VINTAGE DROPS from Paris ー 僕にとってのブリティッシュワークジャケット。
英国で生まれた洋服を十代の頃から着てきた僕にとって、
ブリティッシュワークジャケットが自分のワードローブを占めるようになったのは
とても自然なことだったと、いま振り返ってみるとそう思う。

僕がブリティッシュワークウェアを初めて手にしたのは7-8年前。
ユーロヴィンテージブームが起こる少し前のことだったと記憶している。
とある古着屋の一角にて、雑然と積まれていたワークジャケット。
その中から何気なく手に取った一着に僕は目を奪われた。

小ぶりなラペルカラー、大きなフロントポケット。
程よく着込まれ、馴染みの出たコットンドリル生地。
太陽の光を浴びて、グラデーションのように色褪せた茄子紺色。
そのブリティッシュワークジャケットはリアルに着込まれた作業着ならではな迫力と
長い月日を経て醸成されたヴィンテージ独特のオーラに満ちていた。




手を入れやすいよう、やや背面寄りに取り付けられたフロントポケット
ポケットを補強する赤いカンヌキ
前振りの袖付けと緩やかにシェイプした腰回り
洗濯の際に着脱可能なチェンジボタン
折り返しやすいカフス仕様
その作り・ディテールは非常に合理的かつ実用的で
実用を重んじる英国らしい服だなと思った。
何十年も前に誰かがこのジャケットを着て、
作業をしていたことを想像しながら袖を通すと、
それまで感じたことのない得も言われぬ不思議な感覚に陥った。

なぜこんなにも僕はブリティッシュワークジャケットに魅了されたのだろう。
それはきっとブリティッシュワークジャケットがまさしく「リアルクロージング」で、
かつ英国の空気を吸い込んだ洋服だからだと思う。

僕にとってブリティッシュワークジャケットは、ネイビーブレザーの代わりのような存在。
ブレザーを着るときはやはり気を使うけれど、これはいつでもどこでもガシガシ着れる。
ワークジャケットだから多少汚れたって、ほつれたって気にならない。
“雑に着れて、スタイリングをどこかエレガントに見せてくれる”
僕にとって願ったり叶ったりな一着がブリティッシュワークジャケットなのだ。
無骨なワークウェアであるにもかかわらずエレガントさを感じるのは
リアルクロージングならではな機能美ゆえか、
テーラード文化を長く継承してきた英国のお国柄ゆえか。
そもそもなぜ英国に惹かれるのか…。
そんなことを考えながら、僕は今日もブリティシュワークジャケットを身に纏う。
ARCH南青山
大久保

VINTAGE BRITISH WORK JACKET JUST ARRIVED.
7/17(FRI) RELEASE.


