KLASICA×ARCH 24AW “EXCLUSIVE PRODUCTION”

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遡ること、2024年2月。
都内では最も冷え込む時期に、次の冬へ向けた仕込みを行うべく、KLASICAのアトリエへと赴いておりました。
札幌から東京へ戻ってからは、展示会に伺わせてもらえる機会が増え、貴重な経験をさせて頂いております。
そんな中迎えたKLASICA 24AWの展示会、僕にとっては初のメインブランドの展示会です。

KLASICA 24AW COLLECTION

KLASICAは、ワークやミリタリーといったカテゴリーの物を、デザイナー河村氏の柔軟な発想力で、モードな雰囲気に再構築された洋服たちが特徴です。
さらにそこへ河村氏の生地への探究心が合わさることで、毎シーズン他には無い、唯一無二のアイデンティティ溢れるコレクションが展開されます。

同行したマネージャーの原と、当時ARCH TOKYOスタッフだった町田と共にアトリエ内に並べられた、24AWの新作を端からチェック&試着を繰り返していく中、とある生地を使用したラインナップに差し掛かりました。 

デザイナー河村氏

小見野「河村さん、この生地めちゃくちゃカッコ良いです!」
河村氏「その生地いいよね〜。日本の生地職人が過去に製作したものが工房の倉庫に残っていて、
    それを全て買い取ったんだよね。いわゆるデッドストック生地だよ。」

交わした会話はこれくらいだったと思いますが、気が付けばこの時点で別注アイテムの打診をしていました。
別注アイテムの製作は何度も打ち合わせを重ねたり、慎重に決定することが多いのですが、満場一致で即決でした。

“KLASICAらしさ”と”ARCHらしさ”が交わり合った姿が、一瞬で想像できてしまうほど、僕たちにとって強烈なファブリックだったのです。

貴重なデッドストック生地を用いた、2024年秋冬の別注アイテムは”PORTOBELLO(ポートベロー)”
新型コロナウイルスが流行した2021年のコレクションで生まれた、河村氏にとっても思い入れのある1本です。

細かい背景やスタイリングは、次回のブログで詳しく紹介いたします。
是非乞うご期待くださいませ。

ARCH南青山
小見野