VINTAGE DROPS from Paris

Share
this article

「ARCHとヴィンテージウェア」
今でこそ、僕たちが古着屋からスタートしていることを知る人は多くない。

札幌に最初のARCHがオープンしたのは2004年。
渋カジの流れは途絶えることなく、当時はいわゆる”アメカジ”全盛期。
そんな時代に僕たちがお店に並べていたのは、フランスの作業着や軍パン、イギリスのワークジャケットにワックスジャケット。もちろんアメリカの5ポケットジーンズも当たり前にそこにある。

普通の古着屋と違ったのは、ただ単に古着同士を組み合わせていたわけではないこと。
当時まだ日本に代理店が無かった時代のANATOMICAや今でも取り扱いのある”KLASICA”、ドイツの”FRANK LEDER”等の国内外のデザイナーズブランドや、英国のハットブランド”Lock&Co Hatters”やALDEN、Parabootといったレザーシューズたちを、それらのヴィンテージウェアと組み合わせて提案していました。

英国のキャスケットやハットなどの被り物に、シャンブレーシャツの上からツイードのラペルジャケットを羽織り、ヴィンテージBarbourのワックスジャケットをコートのように重ねて、フランス軍のM47パンツにALDENやPARABOOTといったレザーシューズのコーディネートは当時は斬新で、今でもクラシックなARCHらしいスタイルとして脈々と受け継がれています。

作業着にしても軍服やドレスウェアにしても、僕たちが好きなヴィンテージウェアには、ほぼ例外なく作られた理由に明確な目的があり、その目的を安全かつ効率的に達成するためのディテールがしっかりと備わっています。

それに加えて、今は作ることのできない生地や染色方法。
本来の用途でガシガシ着込まれたがゆえのやれ感や、魂の宿るディテールなど、古着にしかない格好良さであったり面白さがあります。
当時の持てる技術を結集させて作られた洋服は、単なる見た目の良さだけでなく機能美にも溢れている。

ARCHで提案している様々なアイテムはそんなヴィンテージウェアたちに倣い、ブランドのネームバリューや、値段が高いか安いかという上辺の物差しでは測りません。
もっと本質的な良さを見つめて新品・古着、アメリカ・ヨーロッパ問わずに、「本当に良いと思うもの」を集めて並べる。
それらを、現代におけるファッションとして再編集した上で、新たな価値を加えて提案を続けています。

話が取り留めなくなってしまいましたが、結局のところ何が言いたいか。
それは、僕たちにとってヴィンテージウェアは希少性を誇示するための道具や、大袈裟なものでは決してないということ。
普段のワードローブにマッチする、あるいはご自身の好みにスッと馴染むアイテムを、新品と同じように自然に選んでみてください。

7/17(fri)、久しぶりにフランスはParisから大量のヴィンテージウェアが届きます。
ラインナップ等の詳細は追って紹介いたしますので、乞うご期待ください。

ARCH南青山
小見野