US VINTAGE MARKET Vol.2 – RECOMMEND STYLE

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“US VINTAGE MARKET Vol.2”
期間 : 11/18(土) ~ 11/26(日)
場所 : ARCH南青山
時間 : 12:00 ~ 20:00

先週末からスタートし、平日に及んでも大盛況頂いている今イベント。
徐々に最終日が近づく中、ヴィンテージ第二便が到着しました。
そこで今回のブログはスタッフそれぞれのおすすめアイテムと、スタイリングを紹介いたします。


【LEVI’S “XX 47 MODEL” STYLE by 中田】
JACKET / S.E.H KELLY
SHOES / ALDEN
PANTS / VINTAGE LEVI’S “XX 47 MODEL”
EYEWEAR / GUEPARD

「ジーンズはLEVI’S 501か、それ以外か。」
そう言われるほど、永い間キングオブジーンズとして君臨するモデル。

第二次世界大戦が終結し、それまで物資規制局からの指示で簡素化した”S501XX”を製造していましたが、戦後に入り物資規制が解かれ、改めて完成度の高いジーンズの生産を目指したLEVI’S社がリリースしたのが1947年式の501、俗称”501XX 47 MODEL”にあたるのです。
※正確にはさらに希少性の高い、1946年リリースモデルも存在します。

片面タブや剥き出しのリベット、オフセットのベルトループなどなど、ヴィンテージフリーク達をくすぐるディテールはもちろんですが、僕らはあくまで洋服屋ですのでコーディネートに落とし込んだ後のことを考えてしまいます。

ヴィンテージ LEVI’Sならではの、自然な縦落ちと周囲に広がるような色落ちのコンビネーション。
「これぞ理想のジーンズ」と惚れ惚れしてしまうほどの色落ちです。
現存するジーンズブランドが、サンプリングや冒頭の比喩をされる理由が分かるような気もします。

そこに別の国の炭鉱夫が来ていたジャケットを合わせていますが、S.E.H KELLYならではの品の良さが心地よいギャップになっています。
足元は品の良いタッセルローファーで決まりです。

【U.S ARMY “M42 REVERSIBLE MOUNTAIN COAT” STYLE by 小島】
COAT / U.S ARMY “M42 MOUNTAIN COAT”
PANTS / BONCOURA
SHOES / ALDEN
SCARF / THE INOUE BROTHERS

USミリタリーアウターの有名どころと言えば、やはりM51やM65といったモッズコートを思い浮かべます。
新鮮に、こんなミリタリーコートはいかがですか?

1942年にアメリカ陸軍の山岳部隊に支給されたリバーシブルのオーバーコート。
通常の野戦時はA面のオリーブドラブ側で着用し、雪中戦の際は裏返しにしたB面のホワイト側でカモフラージュをしていました。

リバーシブルのため、生地はライトウェイトコットンポプリンの総二枚張りで、着丈が長くフードも付いていることから生地をふんだんに使用した贅沢なコート。
ライナー無しのM65 FISHTAIL PARKAよりは暖かい印象です。

身幅と着丈のバランスが良く、ODカラー(オリーブ)ではないところも、現代のファッションユーズとして非常に使い勝手が良いと思います。

ブラックジーンズに、ブラックスエードのレザーシューズ、マルチカラーの大判スカーフ。
洒落たパリの若者が、人とは被らないモッズコートを模索した末に行き着いた、モダンモッズスタイルのようなイメージです。

【TUF-NUT ~DENIM COVERALLS~ STYLE by 小見野】
JACKET / FORME D’EXPRESSION
OVERALLS / VINTAGE TUF-NUT “DENIM OVERALLS”
TIE / KENNETH FIELD
SHOES / ALDEN
SCARF / BLUMER

オーバーオールって魅力的ですよね。
そう思って、トライしようと試着をしたけれど、何ともしっくりこない。

そんな経験をした僕ですが、自分に似合わなかったオーバーオールって今思えば、色が濃く残っている個体ばかりだったな〜、そう思い立ちました。

コーディネートの軸にしたのは、TUF-NUTのデニムオーバーオール。
今では消失してしまっていますが、1908年にカンザス州で創業したストア系のワークブランドです。

そこまでメジャーなブランドではないですが、良い具合にフェイドした色合いのデニム生地に惹かれました。
トラッドスタイルにワークウェアを混ぜ込むのは元々僕好みではありますが、オーバーオールにブラックカラーのブレザーを羽織る。

個人的に新鮮な組み合わせですが、ヴィンテージウェアが演出するこなれ感と、モダンウェアの相性は抜群。
今回はALDENを履いていますが、GUIDI&ROSELLINIなどのボテっとしたヨーロッパらしいワークブーツとの組み合わせも、相性が良さそうです。

シャンブレーシャツも、ワークシャツよりも品のあるタブカラーのシャツにネクタイを締めてみました。
オーバーオールならではの着こなしは、コーディネートに幅をもたらしてくれます。
僕と同じく苦手意識のあった方は、是非エイジングの進んだ個体を試してみて下さい。

【LEVI’S 70505 ~DENIM TRACKER JACKET~ STYLE by 中田】
JACKET / LEVI’S “70505 DENIM TRACKER JACKET”
SHIRTS / KENNETH FIELD
TROUSERS / BROOKS BROTHERS
SHOES / ALDEN
EYEWEAR / GUEPARD

アメカジと聞いて思い浮かべる方も多い、デニムジャケット。
506XXや507XXいわゆる1stや2ndといったモデルではなく、3rd~4thにかけてのモデルにフォーカスして集めました。

2ndまでは当時の炭鉱夫たちが作業中、リアルに着用していたモデルで着丈が短く身幅が広い、ボックスシルエットが特徴的ですが、3rd以降はファッションシーンで着用されるようになったモデルで良い意味で洗練され、スマートに着用できます。

1960年代頃のビッグEモデルから、70年代のスモールeまで、サイズレンジ含めて豊富に揃えることができました。
ファッション向きのシルエットに変わったことで、ワーカースタイルからトラッドスタイルまで幅広くこなせるジャケットになっています。

アメトラ好きの中田は、ワークシャンブレーシャツにハウンドトゥース柄のトラウザーの合わせ。
ブレザーではなくデニムジャケットを羽織るという、程よい外しが良いアクセントになってくれます。

トラッカージャケットは防寒性が気になるところですが、正直そこまで暖かくはないです。
しかし、レイヤードのしやすさこそトラッカージャケットの、最大の強みだと思います。

これからの季節は、ダウンベストやカウチンセーターなどのボリュームのあるジャケットとの、レイヤードスタイルがオススメです。

商品の補充も完了し、まだまだ見応えのある店内です。
カバーオールや5ポケットジーンズの在庫もございますので、まだいらしていない方や気になっていたモノがある方は、是非お越し下さいませ。

ARCH南青山 小見野

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