生み出しています。

L1004549

L1008461

L1008457

ボタンを上まで閉めて着用しても良いですし、パーカーなどを挟んでラフに着ても良いと思います。

この時期のライトアウターとして間違いなく重宝するでしょう。

今季、僕らが自信を持ってオススメ出来る一着です。

そして…..

いよいよこの季節がやってきました。

fb
 【 MOJITO×ARCH SPECIAL EVENT 】
2019 10/4(FRI) ,  10/5(SAT) , 10/6(SUN) 
IN ARCH SAPPORO

毎年恒例となっているMOJITOによるスペシャルイベント。

今回は、イギリスの伝統的なファブリックにフォーカスして、スペシャルアイテムを製作しました。

僕らスタッフが一番興奮していると思います苦笑

是非、楽しみにしていてください。

ARCH 宅見

MOJITO ABSHINTH SHIRT 2019AW

2019.09.2 Monday 20:20:22| Author:admin| Categories:MOJITO

“悪魔のお酒”

昔、”アブサン”と呼ばれるお酒がアメリカやフランスで流行していたそうです。
作家や文化人達がこぞって愛飲し、その味に酔いしれ多くの人を虜にした”アブサン”、そんなことから”悪魔のお酒”と呼ばれていたとか….

MOJITOがオマージュするアメリカの文豪、アーネストミラー・ヘミングウェイ。
彼もその悪魔のお酒”アブサン”の虜になっていた一人です。

本物のアブサンのように『袖を通した人を虜にする気心地』のシャツを作りたい。

MOJITOディレクター山下氏のこの想いから生まれたのが、MOJITOの顔とも呼ばれる”ABSHINTH SHIRT”なのです。

1023ec867fd8c9cf25b40f8fc7b86eb4-385x400

アーネストミラー・ヘミングウェイを象徴するシャツである”オープンカラー”シャツ。

所謂、開襟シャツはアメリカらしい”自由な開放的なイメージ”がある一枚です。

毎シーズン、素材を変えてリリースされる絶対的な定番アイテムは、僕達も毎回入荷を楽しみにしています。

入荷する度に買っているような….苦笑

今回も魅力的な素材で仕上がっています。

L1004001

コットン素材からウール素材と、秋冬重たい洋服のインナーに忍ばせたいものばかりです。

L1004099
COLOR GREY/YELL
MATERITAL WOOL/LINEN/COTTTON
SIZE S / M / L
PRICE ¥28,000+TAX

L1004100

イギリスらしいグレンチェックに、イエローの配色が目を引く一枚。

無骨な男らしい開襟シャツに、上品な柄がのることで、絶妙な塩梅に仕上がっています。

L1004127

ウール・リネン・コットンによる混合素材は、肌触りが非常に良いです。
シンプルに一枚でさらっと着ても◎

L1004093
COLOR BROWN CHECK
MATERIAL COTTON100%
SIZE S / M / L / XL
PRICE ¥26,000+TAX

IMG_4104

程よい肉感の素材感と硫化染めによるチェックの柄が魅力的です。

コットン100%なので、今時期でも軽い羽織として活躍してくれそうです。

L1004116

L1004112

個人的には、ダークトーンの合わせに挟んで着用したいです。

L1004095
COLOR BROWN
SIZE S / M / L
PRICE ¥26,000+TAX

IMG_4110

肉厚なコットンツイルの生地がらしい一枚。
アメリカンカジュアルを彷彿とさせながらも、どこか上品な印象もある色合いです。

L1004123

ボタンを開けて、ジャケットのように着用してもアリだと思います。
寒くなってきたらインナーにハイネックを合わせる。

様々な着こなしを可能にする”ABSHINTH SHIRT”は、着こなしの幅を広げてくれます。

L1004097
 COLOR BLACK
MATERIAL WOOL/NYLON
SIZE S / M /L
PRICE ¥29,000+TAX

IMG_4103

最後は、ふっくらとしたウール生地が心地良いウールシャツ。

シックなブラックは、一枚で着用してもサマになります。

L1004120

男臭さ、哀愁、色気、言葉ではいい表せないモノがこの一枚に詰まっているような…

MOJITOディレクター山下氏の開襟シャツの着こなしを見ているといつもそう感じます。

このシャツに袖を通せば、自分が理想とする男に近づけるような…まだまだ先は長そうですが…

先ずは、どの柄にするか選んからにしようかな。苦笑

ARCH 宅見