いつもブログをご覧の皆様、こんにちは。

ARCHで大切にしている”VINTAGE”という枠組みで、特に昔から得意としているFRENCH VINTAGEが久しぶりに数を揃えて入荷してきました。

デッドストックの個体も多く、圧巻のラインナップです。

まずはフレンチヴィンテージの代名詞でもある、モールスキンのワークジャケット。

特徴的なフレンチブルーと、人気のブラックの2色の入荷です。
昔は古着屋に行くと当たり前のように売られていましたが、最近では見ることが少なくなってきました。

また、貴重なM~L程の大きめのサイズが入荷しておりますので、気になる方は是非この機会にご覧下さい。

お次は、ウール地のワークジャケット。

特徴的な胸ポケットに見覚えのある方もいらっしゃるかと思います。
フランスの名画家、クロード・モネがよく着用していたとされる形状です。

なんとデッドストックでの入荷、Lサイズ程でサイズも申し分ありません。
このアイテムは争奪戦になる予感がします・・・。

こちらもフレンチヴィンテージではメジャーなハンティングジャケット。

左の個体は、肉厚なピケが程よいラギッドさを醸し出しています。
対して右の個体は、落ち着いたモノトーンの色味から絶妙な品の良さを感じさせてくれます。

どちらの個体も、象徴的な動物ボタンがしっかりと残っていて、着用者の気分を上げてくれるはずです。

スペシャルなワークコートも入荷しました。

“La Villette(ヴィレット)”と呼ばれるパリに現存する最も大きな公園。
その場所は1867年〜1974年まで、食肉化工場として稼働していました。
ヴィレット食肉化工場で働くブッチャーたちが、着用していたワークコート。

約100年前のアンティークリネンは、現行のリネン生地よりも、コシがありしなやかで堅牢です。
ブラックやブラックインディゴで染められたリネン生地は、モールスキンと並ぶフレンチヴィンテージならではのファブリックです。

フラッシャー付きデッドストックのワークトラウザー。
先ほど紹介したハンティングジャケットにも似た、コットン素材。
織で表現されたストライプのような柄は、様々なコーディネートにスッと馴染みます。

ハイバック仕様でベルトループはなく、背面のシンチバックでウエストを調整する仕様です。
無駄が省かれながらも、フレンチワークウェアらしい美しい服作りは、何度見ても驚かされます。

サイズの合う方には、非常にオススメの1本です。

今回の入荷の中で、珍品とも呼べる1着。

かつての馬商たちが着用していたとされる、およそ100年以上前のマキニョンパンツ。
素材はインディゴリネンと、十分貴重なものであることには変わりないのですが、ここまでは時々見かけます。

しかしこのパンツが珍品たる所以は、内側に付いているメーカータグです。
どういう訳か、アメリカのワークブランド”CARHARTT”のブランドタグが付いています。
“CARHARTT”自体は1899年創業のため、製作していてもおかしくはないですが、どのような経緯で生まれた1本なのか？
考えれば考えるほど、謎が深まります。

ヴィンテージウェアの最大に面白いところは、こういった部分ですよね。

ワークウェアだけでなく、フレンチミリタリーのアイテムも入荷しております。

今では希少になった、M-38 Motorcycle Coat。
この特徴的な前立ては、世界中のモーターサイクルウェアを見ても唯一無二だと思います。

洋服としてみると非常に洗練されたデザインで、圧倒的な無骨さを持っているにも関わらず、着用時には不思議とエレガントさがあります。

是非実際に、着用して良さを実感して下さい。

有名なフランス軍のM-47パンツの対になる、フィールドジャケットです。
パンツと比べると、そこまでメジャーではないですが、非常に魅力的なジャケット。

類似しているフィールドジャケットとして、アメリカ軍のM-51やM-65ジャケットが挙げられますが、良い意味で別物です。

アメリカ軍の物は、アクションプリーツや肘のタックなどの実用的なディテールが多く、用の美的な魅力があります。
対してフランス軍のM-47フィールドジャケットは、洋服として見たときに極限まで無駄が削ぎ落とされた造形的な美しさが魅力です。

同じジーンズを合わせるにしても、見え方が全く違います。
エポレットや内側のドローコートなどのディテールも、程よい存在感で収まっており、様々なコーディネートに落とし込んで頂けます。

今回紹介できていない商品も多数ございます。
ここまでのラインナップを、いつまで用意できるか分からない状況。
是非興味のある方は、お早めにご覧下さいませ。

ARCH南青山
小見野