本物のワークブーツ / GUIDI&ROSELLINI
ARCH南青山のブログをご覧の皆さま、お久しぶりでございます。
新緑が生い茂り春らしくなってきたのも束の間。
出しゃばりな夏の陽気が漂い始め、今年の春も肩身が狭そうな日々が続いていますね。
久々のブログで、久々に取り扱いを再開するあのブランドを紹介いたします。


GUIDI社は、イタリアはトスカーナ地方にある小さな町で1896年に創業しました。
元々は、皮なめしや靴職人や毛皮職人など様々な職人が集うギルドでした。
彼らが作る上質なレザーは世界中のメゾンにも認められる存在で、”GUIDI”の靴は昔の製法を継承しつつファッション的なアプローチを加えたコレクションが有名です。
それに対して、僕たちが選んでいる”GUIDI&ROSELLINI”の靴は、1896年創業当時からあるワークシューズを、当時のレシピと同じ製法で作り上げています。

時々、お客様から「GUIDIは取り扱わないんですか?」と聞かれることがあります。
モディファイドラストのALDENやARMY GYM SHOES、JUTTA NEUMANNのサンダル然り、僕たちが好きな靴はどれもファッションとして生まれたものではなく、医療矯正靴やトレーニングシューズなど、あくまで理由を持って生まれた道具だったものを、ファッションとして着用することにスタイルを見出しています。
なので僕たちは”GUIDI”ではなく”GUIDI&ROSELLINI”を昔から選んできました。
また、直球的なアメリカの物ではなく、”GUIDI&ROSELLINI”が作るワークシューズというところも、「様々な国の洋服をコンチネンタルに、ヨーロッパ的解釈で取り入れる」というARCHの哲学に則ったチョイスでもあります。
つらつらと語ってきた”GUIDI&ROSELLINI”ですが、ブログの冒頭で久々の取り扱いと書いています。
実は数年前まで日本のマーケットから撤退しており、やりたくても仕入れられない状況が続いていました。
僕を含めて社内でも所有しているスタッフが多く、「久々にGUIDI&ROSELLINIやらない?」という話から、満を持して取り扱い復活です!




おそらく世界で一番このブランドを熟知されているrdv o globeの前淵氏のお言葉をお借りして、GUIDI&ROSELLINIの特徴を紹介いたします。
自社のタンナーで職人の手によって手間暇をかけて作られる最高品質のバケッタレザーを贅沢に使用しています。
日本市場に出回っているバケッタレザーとは製法から一線を画しており、アルプスで育ったステア牛の雌牛の原皮を使い、鞣しに化学物質を一切使わず、天然の植物性タンニンを使っています。
この製法がイタリアのトスカーナ地方の伝統的なものです。
一般的には皮の厚みを均一にする作業がありますが、薄い柔らかい部分は足首に、厚みのある硬い部位はかかと部分に使ったりと、あえて皮の肉厚調整は行わず皮本来の良いところを残したまま使い分けています。
前淵氏曰く、この技術は優れた腕を持つ限られた職人にしかできない「神の技」です。
細部にいたるまで、様々な工程で人の手が加えられている。
効率重視のマスプロダクトが主流の現代において、ここまで贅沢なブランドはそうありません。

【5/22(fri) release】
Style : ORLAND 1837
Fabric : VACCHETTA REVERSE
Color : IMMANENT
Size : 40 , 41 , 42
前置きが長くなりました…
久々の取り扱いを記念する最初の一型は。
GUIDI&ROSELLINIが誇る、圧倒的なレザーのクオリティと熟練の職人による手仕事が合わさった”ORLAND 1837″
アルプス山脈東部に位置するチロル地方の伝統的な山岳靴として、かつて過酷な環境に耐えうる”作業靴”として遊牧民たちが愛用していたものが、”ORLAND 18371″のベースになっているチロリアンシューズです。
水が浸水してこなくするためのU字のモカ縫いや、堅牢さを確保するため厚手の皮が用いられたりと、これもファッションではなく、やはり当時のギアが元になっています。
こちらはIMMANENTという黒に近いブラウンカラー。
合わせるパンツを選ばない、実に絶妙な色味です。
アウトソールにはVibram社製のラバーソールが装着されており、悪路や舗装されていないような道を歩く際にも気にすることなく着用できます。
また、履き込んでソールが削れても交換が効くので、長い時間ともに歩むことができる相棒になるはず。


【5/22(fri) release】
Style : MOROSINO 1907 – ARCH EXCLUSIVE
Fabric : VACCHETTA REVERSE LEATHER
Color : MIDNIGHT NAVY
Size : 41 , 42 , 43 , 44 , 45
Price : ¥198,000- inc tax



そして…
久しぶりの入荷ということで無理をお願いして、ARCH別注仕様の特別なワークシューズをご用意して頂きました。
プレーントゥに外羽根というポストマンシューズを彷彿とさせる普遍的なデザインが魅力の”MOROSINO 1907″
上質なバケッタレザーの裏皮を使用しており、職人たちの神技をダイレクトに感じることができるシンプルな設計です。
すらっと伸びるノーズは意図せずともファッショナブルで、アメリカのワークシューズにはない魅力の一つ。
僕たちが特注した「MIDNIGHT NAVY」は、無骨さと色気が共存した、どこかエスプリを感じる色味です。
表皮ではなく、いわゆるスエードなのに加えて、バケッタレザーは普通の皮と比べて大量の油分が含まれています。なので特別な手入れは特に不要で、悪天も気にせずガシガシ履き込むことで、”GUIDI&ROSELLINI”ならではのエイジングを楽しめます。
また、先ほど紹介した”ORLAND 1837″同様にアウトソールはVibram社のものが使用されているので、こちらも交換して長く履くことができます。
ARCH EXCLUSIVEの証として、インソールには特別なスタンプも。
アメリカ・フランス・イギリス・イタリア etc…
新品、古着ひいては国籍にとらわれず、世界中の良いものをARCHというフィルターを通して提案している僕たちにとって、この上ない1足です。
【Style sample】


ネイビーの靴は意外とお持ちの方が少ない印象。
合わせるのが難しいんじゃないかと思われがちなので、スタイルサンプルを用意いたしました。
僕たちが愛してやまない色落ちしたインディゴのワークパンツ、オリーブやカーキの軍パン。
これからの季節に登場してくるショートパンツには、素足で足元でボリュームを持たせるのも良いですね。
偶然にも発売時期が近かった、BONCOURAのペインターパンツとの合わせはまさに僕たちが提案したいワークスタイルの一つです。
インディゴではなくブラックデニムのワークパンツに、フレンチシックなネイビーの作業靴。
トップスはそのままワーク由来のものを合わせてもいいですが、あえてデザイナーズブランドが作るモダンなテキスタイルのシャツなんかが今の時期は心地良い。
たしかにスムースレザーの艶やかな質感だと合わせるアイテムも選びますが、スエードの無骨さからなる汎用性の高さ、そしてダークネイビーの雰囲気は唯一無二。
スエードは意外にも季節を問わず着用しても問題ありませんので、ぜひ様々なコーディネートをお楽しみください。

日常の装いに自然と馴染みながら、確かな高揚感を与えてくれる本物が、この”GUIDI&ROSELLINI”が作る靴。
今回紹介した2つのモデル、それぞれに異なる魅力があります。
ぜひ店頭にてお試しください。
ARCH南青山
小見野









