Blog from ArchStyle » Rocky Mountain Featherbed|archstyle|Arch アーチ

Rocky Mountain Featherbed x KENNETH FIELD Expressly for Arch

2020.10.25 Sunday 22:07:43| Author:admin| Categories:KENNETH FIELD,Rocky Mountain Featherbed

DSC06023

前編後編と2回に分けてKENNETH FIELDデザイナー草野氏による誕生秘話をご紹介した【Rocky Mountain Featherbed x KENETH FIELD Expressly for Arch】のマウンテンパーカ。

本日は商品詳細とスタイリングをご紹介したいと思います。

IMG_6170 (2)

表地の素材は「Rocky Mountain Featherbed」を現代に復刻させた35SUMMERS代表の寺本氏が所有する、アメリカ軍のM-65に使用されていたであろうコットン×ナイロン高密度クロスのデッドストック。

ナイロンの速乾性と耐久性、綿の難燃性と吸湿性を兼ね備えたミリタリーらしい機能性と、現代のハイテク素材にはない豊かな風合いを合わせ持つ希少な生地を贅沢に使用しています。

DSC06024

Rocky Mountain Featherbedのアイコンとなっている一枚裁ちのレザーウエスタンヨークは、オリーブカラーに染めたカウレザーを採用。

とても渋い色合いはボディ生地のミリタリーオリーブグリーンと絶妙な相性を魅せています。

DSC06028

DSC06026

摩耗しやすい肩部分の耐久性を高めるレザーヨークに、防寒性に優れたスタンドカラー、胸の逆ハの字ジップポケット、ハンドウォーマー付きフラップポケット。

カウボーイたちの道具として生まれた機能美あふれるデザインはいつの時代も色褪せることはありません。

DSC06021

裏地にはKENNETH FIELDのスポーツコートに使用されている、ブランドアイコンのリーフ柄入りキュプラ素材を採用。

表地、裏地ともにこのコラボレーションでしか実現できなかったスペシャルな組み合わせとなっています。

DSC06030

DSC06043

襟裏には撥水性のあるナイロンタフタを使用した収納可能な簡易フードを搭載。

どこかM-65フィールドジャケットを彷彿とさせる仕様に男心くすぐられます。

DSC06052

ウエスト内側にはドローコードが付属。

「GLOBE」のポスターでRocky Mountain Featherbedのマウンパを着こなすピエール・フルニエ氏のように、ぎゅっと絞ってエレガントに着こなすのも良いですね。

DSC06017
182cm 75kg / サイズ42(L)着用

DSC06020
Jacket & Trouser / Kenneth Field(Fox Flannel)
Shirt / Individualized Shirt × Arch

DSC06038

DSC06034
Jacket & Trouser / Kenneth Field(Fox Tweed)
Knit / The Inoue Brothers

 『Fox FlannelやFox Tweedに合わせて着たいマウンテンパーカ』という、この企画のテーマ通り、両素材のセットアップとは抜群の相性を誇ります。

KENNETH FIELDのスポーツコート&トラウザーを愛用されている方には、ぜひ手にして頂きたい逸品です。

DSC06050
Sweat / Sanca
Bottoms / Boncoura

勿論、ジーンズと合わせたカジュアルなスタイルにもばっちり。

ミリタリージャケットを着る感覚でコーディネートできます。

IMG_6164

Fabric / Us Military Dead Stock
Color / Olive
Size / 38(S), 40(M), 42(L), 44(XL)
Price / ¥100,000+tax

「アメリカンミリタリー」と「ウエスタンワークウェア」が見事に融合し、他には絶対に無いスペシャルなマウンテンパーカが完成しました。

ぜひ、店頭でご覧になってみて下さい。

ARCH 川上

通販をご希望の方は、下記リンクよりお願い致します。
ARCH ONLINE STORE

KF Fox Flannel に合うマウンテンパーカってなんだろう?【後編】

2020.10.24 Saturday 11:59:54| Author:admin| Categories:KENNETH FIELD,Rocky Mountain Featherbed

92e3acde20c5c884712546f380dc89eb

【前編】からの続き……

そしてこんな生地もあるぞ、とキンジさんが出してきた生地に一瞬にして心を鷲掴みにされた。それは80年代頃の US ミリタリーオリーブカラーサテン生地と、M65*あたりで使用されていたであろうオリーブカラーのコットンナイロン高密度クロス。
なんでこんな生地が出てくるのか不思議だったけど、そんな事はどうでも良い。隣にいた山内さんも一瞬にして前のめりになっていた?

これまで山内さんと作ってきた共同企画商品の中で印象的だったのは、英 Aertex*をベースにリネンを混紡した新素材を使った KFグルカだった。
グルカトラウザーのルーツは英国に有り、それをジャパニーズアメリカンなフィルターを通して作りあげたのが KF だった。
そこに再び英ミリタリーのエッセンスを入れる発想に感動した事を覚えている。

オリーブサテンと言えば、通称ベイカーパンツやフィールドシャツなど、US ミリタリーで馴染み深い素材。
Vat dyed*と呼ばれた染色方法で生地染めされたミルスペック指定のオリーブカラー(OG-107*)のなんとも言えない横スラブと独特な光沢感は着用と洗濯を繰り返すと光沢感が落ち着き、しなやかな風合いになる事は皆さんご存知の通り。

そして M65*と言えば、米軍のフィールドジャケットの代名詞。
こちらは、ベイカーパンツやフィールドシャツに使用されていたサテン生地より目が詰まって、張りもある。
生地をバラしてみると経糸が細く緯糸が太い単糸使い。勿論ミルスペック指定のオリーブカラー(OG-107*)。ナイロンの速乾性と耐久性、綿の難燃性と吸湿性を兼ね備えた生地(一部 Wikipedia より)という軍服らしい素材。

脱線しながらも手応えを感じたミーティングは無事終了。その日は提案していただいた US ミリタリーの2つの生地を持ち帰った。

京都に戻りカットしてもらった2つの US ミリタリーの生地をテーブルに並べてみた。
色も織も違う生地、組成を確認する為に糸をバラして撚りを戻したり、バラした糸をライターで燃やしてみた。

これは大学時代、古着に凝っていた頃良くやっていた組成の適当な確認方法。
化繊だと燃えかすがダマになったり、粘着する事がある事を思いだした。

生地に水滴を垂らしたくらいじゃ撥水かどうかなんて分からないけど、とりあえずやってみた。翌日確認するとまだ水滴は滲んでいなかった。

どちらの素材も捨てがたく数日悩んだ。そして最終的に選んだのは、、、
RMFB*のオリジナルスタイルに35サマーズ様所有のデッドストックUSミリタリー生地を使用したスペシャルパーカが完成。

RMFB*の特徴的なデザインであるショルダーレザーパッチにはオリーブカラーのカウレザーを使用。この色が憎いくらいに渋くてミリタリーオリーブグリーン(OG-107*)との相性も抜群に良い。
フードは撥水加工されたナイロンタフタ。
ライニングには滑りの良い KF leaf*モチーフのキュプラ素材を使用。

アメリカンミリタリーとウエスタンワークウェアの融合を見事に表現した RMFB Special Parka。
Fox Flannel 同様に、このパーカも皆さんのワードローブに加えていただけたら幸いです。
ご協力いただいた35サマーズ様ありがとうございました。

最後に、このパーカは防水じゃないところが良いと思う。笑

RMFB x KENETH FIELD
Expressly for Arch

*OG-107
1952年から89年まで採用された US ミリタリーにおけるユニフォームの指定色。 Olive Green 107 の略称。因みに US ミリタリーの指定色は1930年代に OD-3(Olive drab-3)が古く、その後 WW2 までの間に OD-7 という指定色が存在する。当時はヘリンボーンツイルの素材で作られたフィールドジャケットやトラウザーがあった。1970年代前半より採用されたポリエステルコットン素材では OG-507 という色番号が表記されている。(一部 Wikipedia より)

*M65
80年代後半頃まで納入された米軍のフィールドジャケット。M1951 型が 9oz の撥水加工されたコットン100%に対して M65 型は60年代後半には撥水加工されたコットンナイロン混紡素材に移行している。初期モデルはアルミジッパー仕様でショルダーループ(エポレット)が無い(一部 Wikipedia より)。混紡素材とは、糸の段階で異素材を撚り合わせている。

*RMFB
カウボーイロープやリュックを背負った時の肩部分の生地ダメージを軽減する為、前見頃から後見頃まで継ぎ目のない一枚革を使用したウエスタンヨーク、フロントの斜めに配置されたジッパー付き胸ポケットやハンドウォーマー付きのフラップポケット等、機能的で使い勝手の良いディテールはカウボーイステイツと呼ばれるワイオミング州で生まれた。前編で注釈したピエール フルニエ氏はきっと、そんなカウボーイの機能的な道具でありユニフォームを当時から愛していたのだと思う。そしてその精神を35サマーズのキンジさんが今に受け継いでいる。

*Vat dyed
現在はコットン100%のミリタリーウェアなど存在しないだろうから使用されているかはわからないが、当時の染色基準では、洗濯を繰り返しても退色しにくい、塩素に比較的に強い等、ミリタリースペックをクリアした染色方法だったのではないかと推測。たまにデッドストックのアメリカ製製品(青、緑、黒色の製品)に VAT DYED のタグやシールが付いていることがある。(一部 Wikipedia より)

*英 Aertex
第二次世界大戦中、イギリスの女性陸軍は制服の一部として Aertex を着用し、極東および中東のすべてのイギリスおよび連邦の陸軍は Aertex のブッシュシャツとジャケットを着用しました。これらのユニフォームは、極東ではジャングルグリーン、中東ではカーキドリルに指定されました。(Wikipedia より)

*KF Leaf
米ロサンゼルスのグラフィックデザイナー Bill Tom 氏による Kenneth Field ロゴデザインのひとつ。草野の名前からイメージして作っていただいた葉っぱマークで、大地に根ざしたブランドという想い?を勝手に受け止めている。

通販をご希望の方は、下記リンクよりお願い致します。
☆ ARCH ONLINE STORE

KF Fox Flannel に合うマウンテンパーカってなんだろう?【前編】

2020.10.23 Friday 18:22:17| Author:admin| Categories:KENNETH FIELD,Rocky Mountain Featherbed

この企画の発端は、約1年前、KENNETH FIELD デザイナー草野氏から届いた一通のメッセージでした、、、。

IMG_6167

IMG_6166

急に思い付いた事は、気持ちが冷めないうちに口から発しておく。

2019年10月。
ふと思い出したのが、あのポスターのあのマンパ*。
早速、現Arch 店長の川上さんにメッセージしてみた。
自分は正直あのマンパの正体がよく理解出来ておらず、なんとなくあのマンパの事を聞いてみた。
そして3社での共同企画を提案してみた。

そして暮れも押し迫る12月。
川上さんより、あのマンパやりませんか?とのメッセージ。

最初に思いついたのは汎用性の高いブラックボディにブラックレザーのシックなカラーコンビネーション。
素材にはベンタイルの2枚重ねなのか?60/40の2枚重ね?はたまたベンタイルの内側に60/40を使うのはどうだろう?
児島の加工屋さんで見たレーザー加工でKFリーフ柄を浮き上がらせる手法もあるなあ?ブラックベンタイルにブラックのKFリーフ、なかなか良さそうだ。。

年が明けて2月初旬。
Arch 代表の山内さん*より、
浅草橋へのお誘いのメッセージが入った。これは35サマーズのキンジさん*含めてのミーティングが実現するタイミング。

そして10日後、3社共同企画のマンパを現実のモノにする為、様々な妄想を膨らませながら浅草橋に向かった。

この企画は札幌と東京に店舗を持つArchとArch Heritage のお客様へ、『コーディネート提案できる逸品を作りたい』、そして秋冬なら『Fox Flannel やFox Tweedに合わせて着たいマウンテンパーカ』がテーマだった。

35サマーズのキンジさん*に概要を話すと、ブラックのマンパ~?
ベンタイル~?そんなのだったらさ~という感じでこんな生地もあるし、これ使ってみるか~?
次から次へと提案素材がでてくる。このナイロン素材だとあんな感じに仕上がるし、あの素材だとアレだよなあ、なんて現実と妄想を頭の中で整理しながらも、隣ではArch 代表の山内さん*が素材のひとつひとつを慎重に吟味している。

キンジさん*はグレーフランネルとかグレンチェックのトラウザーならこんな感じのコーディネート?
と今回の企画の肝になる部分をちゃんと押さえていた。
要は経験をアイデアに変換する方法論が確立されているから、この企画に敷くレールと先にある終着点まで決まっていたような気がした。が、話しは脱線しまくった。(笑)
ミーティングの途中、何故かアナトミカ京都店店長*に任命されたり、インドの泣きのマドラスチェック*の話など脱線しながらも徐々に終着点に向かっている感じがしていた。

<続く>

*あのポスターのあのマンパ
ピエール フルニエ氏がディレクションしていたGLOBEというショップのポスター。きっとセレクトショップのはしりだったんでしょうね、オーセンティックなアメリカンブランドのロゴやアイテムの中にあったウエスタンヨークのマウンテンパーカがそれでした。要は当時のアメリカかぶれのフランス人だったという事だけど、このポスターの呪縛にかかった業界人は多かった筈。

*キンジさん
35サマーズ代表、寺本欣児氏。アナトミカ、ロッキーマウンテン、ビッグヤンクなど様々なブランドを主宰する。あくなき追求とファッションビジネスのセンスは業界一。ヴィンテージウェアの収集家でもあり著書【5536 DEEP INSIDE OF NAVY BLUE】は即完売。

*山内さん
ミサンガインターナショナル代表、山内 公史氏。ブランドの本質を見極める目が素晴らしい。アナトミカ札幌のほか、札幌と東京・浅草橋にArchを構える。昨今のフレンチヴィンテージブームはこの方の影響大。

*アナトミカ京都店店長
草野、京都はどうなの~?お前が週3日くらい店長やれるだろうってサラッと任命されたので、サラッと二つ返事で返しておいた。

*インドの泣きのマドラスチェック
久々に聞いた『泣きのマドラス』というフレーズ。染料、染色技術の問題だったのか?90年代初頭まで販売されていた、おおよそマドラスチェックと呼ばれていたシャツ生地は、洗濯すると色が滲んでチェック柄の色が移染し全体に変色していく様をこのように呼んでいた。洗濯後の外干し日焼けによる色の変化も甚だしかった。ただし、これこそがインディアンマドラスだ、という方も少なくない。

ARCH ONLINE STORE