OUTIL×Arch “PANTALON TOULON” 8/8(Fri) 12:00~ Release!!!
ブログをご覧の皆様こんにちは。
ARCH南青山の小島です。
TRICOT HABAS Arch Ex.大好評で本当に嬉しい限りです。
たくさんのご来店、本当にありがとうございました!!
今回は早い段階からご来店いただいていたお客様におすすめしていた例の1本のご紹介です。
自分が初めてOUTILと別注でパターンから起こしてもらい作成したPANTALON TOULON という、アメリカ軍のワークパンツをデザインベースにフレンチワークパンツのシルエットをミックスした特別な一本。
物が良すぎて気合いを入れた本数を仕入れたはずが、物の一瞬で完売、、
その後も店舗に来店いただいたり、お問い合わせをいただいていました。
本当にありがたい限りです。
普段から通っていただいているお客様からも「何かしらの形でもう一回チャンスがほしい」とリクエストいただいていましたが、デザインに対して生地がマッチしなければOUTIL側にも失礼だし、、
と頭を悶々とさせながら向かった25SSの展示会。
ありました。
元々VESTE CAENという、フランス軍のメカニックが着用していたジャケットの組下を妄想して作るという企画から誕生したPANTALON TOULON 。
25SSではVESTE CAENがOUTILオリジナルのデニム生地で登場していたのです。
生地の説明を聞いてビビッと閃きました。
「この生地で少し仕様を変更したPANTALON TOULON が作れないでしょうか!!」
そこからは話がどんどん進みました。
(※とても長い期間の話なので割愛します)

BRAND / OUTIL×ARCH
ITEM / PANTALON TOULON
COLOR / BLACK
SIZE / 0 , 1 , 2 , 3 , 4
PRICE / ¥49,500- inc tax


1940年代に存在するU.S.NAVYのデニムベイカーパンツ。


当時カリッカリに痩せていた頃に所有して自慢しながらよく履いていました。
今となっては絶対履けないサイズですが、、笑
実はVESTE CAENのデザインベースになったジャケットも同じくらいの年代の物なので、同じ頃の年代だと余計に気分が乗ってきました。

昔の資料の写真を見返すと時代が時代なので、モノクロの写真でそのデニムベイカーを良く見ていたのですが、「待てよ、、存在すら知らない人が見た時にその写真からこのパンツは黒だ!なんて言い出したら、、」



なんて妄想で作りました。(海軍の物なので普通に考えれば青系の色ってなるはずなのですが、あくまで妄想なのでお許しください)

そうなるとバックポケットのディテールはU.S. ARMYの物とは違く、フラップを廃してパンツのボリュームに合わせよう。

前回のレングスも良かったが、背丈のある方も選べるように若干レングスを伸ばそう。
というように細かい部分を微修正し、アップデートいたしました。

そのまま、打ち合わせが終わり、いざ生産。のはずがやはりここでも事件は起こります。(笑)
なんとそのデニム生地が織ることができなくなってしまいました。
そこからこのままこの企画は流れるのか、、と諦めかけていた時、宇多さんから一本の連絡が。

「小島くん、今日お店にいるかな?」
在店していることを伝えると30分程後に宇多さんが愛車のBROMPTONでご来店。
生地が織れなくなってしまって申し訳ない。ということを直接伝えに来てくれたことと合わせて、新しく提案が。

「この生地を見てどう思う??、新しく見つけたここの旗屋の生地がすごい良くて、、、、」
話半分聞くか聞かないかで

「宇多さんさえ良ければ是非この生地を使わせてください!!!」
と即決してしまうほどいい生地でした。

今回の生地は、緯糸に100%のヘンプを打ち込み、縦糸にはロープ染色した綿100%の糸を使用した新しいデニム生地。
通常は生地を打ち込んでいる最中でヘンプが千切れてしまったり、節が多いヘンプ糸だけを緯糸に打ち込むと生地をダメにしてしまうリスクも格段にあがるのですが、今回の新しい生地はそれを可能にしたかなりスペシャルな生地なのです。

デニムでありながらとても軽い生地感はデッドストックのノリのついたライトオンスのデニム生地を連想させます。
それはまさにヴィンテージのワークパンツやカバーオールに使われるようなあの生地感。

これを履き込んで行った先の経年変化も見せていただき、この最高の生地で今回のPANTALON TOULONを作製いただきました。




前回、即完してしまったPANTALON TOULON。
ARCH南青山、 ARCHステラプレイス、 ARCH ONLINE SHOPにて販売いたします。
これから訪れるとんでもなく暑い夏を乗り切る、 ARCH流の新しいワークパンツの提案です。

U.S.NAVYをはじめとする海軍のパンツで生地が軽い物が多いのは、夏場の甲板のとんでもない暑さから身を守りながら作業をする為。
理由があり生まれたワークウェアをブラックで。
ブラックのワークウェアといえば自分たちの好きなアイテム。
きっと皆様にも喜んでいただけるかと思います。

前回モデルを手に入れられた方、買い逃してしまった方にもとてもおすすめです!
もちろん自分も買いました(笑)
是非実際にお手に取って選んでいただければと思います。
白シャツと組み合わせて、秋にはトップグレーのスウェットの組み合わせもいいですね。
各スタッフからのスタイル提案ブログを8/7(木)に公開予定ですのでこちらも是非チェックしてください!
皆様に店頭でお会いできること楽しみにしております!
ARCH南青山
小島
