BONCOURA 66 & DENIM COVERALL …

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ブログをご覧の皆様、こんにちは。
ARCH南青山の中村です。
これからの季節にぴったりのBONCOURAカバーオールとデニムパンツをご紹介します。

BONCOURA / 66
COLOR / INDIGO
SIZE / 26 , 28 , 30 , 32 , 34 , 36 , 38
PRICE / ¥46,200- inc tac

(size36 , 38は¥48,400- inc tac)
オンラインショップはこちら


昨年の夏、私がARCHに入社して初めて購入したのが、BONCOURAの66でした。
Archの制服とも呼べる絶対的な定番アイテムで、何にでも合わせてガシガシ履ける優れもの。
「ここまでとんでもない生地を作っているところは他にないよ!」
諸先輩方に勧められ、半ば圧倒される形で購入したのを覚えています。

腿やヒップはすっと入り、トラウザースのようにすっきりとしたテーパードライン。
ベースとなったのは、Levi’sの66モデル。
そこからパターンをミリ単位で調整し、”日本人の体型にフィットするように”と森島氏の味付けが加えられたのが、この”BONCOURA 66”。
この「ほんの少しの調整」にこだわるところが、BONCOURAらしい…。

産地にこだわって原綿を厳選し、ピュアインディゴで染め上げる。
ヴィンテージ顔負けの色落ちを表現するため、糸からオリジナルで制作された”イケ綿デニム”は、履いて履いて、履き倒すほどに格好良くエイジングして、迫力を増していきます。


1日にフル稼働しても約50メートル(20本分)しか織る事の出来ない旧式の力織機で、空気を含むようにゆっくりと、時間をかけて織り上げることで、表面の毛羽やザラ感が生まれます…。
この表面のムラが、ヒゲやアタリが出てきたときにデニム独特の表情を引き出します。

一本のデニムパンツに対し、ヴィンテージミシンを複数台使い、縫製糸の番手や縫製ピッチを細かく変えた贅沢な縫製仕様。綿糸を使っているため、ステッチさえも生地と共にエイジングしていきます。

共地のデニムジャケットと合わせて、セットアップのような着こなし。
美しく計算されたテーパードシルエットは、革靴の落ち着いた雰囲気ともマッチするため、スタイリッシュで洗練された印象に見せてくれます。

冒頭でもお話ししましたが、66のテーパードシルエットは、ワークウェアがファッションへと昇華された時代に生まれたものですので、メンズライクなコーディネートはもちろん、ワンピースなどのファッションアイテムとレイヤードするのも素敵です。
どんなコーディネートにも使えるからこそ、様々な着こなしに差し込んでお楽しみいただけます。

BONCOURA / DENIM COVERALL
COLOR / INDIGO
SIZE / 36 , 38 , 40 , 42
PRICE / ¥63,800- inc tac

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BONCOURAのデニムといえば、がっしりとした肉厚な生地を思い浮かべますが、こちらのカバーオールは10.5ozというオンスの軽い生地。
軽めのジャケットが活躍するこれからの時期にぴったりのアイテムです。

ベースとなったのは、1920~1930年代頃のアメリカのワークカバーオール。アメリカでも、テーラーメイドでワークウェアが制作されていた時代のもの。
大量生産時代に突入してからのカバーオールには珍しいディティールが施されており、そのひとつひとつが我々服好きの心をくすぐる一着です(笑)。

ホワイトのステッチワークに水色のカン抜きが爽やかなダブルステッチ仕様。
ペン差しや懐中時計を入れるウォッチポケット、チンストラップなどの細かいディテールワークもさることながら、オリジナルの真鍮チェンジボタンなど、BONCOURAでしか味わえない森島氏のアレンジも格好良い…。

いつものBONCOURAの無骨で荒々しい雰囲気とは一変、くたっとしたリラックス感と、どことなく品のある雰囲気も合わせ持つこちらのカバーオール…。
それもそのはず。
肩の部分は、アメリカのワークウェアには珍しいラグランスリーブを採用。
合理主義のアメリカで、敢えてセットインスリーブよりも手間のかかるパターンワークで作られているところが、いかにもテーラーメイドらしい一着です。

JACKET / BONCOURA ”DENIM COVERALL”
SWEAT / MSG&SONS ”88/12 SWEAT SHIRT

PANTS / MSG&SONS “BAKER PANTS – MADE IN USA”

先日発売したMSG &SONSのベイカーパンツ、スウェットに、デニムカバーオールの襟を立てたコーディネート。綺麗なAラインを描く前立ては、着用時のシルエットを美しく見せてくれます。
コテコテのアメリカンコーデですが、定番の格好良さとはまた違う上品さがあり、落ち着いた大人な雰囲気を醸し出してくれます。

BERET / PAMPLONA ”GAUCHO BERET ARCH EX.”
JACKET / BONCOURA ”DENIM COVERALL”
SHIRT / KENNETH FIELD ”CIGAR SHIRT – CHAMBRAY”
CARDIGAN / FANNI LEMMERMAYER

同じくオンスの軽いデニムパンツと合わせて、セットアップのようなコーデでも、デニム特有のハードな印象はなく、柔らかい雰囲気が出るのが私のお気に入りポイント。
Aラインの前立てを活用して、ジャケットの中にカーディガンを着込むようにレイヤードするのも素敵です。少し温かくなったら、肩に巻いて立襟風に。なんて着こなしも。
ゆったりとしたラグランスリーブだからこそ、このようなコーディネートも可能です。

いかがでしたでしょうか。
ARCHがずっとBONCOURAのデニムを提案し続けているのは、何よりも「着る人の相棒になる服」をBONCOURAは作っているからだと、私は思います。
着る人と一緒に歳を重ね、その人だけの形や風合いになっていくデニム。
だからこそ、着心地も快適で、遠慮なく毎日でもガシガシ履けるものがいいですよね。

BONCOURAの渾身のアイテムたち。
毎度のことながら、ゴールデンサイズは旅立つのも早いため、気になる方、おかわり希望の方はお急ぎください。是非サイズのあるうちに、店頭でゆっくりお試しくださいね。

ARCH南青山
中村