S.E.H KELLY 23SS vol.1
今年の4月は例年に比べて涼しく感じます。
出勤の時もジャケットの上にもう一枚コートを着たい。そんな気温が多い気が、、
今年はコロナも落ち着き、出かけるシーンも増えて格好つけたくなりますよね。
日々、分かりもしない数ヶ月後を想像しながら服を買い続けては悶々としています(笑)
春だからなのか新緑を思わせるようなグリーンに目が行きがち、、
今年はブラックデニムを履きこむと決めた自分にはぴったりなジャケットがS.E.H KELLYより入荷して参りました。
S.E.H KELLY
“S.E.H KELLY” サラ・エリザベス・ハケット・ケリーとポール・ヴィンセントの二人によってイギリスで立ち上げられ、生地やボタンなどのパーツ全てをイギリスメイドに拘り、洋服を製作する稀有なブランド。
生地と材料は、優れた地方の工場と協同組合の豊富な品揃えから供給されており、1700年代から続くツイードファクトリー、国の唯一残存しているホーンボタンのメーカー、イングランド中部地方の家族経営の会社など、カシミヤ、羊毛、ツイードなど様々なところから供給されている。
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“NORTHERN IRELAND LINEN POPLIN”を使用したPYJAMA JACKET。
“NORTHERN IRELAND LINEN POPLIN”とは、1800年代の終わりに建設されたアイルランドのベルファストから南にあるリネン工場で織られています。
最後の工場の一つであるということは高級とされるリネンの織り、染色、そして仕上げの模範であるということです。
テーラードジャケット用の超長繊維の糸を高密度に織り上げるだけではなく、最初にシルケット加工を施すことで滑らかな風合いに仕上がっています。
そして縮みが起こらない様にサンフォライズ加工も施されております。
昔ながらのJIM-JAMS(パジャマ)の特徴を備えた”PYJAMA JACKET“。
古い英国の鉄道作業着に見られる珍しい襟型を採用しており、軽く堅苦しくないジャケットです。
細部に宿る拘りが思わず袖を通させる様アプローチを仕掛けてきます。
特徴的なセミラグランスリーブはスマートでありながらリラックスした着心地、
1枚のパーツで仕上げられた特徴的な襟は、インナーのシャツとの組み合わせを妄想させます。
B.Dシャツのボタンを外し、緩くタイドアップした上から軽く羽織るのもいいな、、
バンドカラーシャツに合わせてリラックスしたスタイルも捨てがたい。
英国に詳しい知人は決まってブラックデニムを履いていたな、、
悶々と頭の中で何度も何度もシミュレーションしたコーディネートをご紹介させていただきます。
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JACKET / S.E.H KELLY “PYJAMA JACKET”
SHIRTS / Arch “R.A.F SHIRTS”
PANTS / BONCOURA “66 BLACK”
SHOES / MSG&SONS “USN SERVICE SHOES”
SCARF / BLUMER “DEAD STOCK SILK TWILL”
HAT / Pumplona “GAUCHO beret ARCH EX.”
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イギリス由来の物に組み合わせても良し、ミリタリージャケットのイメージで合わせるも良し。
気が付くと自分の理想とする着こなしが楽しめる料理のし甲斐があるジャケットです。
カフスが除く袖先の仕様も紳士の心をくすぐります。
ダブルカフスを覗かせるスタイルにもおすすめしたいです。
実は冒頭で触れた、生地を織っている工場の付近の都市ベルファストは北アイルランドの政庁所在地で、1912 年に氷山に激突して沈没したことで知られるタイタニック号が造られた地でも有名です。
今回のPYJAMA JACKETはまさに当時世界最大の客船であったタイタニック号に乗ったの満足感はこんな感じだったのでは、、と思わせられるような1着です。
深みのある緑で春一番を感じていただけたらと思います。
皆様のご来店心よりお待ちしております。
ARCH南青山
小島
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