フランスのワークウェアーを語る上で欠かせないのは、”MOLESKIN”のファブリックではないでしょうか。
モグラの皮の様に肉厚で硬い素材という事からその名が付いていますが、その名の通り高密度に打ち込まれた素材はかなりヘビーウェイトです。
フランスのワーカー達に愛されたこの生地。
ヨーロッパでは、デッドストックの物よりも色が抜けリアルに着込まれた風合いの物に価値を見出しているそうです。
偶然の産物が芸術品と呼ぶに相応しいという考えなんでしょう。
FRENCH INK BLUEの鮮やかな色味が、フランスらしく色が抜けた薄いブルーもまた魅力的に映ります。
【1940′S FRENCH MOLESKIN JACKET】
COLOR INK BLUE
SIZE M~L相当
PRICE¥68,000+TAX
パッチワークが施されたこのジャケットは、まさに偶然の産物と呼べる一着です。
仕事で使っていき破けた部分から補修していったのでしょうか。
様々な箇所が別の生地で縫い合わせられています。
ファッションではないこのパッチワークの仕様が圧倒的な存在感を放っています。
老舗ワークウェアーである”LE MONT-SAINT-MICHEL”の物になります。
このタグが付いているだけで高揚してしまうは僕だけではないはずです。
【1940′S FRENCH MOLESKIN JACKET】
COLOR INK BLUE
SIZE S相当
PRICE ¥40,000+TAX
2着目もパッチワークになっている一着です。
肘の部分に施されたエルボーパッチの様な仕様に惹かれますね。
丸みを帯びたポケットの仕様もまたこの年代ならでは。
CAP HANNAH HATS
INNER JOHN SMEDLEY
BOTTOMS BONCOURA
ワークウェアーだからこそ、少し上品なアイテムと合わせて羽織りたいです。
【1940′S FRENCHMOLESKIN JACKET】
COLOR INK BLUE
SIZE M~L相当
PRICE 38,000+TAX
上の2着とはまた違った色がまだ十分に残っている一着。
メタルボタンの仕様とヘチマ襟のディテールが目を引きます。
こうやって見るとインクブルーの色味がとても綺麗です。
どの国とも異なるこのブルーの色味がフレンチカラーであり、僕らが惹かれる要因の一つかもれしれません。
【FRENCH MOLESKIN ALL-IN-ONE】
COLOR INK BLUE
SIZE S〜M相当
PRICE¥78,000+TAX
MOLESKINのアイテムでは、非常に珍しいオールインワン。
スタンドカラーのディテールもフランスのこの手のアイテムでは、僕は初めて目にしました。
正直僕(宅見)ではサイズはかなり小さいです(苦笑)
サイズが合う方はとても羨ましい逸品です。
FRENCH VINTAGEは、一度入ったら抜け出せない不思議な魅力があります。
それは、人の手が加わって洋服を制作していた時代背景や色の美しさ、他にはない素材。
言葉では表現できない様々な魅力が一着のワークウェアーに詰まっています。
是非ご覧になってください。
ARCH 宅見