2020.01.15 Wednesday 12:00:32| Author:admin| Categories:Item,Style
スペイン・バスク地方に伝わる伝統的な帽子、”ベレー帽”
バスクのイメージが強いこのベレーのスタイルですが、実はアルゼンチンでも昔から慣れ親しんだアイテムです。
17世紀から19世紀にかけて、アルゼンチン・南米に居住していた先住民族”GAUCHO”(ガウチョ)
牛と遊牧しているGAUCHOは、北アメリカでいうカウボーイ的な存在です。
彼らガウチョボーイが正装用として愛用していた帽子は、バスクの流れを汲んだガウチョベレーを被っていました。
闘牛士などもこのベレー帽を愛用している姿があります。

実の所、ガウチョの文化は、スペイン人の移民から生まれたモノだったりします。
スペイン・バスクでは、正装用の帽子はベレーというのがごくごく当たり前だったのではないでしょうか…
そのスタイルにフォーカスし、現在もアルゼンチンでこの手の帽子を製作している”Pamplona”に別注オーダーして製作しています。


COLOR NAVY / BURGUNDY / BLACK
SIZE FREE
PRICE ¥13,000+TAX
前回入荷時から直ぐに姿を消してしまい、今回ようやく再生産することが出来ました。
本来のガウチョベレーは、ブリムの幅が広くなっています。
より現代の洋服にも相性の良いように、ブリム幅を狭くし、バスクベレーのスタイルに近づけています。



コットン100%の伸縮性のある素材なので、シーズンを問わずに被れるのも魅力の一つでしょう。
バスクにルーツを持つベレー帽が、アルゼンチンでも伝統的なアイテムだったとは…こういった時代背景を紐解いていくのも洋服の面白さだと改めて思います。

COLOR BLACK

COLOR BURGUNDY

COLOR BURGUNDY

COLOR NAVY
前回のブログでも触れましたが、以前ANATOMICA デザイナーであるピエール・フルニエ氏が来札された際に、このGAUCHO BERETを気に入って購入して頂いたのが、非常に印象的でした。
単純に格好良いと思い影響を受けたのと同時に、ANATOMICA でも展開しているバスクベレーに通づるモノがあるんだなぁと感じました。

被り方も三者三様で、ベレー帽らしく横にブリムを寄せてもよし、後ろに流したりハンチングのような雰囲気でも形を作ることが出来ます。
この帽子を被るだけで、フレンチ要素を取り入れらるような…そんな感覚になるアイテムです。
是非ご覧になってください。
ARCH 宅見

2018.09.30 Sunday 15:35:17| Author:admin| Categories:Goods,Item,News!!
MOJITO×KENNETH FIELD VOL12 、初日から沢山のお客様にご来店頂きまして誠に有難う御座います。
本日が最終日となっておりますので、是非この機会に足を運んでみてください。
先ほど、リーサルウエポンと称していたアイテムが到着致しました!

VINTAGE PIPE
そうです、リーサルウエポンとは男の究極の嗜好品というべき、”VINTAGE PIPE”です。
映画や好きな俳優、大人の方が愛用している”PIPE”。
1度は、憧れを抱いた方も多いのではないでしょうか?

MOJITO 山下氏も愛用
とびきり古い年代のPIPEや、「作家物」と呼ばれる作品、イギリスの老舗メーカーのVINTAGEや、H社のVINTAGE PIPEまで幅広くご用意しております。
僕も早速購入し只今吸い方の練習中ですが、本日のイベントまでにご来店されたお客様にはVINTAGE PIPEディーラー、澤田氏に吸い方をレクチャーして頂けます。
吸い方、木材の育て方、タバコ葉によって合う、合わないとされる形。
どの部分を切り取っても非常に奥深く、洋服好きな皆様には響く嗜好品かと思います。
僕たちもVINTAGE PIPEに関しては無知なので、勉強中です!
この手の「モノ」は欲しくても何を買っていいかわからない、または何が良くて何が悪いかわからないというのが本音だと思います。
今回澤田氏に持って来て頂いている商品はどれも間違いない逸品です。
この機会にご興味が御座いましたら、是非ご覧ください。
皆様のご来店、お待ちしております。
Arch 近谷

2018.06.13 Wednesday 20:55:09| Author:admin| Categories:Item
17世紀から19世紀にかけて、アルゼンチン・南米に居住していた先住民族GAUCHO(ガウチョ)。
牛の遊牧しているGAUCHOは、北アメリカでいうカウボーイの様な存在です。
ガウチョボーイの正装用として使われいた帽子に着目して、今回別注という形でベレー帽を制作しました。
ベレー帽と言えばスペイン・バスク地方の伝統的な帽子というイメージがあります。
実のところ、ガウチョの文化もスペイン人の移民から生まれた物であり、その流れからガウチョベレーが生まれたのではないかと思います。

ファッションの為ではなく、道具として帽子を製作しているアルゼンチンのメーカー”Pamplona”に依頼して製作しました。
本来のガウチョベレーはブリムが広いのが特徴的ですが、バスクベレーのスタイルにフォーカスしブリムの幅を小さくしています。
COLOR NAVY / BURGUNDY / BLACK
SIZE FREE
PRICE ¥13,000+TAX
ベレー帽と言えばウールのフエルト素材が主流なのに対して、このガウチョベレーはコットン100%のニット生地になります。
シーズン問わずにベレーのスタイルを取り入れらるのが魅力的です、


闘牛士などの為に作られているので、帽子が脱げないように被り口は少しタイトな印象です。
ですが、被っていく事で徐々に自分の頭に馴染んでいきます。
バスクベレーもサイズなんてあって無いようなもので、HAT JACKなどで伸ばして被るんだとANATOMICA ピエール氏に聞いた事があります。
COLOR NAVY
COLOR BURGUNDY
COLOR BLACK
やはり、ベレー帽をスタイルに取り入れるとフレンチカジュアルな雰囲気に仕上がります。
少し野暮ったい格好や、アメリカの要素があるアイテムと合わせるとエスプリが効き、洋服の着こなしの幅が広がるアイテムでもあると思います。
先日ANATOMICA SAPPOROの周年イベントで、デザイナーであるピエール・フルニエ氏が来札され、
その際に、ARCHでこのガウチョベレーを気に入って頂き購入し早速被っていたのがとても印象的で素直に格好良いと思わされました。
その姿を見て僕も直ぐに購入したのは言うまでもありません笑

ピエール氏の被り方や着こなしを見て、やはりガウチョベレーがスペイン人の流れで生まれたものなんだなぁと改めて思いました。
こうしたファッションとして生まれていない道具としての洋服は、スタイルがありますし何より何年経とうとも色褪せる事がないと確信しています。
是非ご覧になってください。
ARCH 宅見

2018.02.13 Tuesday 14:49:37| Author:admin| Categories:Item,News!!
各ブランドから、新作となるコレクションが続々と届いております。




KENNETH FIELDから、定番のSPORTS COAT、CHAMBRAY WORK SHIRTが入荷しています。
新素材も今期はリリースされており、豊富な素材のジャケットが揃います。
昨年別注制作したのが記憶に懐かしい・GULKA TROUSERSもお勧めの1本。




アーネスト・ミラーヘミングウェイへのオマージュから洋服へと昇華するMOJITOのコレクション。
定番のアブサンシャツに使われているライトオンスのデニム生地がとても新鮮であり、40年代のUS NAVYを思わせる生地感です。
ヘミングウェイを連想するピースが、素材やデザインから感じ、着るのが楽しくなる洋服ばかりです。



S.E.H KELLYからは肉厚なリネン生地が目を引く今回のコレクション。
ARCHでは、ブラウンがかったオリーブの生地をシャツ、ジャケット、トラウザーズでチョイスしています。
ミリタリーに使われている肉厚なリネン、無骨な印象のある素材を、上品な佇まいに昇華するS.E.H KELLYの洋服はいつも目を奪われます。
これから新作の入荷が続きますので、楽しみにしていてください。
ARCH 宅見

2016.02.8 Monday 19:57:03| Author:admin| Categories:Item,MOJITO

ここ1〜2年、個人的にシャンブレー素材のワークシャツにハマっているんですが、そんな中、楽しみにしていた1枚が入荷致しました。
『BIG YANK THE THIRD EDITION』と名付けられたシリーズから、Archに縁のある、とある方がデザインした1枚をご紹介致します。
Model MULTI COLAR PULLOVER SHIRT
Color INDIGO MULTI
Material CHAMBRAY
Size 14H / 15 / 15H / 16
Price ¥23,000-+tax
ちょっと珍しいハーフジップ型のワークシャツをベースとした1枚。
ご覧の通り、カラー違いのシャンブレー素材をマルチパターンで組み合わせて遊びを効かせているんですが、元々ブルートーンのシャンブレー素材とあって、不思議と派手さを感じません。
直球で着丈長めな感じは、媚を売っておらず好印象です。
今時期ならば、カットソーorハイゲージニットのタートルネックをインナーにして、(ハーフジップの)ディテールを活かした着方も良いと思います。


ワークシャツの基本的なディテールは踏襲しつつも、丸々ヴィンテージに寄せていない部分は、大人の余裕の様な感じでしょうか(笑)?

極めてベーシックにスウェットシャツとレイヤード…一見ラフな格好ですが、こう言った時こそトラウザーズを合わせてみるのがオススメです。

今はなきアメリカのワークウェアブランド・【BIG YANK(ビッグヤンク)】。
数あるアーカイヴの中から、”第3の使者”によってデザイン・リリースされた『BIG YANK THE THIRD EDITION』。
単体で見ると目を引くデザインではありますが、それ以上に、背景を知ると面白いワークシャツです。
今回のブログではあえて省略した部分があるので、是非コチラの記事をも合わせてご覧頂ければと思います。
Arch 吉田

2014.01.13 Monday 20:00:16| Author:admin| Categories:Item,Vintage
全国的に寒さの厳しい日々が続いている様ですが、特にここ北海道においてはその寒さも際立ちます…。
勿論しばらくはこの寒さとの闘いですが、そんな中非常に頼もしいアウターが、今回ご紹介するUSMC(アメリカ軍海兵隊)支給の1着です。

Color COYOTE
Size SMALL-SHORT
Price ¥39,900-
米軍が寒冷地用衣料に定めた規格(ECWCS=エクストリーム・コールド・ウェザー・クロージング・システム)の中でも、7段階中最も高いレベル7(極寒冷地用)として実支給されているジャケット。
前述の通り、現在も中東方面に派遣されているUSMCに実支給されており、素材には軽量且つ保温性に優れたプリマロフトが使用されています。
少し聞き慣れないこのプリマロフトと言う素材、聞く所によるとダウンの7〜8倍の保温性を持つとの事で、確かに実際に着用していて日常生活においては”寒さ”を感じる事は殆どありません(笑)。

光沢があると言うよりは、ややマットな質感はより日常のコーディネートに取り入れ易いのでは?
それでいて、撥水性に関しては何の問題もありません。

収納式フードにハンドウォーマーポケット、目立ったディテールはこれと言って無い非常にシンプルなデザイン。
この手のアイテムと言えばアウトドアorタウンユース寄りのダウンジャケットが一般的かとは思いますが、極めて野暮いシルエットと米軍支給のカラー(コヨーテ)が、個人的にツボです。

強いて言うならば裾のラウンドやエルボー部分の素材の切替、フードにしっかりとボリュームがある点は機能性に優れており、僅かながらデザインと呼べるのかも…。
ジャケットの上からでも楽に着る事が出来るので、僕自信、ツイードジャケットの様な比較的ボリュームのあるトップスの上からも羽織っています。

幾つか存在するコントラクターの中で<WILD THINGS>のタグが付くだけでも、ちょっと安心感が得られてしまうのは正直な所です。
ただそれ以上に、”SMALL-SHORT”と言うサイズが市場においては貴重ですので、以前より探されていたなんて方には特にお勧めしたい1着です。
ARCH 吉田

2013.12.28 Saturday 21:59:31| Author:admin| Categories:IMPORT,Item
昨年あたりから『ダッフルコートありませんか?』と、よく店頭で聞かれる様になったのですが、今年はより一層に感じます。
そこで僕らが答える、もしくは間違い無くオススメと言えば勿論《Gloverall》なんですが、実は個人的にも愛用していてずっと昔から紹介したかった1着が、今回ご紹介する《MONTGOMERY(モンゴメリー)》です。
【WINDSOR】
Color NAVY
Size 36 / 38 / 40 / 42
Price ¥78,750-
元来、北欧の漁師たちのワークウェアが起源とされ、第二次世界大戦次にはイギリス海軍のコートとして採用されていた背景を持つダッフルコート。
その後時代は巡り、民間品へと変貌を遂げてきたアイテム。
今となっては1つのカテゴリーとして当たり前に認知されていると思います。

数あるダッフルコートの中でもこの1着の着目すべきが、”ウールカットパイル”と言う技法による素材感。
より軽く、そして保温性の高いパイル状に仕上げられた素材は、一枚仕立てと言う事を感じさせない保温力を持っています。
見た目は俗に言う”ヘリンボーン(織り)”の生地なのですが、ヘリンボーン”状”のパイル地は空気を溜め込む構造になっている為、保温性に優れるのが特徴です。
実用性の高いフードのボリュームも何気ないですがポイントの1つ。
特に今日の札幌の様な吹雪きの中では絶対的に必要なディテールポイントだと思います(笑)。

ブランドネームとして名付けられた《MONTGOMERY》とは、ダッフルコートを愛用していたと言われるモンゴメリー元帥から。
《Gloverall》で展開している”MONTY”もモンゴメリー元帥の愛称からネーミングされている事からも分かる様に、ダッフルコート=モンゴメリーと言うのが定義の1つだったりします。

ちなみに、画像でご紹介したタグはヴィンテージの《MONTGOMERY》のもの。
中にはご存知の方もいらっしゃると思いますが、元々《Tibbett》社としてリリースされていた《MONTGOMERY》。
今は社名を変えて《MONTGOMEY》そのものとなっているのです。
ARCH 吉田

2013.12.4 Wednesday 22:04:15| Author:admin| Categories:Goods,Item
鞄や時計など、いわゆる小物・アクセサリーに部類される物ほど、理想の物が見つかりにくいアイテムは無いんじゃないかと個人的に思います。
それだけに、どうしてもブランドネームやブランドバリューに保証や安心感を覚えてしまう事もしばしば…。
勿論そう言った面を単純に否定する事は出来ませんが、純粋に”その物”自体に備わった伝統的な職人技術を盛り込んだ鞄がリリースされました。

『昔、どの様にして鞄は作られていたのだろうか?』
そんな単純な問い掛けから、古くから培われた職人技術を集結させて新たに構築されたトートバッグ。
『Return To Basic.』と謳われたその鞄は、現代では残念ながら着目される事がなくなってしまった、本来の鞄の製法に目を向けています。
Color GRAY
Size W(幅)420mm × H(高さ)350mm × D(奥行き)185mm
Price ¥46,200-

取っ手部分をはじめ要所に配されたレザーは、丁寧にタンニンなめしされたオイルドレザー。
特に手で触れる部分の取っ手は、人の手の脂が染み込んでゆき独特の変化が見られる事は間違いありません。
そんな取っ手部分と本体の繋ぎ合わせや、縁を覆う”玉紐”と呼ばれる箇所は、革を”すく”技術によるもの。
説明を受けなければ分からない様な所にも伝統的な職人技術が詰め込めれており、実際に使用して変化する中で、持ち主が気付く事を意図しています。

単純に技術面で秀でているだけでなく、機能面においても計算されたディテールは、毎日の様に使う物だからこそ見逃せない部分。
特に拘ったのはアウターを着た上からでも肩に掛ける事の出来る取っ手の長さ。
それでいて手持ちでも引きずる事の無い絶妙な長さです。
最低限配されたポケットの大きさや深さも隠れたポイントの1つで、外面のポケットは財布や携帯電話、文庫本が入って取り出し易い仕様に。
内側には、ノートパソコンがちょうど入る大きさのポケットの他、折りたたみ傘やペットボトルの入るサイズのポケットが脇の部分に配されています。
これらの中身はフラップで蓋になる仕様の為、多少の雨雪にも対応する事が出来ます。

ちなみに、ライニングのネイビーカラーとレザーパイピングは、ARCHのエクスクルーシブ仕様の1つ。
石蝋を染み込ませて作ったキャンバス地は撥水性に優れていながら、相反して”擦れ”によるシワ感が一段と雰囲気を増してくれます。
絶妙なグレーは、実は『国防色』と言われる生地自体としてはあまり流通の無いカラーなのですが(笑)、ライニングのネイビーとのコントラストがレザーのブラウンと相まって、ON/OFFで使う事の出来る雰囲気となっています。
然り気なくバックルにはヴィンテージパーツが使用されており、この鞄が使い込まれた時に各箇所で様々な表情が見て取れるのも納得です。

そしてもう1つ最大の特徴であり、エクスクルーシブ仕様となっているのが、レザー張りのボトム(底)部分。
取っ手や玉紐、パイピングと同様のオイルドレザーをふんだんに使用したボトム部分は、より地面・床に着く=革が変化する事を想定し、現代的な留め具は敢えて省いています。
何より、ただでさえ技術を持った職人が限られる玉縁の工程にボトム部分のレザーを張り合わせるには、より相当な技術を要する為、今回のこのエクスクルーシブタイプは極限られた職人による限られた数量の生産です。
1つの鞄に込められた職人技術は当然の事ながら、使い込む事で雰囲気の出る各ディテール、且つシーンを選ばない汎用性は、そう簡単には見つからないアイテムではないでしょうか?
ARCH 吉田
