ARCH M48 PARKA

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約1年半に及ぶ制作期間を経て完成したARCHオリジナルM48PARKA

今回のブログでは制作にあたりこだわり抜いた各ディテールをご紹介します。

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まず、今回一番拘ったのはファブリック。生地の選定でそのモノ自体の雰囲気を左右するのでこの部分に一番労力を費やしました。

1940年代当時に使われていた生地を分析、参考にして縦糸30×2/横糸30×2 の打ち込みのしっかりしたバックサテンを開発。

米軍のバッグサテンという男らしい素材でありながら、通常のバックサテンでは見ることのないきめ細かな上品な光沢感も生まれています。

さらに加工されていない生地の段階で当時のオリジナルカラーを参考にし染色しています。
これにはもう1つの要素があり、番手の細い糸を撚っている特性上、染めることで生地に独自の凹凸感が生まれます。

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そしてもう1つのこだわりは、ファーの部分に当時と同じコヨーテのファーを使っていること。

現在はコスト面から雰囲気が似ているラクーンファー(狸のファー)が使われることが多いんですが、ここはコストを度外視して、あえて当時と同じ素材であるコヨーテのファーを使っております。

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ジッパーはTARON社製のものを使用。

サイドにあしらわれているテープは、着込まれた後の雰囲気を考慮し、ここも敢えてCOTTON100%のコットンヘリンボーンテープを使用することにより、ひとつひとつのパーツがさりげなく主張され、全体から醸し出される雰囲気を作り上げています。

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ポケットの内側には、イングリッシュモールスキン(写真上)を採用。当時のオリジナルはウール(写真下)ですが、この部分に関してはより機能的な要素を優先しアップデート。

と、、、

まだまだご紹介したいマニアックなこだわりが他にもあるのですが、是非、店頭で実際に手にとって袖を通してみて、その雰囲気を感じ取っていただきたい自信作です。

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ARCH M48PARKA
SIZE S / M / L / XL

当時のオリジナルをリスペクトしつつも、決してレプリカ的なアプローチのみではなく、普遍的なアイテムをアップデートする。
これこそが、長年VINTAGEを扱ってきた僕たちが理想とするモノづくりの本質です。

ARCH 山内

※ 9月26日(土)より ARCH, ARCH ステラプレイス, ARCH 東京の3店舗で同時発売です。

通販をご希望の方は、下記リンクよりお願い致します。

☆ ARCH ONLINE STORE