2020.03.31 Tuesday 11:00:59| Author:admin| Categories:FRANK LEDER
以前のブログにて、ARCH EXCLUSIVE MODELとして紹介しました”GREY LINEN”の2B JACKET とTROUSERS。
実は、同素材を用いたカーディガンとワイドトラウザーズが今季のコレクションラインナップに存在します。

リネンとは思えない重厚な生地は、無骨な素材を得意とするFRANK LEDERらしいアイデンティティを感じます。
本日は、その生地を用いたカーディガンとワイドトラウザーズのご紹介です。
【GREY LINEN CARDIGAN】

COLOR GREY
SIZE S / M / L
PRICE ¥48,000+TAX
FRANK LEDERの定番的な型であるカーディガン。
僕も何枚も所有していますが、こらがまた使い勝手が非常に良いです。
ジャケットを羽織る感覚で合わせられる上に、ジャケットよりも堅くならないので、着るシーンをあまり選ばないです。
大きめに付けられたポケットもこのカーディガンの特徴の一つ。



ブルゾンのようなポケットの形状は、カーディガンには中々ない仕様だと思います。
勿論、カーディガンとしてジャケットのインナーに挟む事も出来るので、様々なスタイルで着れるのも魅力です。

ヨーロッパヴィンテージを彷彿とさせるブラックシャンブレーの様な質感。
そして、当時には存在しなかったであろうこの形に、グッと心を掴まされます。
【GREY LINEN WIDE TROUSERS】

COLOR GREY
SIZE XS / S / M
PRICE ¥58,000+TAX
続いては、ここ数シーズン展開しているWIDE TROUSERS。
潔い太めのシルエットが特徴的な一本です。
この太さとリネンの素材感は、真夏にもってこいの組み合わせではないでしょうか。





付属しているベルトを絞って履くことで、腰回りのボリューム感が他にはない雰囲気に。
ミリタリーのホスピタルパンツの空気にも似たものを感じます。
腰回りのボリューム感に対して微妙にテーパードしているので、嫌味のない太さに仕上がっています。

HAT ANATOMICA
JACKET forme D’expression Arch Exclusive
INNER forme D’expression
SHOES MARSEL
ミリタリーパンツが好きな方には間違いなく刺さる一本です。
今年も暑い夏になりそうなので、軽快に履けるワイドトラウザーズは重宝しそうですね。
ARCH 宅見
通販をご希望の方は、下記リンクよりお願い致します。
FRANK LEDER / GREY LINEN CARDIGAN WITH GUSSET POCKET(カーディガン)
FRANK LEDER / GREY LINEN TROUSERS WITH BELT(パンツ)

2020.03.29 Sunday 22:04:54| Author:admin| Categories:SUS-SOUS

こちらは、数年前のフランス買い付けで見つけた 1940年代頃のブッチャー(肉屋)エプロン。
現代ではほとんど見る事のできない、とても肉厚で重厚な雰囲気のヘリンボーン生地に目を奪われます。


実は以前、このエプロンを sus-sous デザイナーの西谷氏が生地サンプルとして購入して下さいました。
今日は、この生地を現代に蘇らせたオリジナルファブリックを用いた、特別な一着をご紹介します。

motorcycle middle
COLOR NATURAL
SIZE 5 / 7
PRICE ¥125,000+TAX
1940年代、戦場で指令を伝達する書簡などをバイクで運ぶメッセンジャーとしての役目を担っていた、イギリス軍のディスパッチライダーが着ていたモーターサイクルコート。
一般的に知られているのは、以前ご紹介した storm coat のベースとなっているロングタイプですが、こちらはあまり知られていないショートタイプをベースとしています。


ヴィンテージのモーターサイクルコートは、過酷な環境に耐えうるようにヘビーなゴム引き素材が使用されており、街着としては無骨過ぎて着づらいのが難点。
厚みのあるコットンリネンのヘリンボーン生地を用いることで、重厚な雰囲気を残しながらも上品な印象に仕上げられており、その欠点を見事に解消しています。

ハッキリと浮き出たヘリンボーン柄と重厚な質感は、まるでヴィンテージの生地と見まがうような素晴らしい完成度。
春夏物としては厚手の生地感ですが、緯糸に太い麻糸を使用することで、見た目からは想像できない快適性も持ち合わせています。



素材だけでなく、縫製へのこだわりも抜かりありません。
ロック始末の簡易な縫製は用いらず、袋縫い、手まつりなどの手のかかる縫製を随所に用いることで、見た目の美しさと立体感を追求しているのです。



折り返してもスタンドでも違和感の無い絶妙なバランスの衿。
衿先を丸くすることで、きっちりとしたシルエットの中に「柔らかさ」を持たせているのも sus-sous らしい部分です。


前たて裏に付くフラップ(風除け)は、実用性とともにデザインの一部として取り入れられたもの。
これにより、フロントを開けて纏った時の見え方に一段と動きが出ますね。



緩やかなカーブを描く、美しいA ラインシルエット。
デザイナーの西谷氏曰く「男性が着ると上品に、女性が着るとカッコイイ、そんなコートです。」とのこと。
店頭には冒頭のヴィンテージエプロンも展示していますので、ご試着と合わせて素晴らしい生地の完成度もご覧になってみて下さい。
ARCH 川上
通販をご希望の方は、下記リンクよりお願い致します。
☆ ARCH ONLINE STORE

2020.03.27 Friday 20:24:51| Author:admin| Categories:OUTIL

1940′s FRENCH HUNTING COAT
冒頭の写真は、1940年代頃フランスで作られていたワークコート。
1番に目につくのが、肩に付けられたアンブレラヨーク。
取り外し可能な雨避けがつけられた一着は、実にクラシックな佇まいです。
今では雨避けと言えば、様々な新素材があるが故に中々考えられない仕様かもしれません….
当時の時代背景が垣間見えるディテールとも言えるでしょう。
そんなクラシックなディテールを汲み取り誕生したのが、OUTIL “MANTEAU LUZE”です。


COLOR BLACK
SIZE 2 / 3 / 4
PRICE ¥58,000+TAX
先のヴィンテージで特徴的だったアンブレラヨークを敢えて排除し、シンプルなワークコートに仕上げています。
ヨークが付いていたのが分かるようなボタンの配置が、ヴィンテージ好きには堪らない仕様です。



この手のヴィンテージウェアーもヨークを取ってしまえばシンプルなコートになります。
ここに着眼点を持ってくるのが、OUTILの凄いとこだと感じます。




素材には、コットン/リネンのヘリンボーン生地を採用しています。
デニムと同様の織り方をする事で、表地と裏地に違いが生まれています。
こちらもインディゴ染めで仕上げているので、経年変化が楽しみな一着です。



ゆったりとしたラグランスリーブの仕様と、長すぎない丈感が絶妙なシルエットを生み出しています。
襟の深さやアームの太さはミリタリーコートを彷彿とさせながらも、ブラックの色味がシックな印象をもたらします。

INNER SAINT JAMES
BOTTOMS FRENCH ARMY CHINO TROUSERS
SHOES KLASICA×TRIPPEN

INNER JOHN SMEDLEY
BOTTOMS BONCOURA
SHOES ALDEN
この手の程よい厚さのコートこそ、まさに今着たくなる一着ではないでしょうか。
OUTILが得意とする染めの技術とフランスの背景を感じられるデザインは、羽織る度に気分を高揚させてくれるはずです。
外出するのも大変な時期かと思いますので、気になるアイテムが御座いましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
ARCH 宅見
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2020.03.25 Wednesday 22:00:00| Author:admin| Categories:MOJITO

「アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ」のライフスタイルや作品をデザインソースとした洋服作りを行う MOJITO(モヒート)。
今日ご紹介する BIG GAME TOUR JACKET は、ヘミングウェイを語る上で欠かす事のできないキーワードである「ハンティング」をデザインに落とし込んだアイテムです。

BIG GAME TOUR JACKET
COLOR BEIGE
SIZE M / L / XL
PRICE ¥49,000+TAX
4パッチポケットの無骨なデザインに、鮮やかなグリーンで切り替えられた衿が目を惹く一着。
ヴィンテージのハンティングジャケットをベースに、MOJITO 流のアレンジを随所に効かせた唯一無二の仕上がりとなっています。

素材は、丹念に精紡された上質な「コンパクトヤーン(毛羽が少なく滑らかな糸)」で織り上げられた高密度チノクロス。
塩縮加工を施したことによる独特なシワ感が持ち味となっており、さらに仕上げの製品洗いによる雷のような柄にみえるシワ(雷皺)が加わって、とても表情豊かな風合いとなっています。

パッと目を惹く鮮やかなグリーンで切り替えられた衿は、衿の色によって職種を識別できるようにしていたイギリスの古いユニフォームからヒントを得たもの。
ハンティングウェアとワークウェアを融合させたユニークなデザインです。

カフス裏も同色で切り替えられており、ロールアップすると良いアクセントに。
フロントを閉じて衿を立てるのも良いですし、その時の気分によって様々な着こなしを楽しむことができます。

長すぎず短すぎずの着丈、ゆったりとした身幅と袖幅。
一見するとアンバランスのようにも思えますが、着てみると実にしっくりくる絶妙なバランスです。

インパクトあるデザインを活かして、他アイテムは色味を抑えた着こなしがおススメ。
ブラックジーンズやグレートラウザーズとは特に好相性だと思います。
衿のグリーンが薄く色落ちするまで着倒して、自分だけのヴィンテージに育てたい、そんな気持ちにさせてくれるジャケットです。
ARCH 川上
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2020.03.23 Monday 20:48:59| Author:admin| Categories:OUTIL


フレンチヴィンテージを彷彿とさせる生地が、OUTILから登場しました。
この素材を初めて見た際に、想像したのは1800年代後半に見られる貴重なフレンチワークウェア。
抜染という手法で柄や模様を表していく手間暇かかるその手法に非常に似ているなぁと思い、すぐさまオーダーしたのを覚えています。
OUTILが生み出した生地は、インディゴ染めが施された糸(チェック生地)に、炭コーティングをし視覚的にストライプ柄に見えるようにしています。
インディゴと炭の二つの染めが生み出す圧倒的な存在感に、間違いなく虜になるはずです。

COLOR INDIGO
SIZE 2 / 3 / 4
PRICE ¥50,000+TAX
昨年も同型でリリースされた”VESTE LURE”
リバーシブル仕様のジャケットは、贅沢な一枚です。
表地に先のストライプの生地を、裏地にはインディゴ染めされたリネン生地を用いています。



スタンドにもラペルドにもなるゆったりとしたシルエットのワークジャケット。
フランスのワークジャケットを彷彿とさせるデザインとインディゴ染めの生地の相性は言うまでもありません。

表地 INDIGO STRIPE
裏地になるリネン生地も、また魅力的な色合いになっています。
こちらもインディゴと炭コーティングを施しているので、経年変化が期待出来る素材感。





裏地 INDIGO SOLID
一着で2つの顔を楽しめる贅沢な仕様。
程よいボックスのシルエットがまた、無骨さが際立ち気楽に着れるワークジャケットに仕上がっていると思います。

PANTALON CUERS
COLOR INDIGO STRIPE
SIZE 1 / 2 / 3
PRICE ¥28,000+TAX
同素材を用いたPATALON CUERSもまた、面白い一本です。
VESTE LUREの表地インディゴストライプの生地を使っています。


アシンメトリーになったデザインとタックが入った一本は、ミリタリーパンツのような潔い太さが魅力的です。
ロールアップする事で、裏地のチェックが顔を出す…非常ににくい仕様です。
軽く肌さわりの良い素材感なので、夏場は常に履いてるような気がします。


勿論、セットアップでの着用もありです。
この生地ならば、気張らずきれますし、リバーシブル仕様なので、JACKETを単色にして着ても面白いと思います。
FRENCH VINTAGEを彷彿とさせるこの”ファブリック”を是非ご覧になってください。
ARCH 宅見
通販をご希望の方は、下記リンクよりお願い致します。
OUTIL / VESTE LURE(ジャケット)
OUTIL / PANTALON CUERS(パンツ)

2020.03.21 Saturday 20:06:56| Author:admin| Categories:rdv o globe
ようやく札幌も過ごしやすい気温になってきましたが、この時期に何を羽織るか?
毎年そんな事を自問自答し、良く考えます。
真夏までに軽く羽織れ、秋口も羽織れる素材感とボリューム感。
実際、一年を通して見た時にそんな万能なコートこそ、着る頻度が高いはずです。
rdv o globeから今年リリースされた”PHILIP MA”は、それらを満たしてくれる一着に仕上がっています。

COLOR BLACK
MATERIAL COTTON
SIZE Ⅰ / Ⅱ / Ⅲ
PRICE ¥49,000+TAX
フィッシュテールパーカーの代名詞とも呼べるM-65 PARKAのデザインと、ヨーロッパのワークコートが融合したかのような佇まい。
コットン100%の軽い素材感もまた、ミリタリーの要素を感じるものに仕上がっています。



一見するとスタンドカラーのワークコートですが、アームのディテール、ポケットの仕様はまさにフィッシュテールパーカそのもの。
コート全体のシルエットは、すっきりとした綺麗なシルエットですが、太めのアームと相まり、絶妙なシルエットに。
rdv o globeデザイナー前淵氏が、洋服を作る上で最も大事にしているのが、着た時の”シルエット”。
立体裁断による計算され尽くされたパターンは、絶妙なAラインの落ち感と、フワッとしたボリューム感を生み出しています。




ミリタリーパーカーを着た時の安心感(楽なフィッティング)を感じながらも、しっかりとコートとしての上品さも兼ね備えた一着です。
シャツとコートの中間くらいの厚さなので、コートとしてもはたまた、ジャケット感覚でも羽織れると思います。

この手のコートは一着あると間違いなく重宝します。
是非、ご覧になって欲しいアイテムです。
ARCH 宅見

2020.03.19 Thursday 21:08:58| Author:admin| Categories:AUBERGE

セルジュ・ゲンズブールの過去の写真は、写真に穴が開くくらい見返したものだ。
それくらい、この人の”スタイル”には惚れ惚れする。
男性でこんなにセクシーな人は他にいないだろうと思う。
歌手であり俳優業や映画監督など様々な分野で活躍したフランスの異端児。
憧れであり僕にとってファッションの教科書とも言える存在です。
その着こなしは、コンチネンタル的であり、アメリカ物を着てようが、何故かエスプリを感じる…
そんな彼が良く着ていたワークシャツは、セルジュ・ゲンズブールを象徴する洋服の一つだと思います。
そのワークシャツにフォーカスして生まれたのが”AUBERGE “SERGE SHIRT”なのです。


このシャツの一番のポイントは、小ぶりな襟のディテールです。
襟を立てても嫌味のないこの襟の仕様こそ、ゲンズブールが着ていたシャツそのものなのです。

このシルエットは、類似するシャツが他にはないように感じます。
ワークシャツでありながら、少しの色気を晒しだす…そんなイメージのあるシャツです。



COLOR INDIGO
SIZE 38 / 40 / 42
PRICE ¥27,000+TAX
素材には、コットンリネンのデニム生地を用いています。
色がスカスカに抜けてきた時、実際にゲンズブールが着ていたブルーの色味に近づいていくと思います。



僕自身も昨年のリリースから愛用していますが、非常に気に入っているシャツの一つです。
昔から、こんなシャツがあったら良いのになぁ〜と思っていたので、尚更愛着が湧いています。
タックインでも良し、着丈が長くないのでアウトでも気兼ねなく着れるサイズ感です。
ブログを書いてるいる間に、既にサイズ欠けしてしまっているので、お早目にご覧になってください。
ARCH 宅見

2020.03.17 Tuesday 17:53:11| Author:admin| Categories:Oldman's Tailor
昔ながらの日本の技術を大切に、丁寧なものづくりに定評がある OLDMAN’S TAILOR(オールドマンズテーラー)。
今シーズンも、イギリスやフランスのヴィンテージウェアをベースに、クラシックとモダンが融合したコレクションが揃います。

【SACK COAT】

COLOR BLACK
SIZE 36(S) / 38(M) / 40(L)
PRICE ¥88,000+TAX
ブランド定番型となっている「サックコート」は、イギリスの古いジャケットに見られるような大振りで丸みのあるラペルに、ワークコートのようなシルエット、バルカラーコートのようなラグランスリーブ、モーターサイクルコートのようなディテール、、、
非常にシンプルに見えますが、ワーク、トラディッショナル、ミリタリーと、様々なスタイルがミックスされている、ありそうでない一着だと思います。

素材は、ヘンプ 100% の細かなチェック生地。
同じ麻でも、ヘンプはリネンよりもコシが強くシャリ感があり、迫力あるコートの雰囲気にとてもよくマッチしています。




チンストラップや見返し部分の内ポケット、フロントを閉じたままでもトラウザーズのポケットに手が届くスロテッドポケット、裾には風によるバタツキを防ぐレッグストラップ。
麻素材を用いた一重のコートでありながら、妥協のない本格派な作り込みも魅力的です。


コーディネートはシャツやカットソーの上にさらっとがオススメ。
ふっくらと空気を纏うようなイメージで、ゆったりとしたシルエット、ヘンプの素材感を楽しんでみて下さい。
ARCH 川上
