Port Gallery Kobe〜US ARMY GYM SHOES
KENNETH FIELDのデザイナーを務める草野氏が、今年から始めた”PORT GALLERY”
自身が手がけた洋服や愛用している”モノ”を、自身で自らご紹介する。
そのギャラリーでは、一切販売はしない。
まるでアートギャラリーのような形態…
インターネット、SNSが主流の現代、どんな情報も簡単に手に入る世の中にあって、直接話を聞ける場所”PORT GALLERY”は、稀な存在と言えます。
様々なモノが紹介される中、ARCHとDER SAMMLERによる、NAVY LASTのGYM SHOESを、”PORT GALLERY KOBE”にてご紹介頂きました。
大きなテーブルに、GYM SHOESのスニーカーと、ブラナックディバイスの測定器だけが置かれており、一つの作品を展示しているような贅沢過ぎる空間におどろきました。
何故、草野氏はこのスニーカーを愛用しているのか…
AMVAIブログにてご紹介して頂いてますので、是非ご覧ください。
ARCH×Der SAMMLER Solo “US ARMY GYM SHOES”
by 草野 健一
CONVERSE ADDICT(コンバース アディクト)の1stモデルは確かアッパーにブラックレザー、アウトラスト(温度調整素材)をラミネートしソールはVIBRAM社製のオールスターのオリジナルパターン。
見た目は普通だけどハイブリッドなコンバース。
これぞアップデイトのお手本で、ひと目みた瞬間からコレクションしていたアメリカ製のDeadstockコンバースを所有しておく必要が無いと思わせた一足だった。
あれから10数年、アディクトも散々履いたし、スニーカーはジョギング用だけでいいかなと思っていた。
そんな時にArch(アーチ)でキャンバススニーカーを作っているという情報を入手。聞くとミリタリーのラスト(木型)を使ったジムシューズだという。
これはアーミーコンバースの進化版に違いないと直感した。
通称アーミーコンバース、70年代から80年代に製造された米軍のジムシューズ。製造元はコンバース社、PFインダストリー社などがコントラクター(生産請負業者)として存在。
自分も数足所有していたが、アディクトの出現後に全て放出。
薄汚れたプラスチック透明袋の中に納入年とコントラクター名が記載された紙切れがマニア心をくすぐってくれたのは遠い昔。
ほどなくして、そのアーチのジムシューズが手元に到着した。
古いアーミーコンバースの仕様など殆ど憶えていないし、細かい違いについて語るつもりも無い。
何故なら、当時のアーミーコンバースはコンバースのオリジナルのラスト(木型)を使っておりアッパーの素材が違うだけの色違いでしかない。
しかし今回アーチが作ったジムシューズはラストが違う。
アッパーは当時の雰囲気を残しながら、圧倒的に足にフィットしやすいミリタリーのラスト(木型)を参考に作られている。
これこそがミリタリージムシューズだと瞬時に確信した。
アップデイト(より新しいものに変更する)するという事は、新しい技術や新しいデザインを取り入れて進化させる事をいうけど、ミリタリーの木型が何故存在するのか?という事を考えてみると、何故ジムシューズがミリタリーラストじゃなかったのか?というシンプルな思考こそが、アーチ流のアップデイトの考え方の根底にあるのだろう。
続きは、AMVAIの記事にて是非読んでみてください。
この手のスニーカーは、アメリカ製でなくてはいけない…そんな頭になっていた自分でしたが、草野氏のお話を聞いて色々な事が繋がっていったような感覚になりました。
ARCH米村屋、ARCH SAPPOROにて展開していますので是非ご覧になってみてください。
ARCH 宅見
PORT GALLERY KOBE
〒650-0042
兵庫県神戸市中央区波止場町6−4
国産3号上屋2F