Alden / N8103 TASSEL MOCASSIN
先日のブログでもお伝え致しました通り
今週中にAlden(オールデン)2型の入荷があると先日連絡がありました。
世間の需要と供給のバランスが極めて不安定なシューズブランドということもあり
数年前にオーダーしていたAldenの入荷が突如決まるということは比較的、起こり得る事です。
入社したばかりの頃、読めない入荷スケジュールに、ある日突如来る入荷の連絡。
というこのブランドならではの納品背景から
”欲しくても手に入れられない靴”というAldenの持つロマンにより一層嵌っていきました。
入荷の連絡を貰うと心が踊るのは昔も今も同じですし、これからも変わらないでしょう。
そしてARCH南青山店としては昨年12月のオープニング以来となるAldenの入荷。
本日は先ず1型目のご紹介です。
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1948年にAlden社が手掛け、以降アメリカ東海岸を中心に広がりを見せていった
TASSEL MOCASSIN
起源としてはBROOKS BROTHERSからの依頼を受けて、初めてAldenがデザイン・製作した事が始まりと言われております。
とあるハリウッドスターがイギリス国王の履いていたタッセルシューズを元に、デザインや製作をBROOKS BROTHERSに依頼した事がきっかけだそうです。
1950年代頃のアメリカ東海岸で学生時代を過ごしたビジネスマンや弁護士が好んで履いていたことから弁護士が履く靴」と呼ばれ、ビジネスカジュアルシューズとしての地位を確立していったそうです。
ブランドのアイコニックアイテムの1つであるTASSEL MOCASSINですが
今回入荷しておりますN8103 TASSEL MACASSINは
”Alden輸入総代理店 THE LAKOTA HOUSE 別注によって生まれた特別なモデルとなっております。
先ずはBROOKS BROTHERSの別注品として製作されていた頃のTASSEL MOCASSINをモチーフとしたヒールのステッチ。このディテールには痺れる方も多いのでは無いでしょうか。
採用されているラストは、レイドンラスト (Leydon Last)。
AldenのTASSEL MOCASSINと言えば一般的にはアバディーンラスト (Aberdeen Last)を思い浮かべる方が多いのでは?
Aldenの中でも幅が狭く華奢なラストで知られるアバディーンラスト (Aberdeen Last)に対して
今回この靴に選ばれたレイドンラストは、アバディーンラストよりも幅が広く、足のウエスト部がシェイプされたラストです。
幅広の足が多い日本人により適したラストかと思います。
見た目にも一役買っておりアバディーンラストのシュッとしたシルエットも好きですが
こちらはこちらで程よく丸みがあり、よりアメリカらしいシルエットのタッセルモカシンに仕上がっております。
使われているレザーは、Alpine Grain Calf。
キメが細かでしなやかなアルパインカーフを型押し加工したレザーは、傷やスレにも強く足馴染みも良いレザー素材です。
英語で”怠け者”を意味する”loafer”(ローファー)は履きやすさに比重を置いたレザーシューズです。
グレインレザーの組み合わせは非常に合理的。
そういった部分にもアメリカ靴らしさを感じます。
ブランドの歴史的な背景を存分に感じられる今回入荷のTASSEL MOCASSIN。
今週末4月15日(Sat)よりArch南青山店にて発売です。
皆様のご来店お待ちしております。
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ARCH 南青山
今村
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