ARCHとの出会い
ブログをご覧の皆様、こんばんは。
ARCH ONLINE SHOPを担当している川上です。
4月17日にARCHが20周年を迎えるということで、ARCH松本から僕を含めた古株スタッフ数人へ『ARCHについて』ブログ?コラム?を書いてください!との指令が、、、
ざっくりとしたお題に少々戸惑いましたが(笑)、社歴だけは一番長い僕が、僭越ながら先陣を切らせていただきます。
もしよろしければお付き合いください。
ARCHとの出会いは、たしか2006年、19歳のときでした。
その頃、札幌のファッションシーンは大きく分けて「ストリート」か「古着」に2極化していた気がします(若さと視野の狭さもあったかもしれませんが)。
高校生でストリートファッションを卒業した僕は、当然のように「古着」に興味を持つことに。
現在のようにSNSは普及していなく、僕にとって洋服屋を探す情報源と言えば、洋服好きな友人からの口コミ、雑誌の付録で付いてきた地方都市の古着屋マップ、そして洋服屋や美容室に置かれていた札幌のフリーペーパー「PILOT」でした。
それらの情報源をもとに、様々な古着屋を巡っていたことを思い出します。
当時は「古着=アメリカ古着」であり、そのことに何の疑問も抱いていませんでしたが、とあるお店との出会いでその概念が覆されます。
それが、札幌の中心部から少し離れた南3条西8丁目、旧いビルが立ち並ぶ一角にひっそりと佇む『ARCH』でした。
2006年の「PILOT」より
他のお店では見たこともないヨーロッパのミリタリーウェア、ワークウェアが並んだ店内は、今まで抱いていた古着屋のイメージとは明らかに異なっていました。
その頃は、今のようにヨーロッパ古着は一般的ではなく、そこに価値を持たせて提案していたお店は皆無だったと記憶しています。
それでいて、LEVI’Sのジーンズ、アメリカ製のカットソーやシャツ、アメリカ軍のウェアやシューズなど、アメリカ物の古着や新品も混ざってディスプレイされていて、ある意味カオスな品揃えとミックス感のあるスタイル提案は衝撃的でした。
ワークジャケットの首元には上品なスカーフ、ユーロリーバイスにアメリカ軍のサービスシューズ、綺麗な白シャツに穿き込まれた軍パン、足元にはビルケンシュトックのチューリッヒ、頭にはアイルランド製のキャスケット、、、
一番最初に購入した物が何だったのか、今となっては思い出せないけれど、そこからは夢中になってARCH、そして後に知ることになるARCH HERITAGE(現ARCH米村屋)で洋服を買い漁ることになります、、、笑
そして、その数年後スタッフになり、今に至る(だいぶ端折りますが)という訳です。
僕が思う”Archstyle”は、自分たちが良いと思う物を垣根なく品揃え、違和感なく、唯一無二な世界観とスタイルで提案すること、そして決して懐古主義ではなく常に進化していくこと。
自分自身がARCHと出会ったときのような高揚感を感じていただけるお店であり続けることを目指して、スタッフ一同これからも精進して参ります。
ARCH ONLINE SHOP 川上