Gaucho Beret by Pamplona
スペイン・バスク地方に伝わる伝統的な帽子、”ベレー帽”
バスクのイメージが強いこのベレーのスタイルですが、実はアルゼンチンでも昔から慣れ親しんだアイテムです。
17世紀から19世紀にかけて、アルゼンチン・南米に居住していた先住民族”GAUCHO”(ガウチョ)
牛と遊牧しているGAUCHOは、北アメリカでいうカウボーイ的な存在です。
彼らガウチョボーイが正装用として愛用していた帽子は、バスクの流れを汲んだガウチョベレーを被っていました。
闘牛士などもこのベレー帽を愛用している姿があります。
実の所、ガウチョの文化は、スペイン人の移民から生まれたモノだったりします。
スペイン・バスクでは、正装用の帽子はベレーというのがごくごく当たり前だったのではないでしょうか…
そのスタイルにフォーカスし、現在もアルゼンチンでこの手の帽子を製作している”Pamplona”に別注オーダーして製作しています。
COLOR NAVY / BURGUNDY / BLACK
SIZE FREE
PRICE ¥13,000+TAX
前回入荷時から直ぐに姿を消してしまい、今回ようやく再生産することが出来ました。
本来のガウチョベレーは、ブリムの幅が広くなっています。
より現代の洋服にも相性の良いように、ブリム幅を狭くし、バスクベレーのスタイルに近づけています。
コットン100%の伸縮性のある素材なので、シーズンを問わずに被れるのも魅力の一つでしょう。
バスクにルーツを持つベレー帽が、アルゼンチンでも伝統的なアイテムだったとは…こういった時代背景を紐解いていくのも洋服の面白さだと改めて思います。
前回のブログでも触れましたが、以前ANATOMICA デザイナーであるピエール・フルニエ氏が来札された際に、このGAUCHO BERETを気に入って購入して頂いたのが、非常に印象的でした。
単純に格好良いと思い影響を受けたのと同時に、ANATOMICA でも展開しているバスクベレーに通づるモノがあるんだなぁと感じました。
被り方も三者三様で、ベレー帽らしく横にブリムを寄せてもよし、後ろに流したりハンチングのような雰囲気でも形を作ることが出来ます。
この帽子を被るだけで、フレンチ要素を取り入れらるような…そんな感覚になるアイテムです。
是非ご覧になってください。
ARCH 宅見