とある倉庫で見つかった謎が多い幻の生地。

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皆様こんばんは、ARCH米村屋の大手です。

おかげさまでARCH米村屋は、4周年を迎えます。日頃ご愛顧いただいてる皆様には感謝しております。誠にありがとうございます。

本日は、題名にある4周年を記念し発売するスペシャルアイテムをご紹介していきたいと思います。

 RECONDITIONED SERVICE CLOTHING(リコンディションド サービス クロージング)は、当時放出されたミリタリークロージングの中で、そのままの状態では市場で販売できないと判断されたものをRECONDITONED=修正し市場へ流通していました。

弊社代表山内が今の自分だからこそできる事があると復活した幻のレーベル、リコンディションサービスクロージング。

現代では古着はほぼ出尽くし、古着価格は高騰している中で新しい価値を創造し再構築したアイテムを作り出す弊社のレーベル。”RECONDITIONED SERVICE CLOTHING”。

今回、ARCH米村屋4周年を記念しスペシャルアイテムを発売します。生地の関係上、2着限定です。

弊社代表山内が先日ヨーロッパに買い付けに行った際にとある倉庫から見つけ、今では幻に近いアイテムともいえる”タイガーカモ”そのタイガーカモの残布(1960年代製)生地(デットストック)が見つかりました。1960年代の生地と言い切れるのも、山内が古くから付き合いのある1970年代からミリタリーのサプライヤーとして実績を持つ方が、当時のドイツにある米軍基地からベトナム戦争時に大量のサープラス品を買い付けた際に混ざっていたものを今回のアイテムに生地として使用しています。

タイガーストライプには大きく2種類あり、ゴールドタイガー、シルバータイガーに分かれているようです。この2種類に分けられているのは褐色の度合いでゴールドになるのか?またシルバーになるのか?で判別されるようです。今回の生地はデットストックの為、褐色が見られないので正直どちらに変化するのかは僕たちにも不明で、謎が多いこの生地にまた魅力を感じてしまうのは洋服好きの皆様には堪らないのではないでしょうか。

タイガーストライプ生地はベトナム戦争時に南ベトナム軍に採用されており、フランス軍のリザードカモを元に参考に作られた背景があります。1965年にアメリカ軍の特殊部隊や、アメリカが支援した南ベトナム軍の戦闘服に主に使用されていました。当時の生産拠点も沖縄や韓国、東南アジアなどでプリントされ様々な個体が多く存在していました。数多くの民生品も生まれたため、とにかく謎が多いアイテムとも言われています。

今回の”デットストックベトナムタイガー”はそういった背景から、二度と生地で見つからないレベルのものです。

古着市場で出回っている多くのものは、プリント技術も発達した80年代以降にレプリカで作られたタイガーストライププロダクツ社製で民生品の物がほとんどです。オリジナルのベトナムタイガーとは大きく価格に差があるのも色々な背景から紐解かないとわからないアイテムというのもまたこの柄に惹かれるポイントではないでしょうか。

RECONDITIONED SERVICE CLOTHING / Jungle Fatigue Jacket 1960’s Vietnam Tiger
Size / One
¥121,000- 

ある意味、ヴィンテージよりもレアなアイテムとして今回製作した

RECONDITIONED SERVICE CLOTHING / Jungle Fatigue Jacket 1960’s Vietnam Tiger 

倉庫にずっと生地として眠り続けていたモノ。今だからこそ歴史を理解して紐解き新たに生み出すことが出来た今回のアイテム。そして、当時から謎が多かった生地を当時は作られていなかったアイテムで製作した事でまた新しい価値や浪漫を感じて頂けると思います。

2着しか作れないのに作ってしまうところもくすぐられますね笑

ARCH米村屋 大手