妄想の一枚
1940年代、イギリス軍”Royal Air Force”に支給されていたオフィサーシャツ。
当時は、刷毛目”End on end”と呼ばれるドレスシャツに使われる素材を使い生産されていました。
Archでは、当時のイギリス軍の造形と素材に着目して、オリジナルの刷毛目と”エアテックス素材”の二つの生地を落とし込んでいます。
今回は、実際にイギリス軍でも採用されていた背景のある”白のエアテックス生地”を使い製作しました。
イギリス軍発祥の伝統的な素材。
当時は、RAFのオフィサーシャツとしては使われていなかった素材…しかしこの年代の代表的な素材の一つであるエアテックスで、もしかしたらオフィサーシャツが存在していたのではないか…そんな妄想の元、このRAF SHIRTを製作しました。
COLOR WHITE
SIZE S / M / L
PRICE ¥ 28,600
ミリタリーにルーツがあるこの素材は、非常にタフであり何年も愛用していくと、良い表情に育っていきます。
素材の選定も勿論ですが、縫製の仕方にも細部まで拘っています。
当時の手法を再現し、縫う箇所によって縫製工場を変えています。
裾のピッチの細さも特徴的で、ドレスシャツに用いられる綺麗な仕様です。
脇下から裾にかけては、二本針で縫えるミシンで縫製しています。
細かな縫製部分にも拘り抜いたのは、古き良きものを現代に残していきたいという想いからです。
シンプルな”白シャツ”だからこそ、素材と縫製、見えない箇所まで拘り抜き仕上げています。
昔、初めてイギリス買い付けに行った時に、RAFのオフィサーシャツを見つけました、しかもデタッチャブル式の襟もそのままに。
そして次の場所に行くと、エアテックス素材のワークシャツをデッドストックで発見…年代は同じ40年代。
この時の偶然が今でも忘れられなく、実際にエアテックスの生地のオフィサーシャツが存在していてもおかしくないなと思ってしまう出来事でした…
3月17日より、札幌・東京、京都でのイベントにて発売致します。
是非この機会にご覧になってみてください。
Arch 宅見