JOHN SMEDLEY（ジョンスメドレー）のニットを初めて手にしたのは、確か19歳か20歳の時でした。

当時、デザイナーズのデザイン性が強くエッジの効いた洋服を好んで着ていた私ですが、憧れの人達は皆、JOHN SMEDLEYのニットをさらりと着ていて、そんなに良いものなのかと興味が湧きました。

その時の私からすると、とてつもなくシンプルなデザインの洋服というのもあってか、正直、かなり高価に感じたのを覚えています。

初めて試着をした際は、その滑らかな肌触りに驚きはしましたが、本当に良いのかという疑問は残しながらも「持っておくべき服だ」という言葉の後押しもあり、購入する事に。

そんな事を忘れた頃に、何気なくその年に一番着た洋服は何なのかをふと振り返るとあの時の言葉の意味と疑問がようやく解けた気がしました。

デザイナーズ、ヴィンテージ、ジャケットスーツスタイル…
若さ故に、色々な服が着たい年頃であったというのもありますが、常にそのニットを着ていた事に気付いたのです。

それ以来、普遍的なデザインは、その時の気分や表現したいスタイルを支えてくれ、私のワードローブに欠かせない存在となりました。

初めて手にした当時JOHN SMEDELYのニットは、今でも現役ですし、気に入っていてかなりの頻度で着ています。

前置きが長くなってしまいました…
アーチでは約3年ぶりにJOHN SMEDELYが入荷いたしました。

ARCHでは、春夏シーズンはSEA ISLAND COTTON（シーアイランドコットン）の生地をセレクトしています。

SEA ISLAND COTTONとは…

シルクのような光沢とカシミアのような肌触りを併せ持つ最高級天然素材。

そして美しい発色は、化学物質や洗濯、発汗、摩耗による影響において厳密な検査を行い、それを通った色のみが承認されるのです。

その繊細な見た目に反して、コットンですので、非常に丈夫で私自身10年以上前に手にしたJOHN SMEDLEYは今でも現役でかなりの頻度で着用しています。

Archでも長年セレクトしているオーセンティックなポロシャツ。

シンプルなポロシャツですが、JOHN SMEDLEYの技術が凝縮されています。

襟の付け根部分は、編み地を変えており、襟の付け襟が綺麗に立ち上がり、ジャケットを羽織った際にも美しい状態が保たれるのです。

スタッフ全員が所有しており、着用頻度も非常に高い為、自然とお勧めしてしまっているかもしれませんね。笑

上品なハイゲージのニットは、スーツやジャケットスタイルは勿論の事、ヴィンテージやミリタリーウェアとの調和役としても一役買ってくれますよ。

華美なデザインではありませんので、店頭に並んであるだけですとなかなか目を引くようなアイテムではないかもしれません。

ですが、クローゼットにある事で、「これを着ておけば良い」と安心感をもたらしてくれる洋服です。

蘊蓄はまだまだ沢山ありますが、まずは一度その着心地の良さを体感してみてください。

ARCH 　荒

JOHN SMEDELY
ADRIAN
Size　S, M, L, XL
Price　¥38,500(inc.tax)