先日ご紹介したフランス軍のM-47フィールドパンツですが、いわゆる”前期型”のものが数本混じって入荷しておりました。
もちろんデッドストックの状態です。
Size 33(ウエスト85〜90cm ・レングス77〜83cm)※個体差あり
Price ¥20,000-+tax
広く知られている後期型との大きな違いは”素材”です。
前者はヘリンボーン素材が特徴的ですが、この”前期型”に関しては、少し厚手のツイル素材が用いられます。
「軍モノ」としての用途を示すかの様にしっかりとした素材、穿き込んだ時の素材の雰囲気は、例えようが無いくらいに独特のものです。
この年代のものは、サイズや製造上の記号がステンシル表記なのも特徴の1つ。
これまた前回もご説明しましたが、表記サイズの数字は左がレングス、右がウエストになります。
ヴィンテージ特有のサイズ個体差があって、ウエストが85〜90cm、レングスが77〜83cm程です。
※乾燥機を使用した場合、ウエストで3〜4cm、レングスで4〜5cmの収縮があります。
当然の事ながら、あまり見つかる事のないアイテムなのですが、この類にしては珍しいサイズの良さは魅力的だと思います。
ウエストのトップボタンが2つになった仕様や広めのベルトループもこの年代の特徴です。
(後期型に比べると)全体的にややずっしりとしたシルエットなんですが、それでもバランス良く感じるのは、やはりこの軍パンの持つ魅力でしょうか…。
丁寧な作り、しっかりとした縫製もまた年代を問わずに変わらぬもので、この軍パンのクオリティの高さを物語っています。
結局のところ、こうやって手間の掛かったものほど、日常使いで愛用出来るもの=定番なんだと思います。
Arch 吉田