KLASICA 24SS vol.1 “和紙 twill”
ブログをご覧の皆様こんにちは。
ARCH南青山の小島です。
1月末になり、いよいよ2月が迫ってまいりましたが、私たち服屋からしても2月は特別な月です。
というのも、世間はまだ寒さの厳しい日もある1ヶ月ですが、各ブランドから春夏物が入荷してくる1ヶ月でもあり、出勤する度に店頭に届く納品を検品する楽しくもあり財布の中身を気にしてられない程の衝動に駆られる1ヶ月でもあります。(笑)
そんな1ヶ月が始まる直前に一つの玉手箱(海外でいうパンドラの箱)がARCH南青山に届きました。
送り主を確認し、覚悟を決めて開封。
自然とため息が出るほど、楽しみにしていたセットが届きました。
今回KLASICA(クラシカ)より小島が一押しのセットアップです。
今回ご紹介するセットアップは、オリジナルのストライプパターンを和紙のツイルで製作しています。
KLASICA / KLING Mk.2
COLOR / VINTAGE STRIPE
SIZE / 2 , 3 , 4
PRICE / ¥82,940- inc tax
KLASICA / LINDBERGH wp ver
COLOR / VINTAGE STRIPE
SIZE / 2
PRICE / ¥57,970- inc tax
よく見られるペーパーライク(紙のような)や、ペーパー混では無く99%が和紙からできているという他にはないオリジナル生地です。
「他の1%は??」
実はストライプ部分の糸がコットンの糸の為、組成がPAPER 99%、COTTON 1%の表記になっています。
それだけを聞いても一体どんな着心地になるのかも想像がつかない程の衝撃でしたが、いざ着て見るとヴィンテージのリネンを着ているかのような風合いで、なんともARCHのスタイルに馴染むジャケットでその場で「これは買います」なんてプロ失格の発言が出てしまったほどです(笑)
生地は非常に軽く、汗でベタつく季節は快適で、初春はハイゲージのセーターと組み合わせても違和感のない、まさにヴィンテージのリネン生地のような特色を持っています。
ARCH南青山でも数回展開しているKLINGという形は1920~30年頃のパターンを採用した、KLASICA解釈のブレザーで、肩周りがスッキリとしながら太いパンツにも相性が最高のバランスです。
ジャケットは細かいバランスで印象が大きく変わるかと思いますが、このKLINGは某アルチザンブランドにも見られるラペルを立てて着用できる為、ボトムスのバランスに応じてVゾーンの広さを変えられるところも非常に嬉しいところです。
ボタンダウンシャツの襟のボタンを外してナロータイを巻いてミリタリートラウザースに組み合わせていただいても良し、シャンブレーシャツにミリタリーパンツに合わせるも良し、ハイゲージセーターと組み合わせてセットアップで組み合わせてもよしと懐の深いジャケットです。
細かいディテールにも惚れ惚れしてしまいますが、詳しいところは是非店頭でご覧いただきたいです。
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そして、組下になるボトムスは新型のLINDBURGH。
このボトムスは某モードの帝王と言われたブランドの90年代のルックブックから着想を得て作られたモデルで、私自身も古着で良く探すブランドな分、大興奮のアイテム。
ルックの中でかなり外の位置に入っているタックが印象に残っており、そのデザインから起こる独特の表情や動きをデザイナー河村氏の頭の中で構築されたボトムスです。
裾のボタンを閉めることで表情の変化を楽しむことも勿論、シューズに合わせて変化をつけていただけるという、これはあくまで自分の解釈ですが軍パンの裾の仕様とフレンチワークパンツの良いところを組み合わせたような印象も受けました。
真夏に爽やかなカラーのリネンシャツを第二ボタンまで開けて着ていただいて足元にはJUTTA NEUMANNなんて早すぎる妄想もしてしまうほど。
紹介している合間にもサイズが欠けてしまいましたが、是非実際に体感いただきたい一本です。
シャンブレーシャツに組み合わせてもいいな、、
ミリタリートラウザーズもいいな、、
洗いざらしのシャツに合わせてもいいな、、
と、鏡を見ながら悶々とする時間を楽しみに店頭までお越しください。
皆様のご来店お待ちしております。
ARCH南青山
小島
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