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CASEY CASEYより待望の24AWの第二便が入荷いたしました。
お客様から「CASEY CASEYの第二弾はいつ入荷しますか？」と店頭で聞かれることも多く、私自身も楽しみにしておりました。
皆様待望の第二便。早速ご紹介いたします。

【BIG RACCOURCIE SHIRT-PRINT UNI】
COLOR / BLACK
SIZE / S , M , L
PRICE / ¥108,900- inc tax

まずは、ARCHでもシーズン毎にご紹介している定番アイテム。
BIG RACCOURCIE SHIRTといえば、ウォッシュ、ツイスティング、染色、すべての工程を手作業で行うことで生まれる、何年も着古したような生地が特徴の、ブランドを代表するシャツですよね。
入社当時からARCHのスタッフがよく着ているのを見ていたため、私がCASEYCASEYの中で一番初めに覚えたアイテムでもあります。

今季のこのモデルは、本来繰り返しの着用や洗濯によって現れる色落ちやアタリを、生地にプリントしています。
元々プリントは、1930年代にアメリカの大学で、運動着を貸し出す際に校章や数字をTシャツにプリントしたのが始まりです。
いわば業務の効率化が目的でした。
そこから広告宣伝用へと用途が発展し、ヒッピー・ムーブメントと共に瞬く間に普及したプリントTシャツは、加工技術の発達によって、時代と共に人々の生活に広く定着してきました。
こうして見ると、現代の大量生産ブームで活躍するプリント技術と、大量生産が可能な時代に、敢えて”人の手”に拘ったBIG RACCOURCIE SHIRTとは、対極にあるようにも思えます。
しかし今シーズンの「BIG RACCOURCIE SHIRT-PRINT UNI」は、これまでのどの歴史的背景にも存在しない、”長年の着用感や風合いを平面に落とし込むため”のプリント。
平面的に表現された色落ちやアタリは、着用と洗濯を繰り返すことでさらに複雑な表情を見せ、その名の通り、たった一つの愛着ある洋服に仕上がっていきます。

既にBIG RACCOURCIE SHIRTをお持ちの方も、これまで手にしたことのなかった方も、一度店頭にて試してみる価値ありです。

平面的に表現された凸凹と、実際に着用し、洗いを繰り返すことで生まれる立体的なシワが組み合わさり、なんとも味わい深い表情に。
だからこそ、ミリタリーパンツや色がフェードしたデニムなどの粗野なアイテムと合わせても、くどくなく、それでいて、独特の存在感を放ちます。

【CARGO PANT-BATAVIA】
COLOR / BLACK
SIZE / S , M , L
PRICE / ¥140,800-inc tax

主なディテールはベイカーパンツですが、太すぎず細すぎず絶妙なシルエットで、限りなくトラウザーに近い仕様となっています。
更に生地が柔らかく落ちるため、テーパードの美しさを引き出し、バックポケットは本来のフラップが取り除かれ、よりミニマルな印象に落とし込まれています。

通常ベイカーパンツは、ヘリンボーンツイルやコットンサテン生地、新しいものだとコットン×ポリエステルが使用されますが、今回はリネン×ウールのツイル織り。
コットンツイルよりも保温性に優れています。

着用してみると、ミリタリーパンツを履いているとは思えない新鮮な感覚…。
肌が擦れる感じはなく、さらっとしていて、優しく包み込まれるような、それでいて軽やかな着心地。ふっくらするするとした子どもの肌とも似ているような…何とも形容しがたいのですが、それらに近いような素朴な温もりがあります。

テーパードの効いた美しいシルエットは、モダンなシャツやコートとの相性はもちろん、厚手のニットやミリタリージャケットと合わせても、カジュアルになりすぎず、ミニマルな印象を与えてくれます。

リネンウール素材のベイカーパンツ。ルーツはしっかりとありながら、既存の型にはまらない、CASEYCASEYならではの発想から生まれた一着を、是非店頭で体験してください。

【MAMO PANT-SAT】
COLOR / BLACK
SIZE / XS , S , M
PRICE / ¥134,200-inc tax

こちらは、既にARCHでも取り扱っている「MAMO BULOUSON-SAT」の対となるパンツ。ウエストにはタック、テーパードシルエットと、よくあるカーゴパンツよりも綺麗めな仕様。レングスもアンクル丈で、全体的に上品な仕様になっています。

フロントはボタンフライ、ウエストにはベルトループとドローコードが付いているため、タックイン、タックアウトどちらの着方も楽しめます。また、擦れやすい膝から脛までのダブルニーの仕様と、股下部分に当てられた補強布は、ミリタリーパンツらしいディテール。そこにもARCHらしさを感じずにはいられません。

生地は、コットン×リネンで、細い糸を高密度に織られているため、表面にツヤとかなりのハリがあり、全体のシルエットが綺麗に見えます。
CASEYCASEYらしい空気を含んだ全体のシルエットと、サラッとした肌触りが快適な履き心地を演出してくれます。
着用を繰り返し洗濯していくことで、生地に出るアタリや柔らかくなっていく様も楽しめそうですね。

女性の方でしたら、首の詰まったフィッシャーマンセーターに、パンツはウエストよりも高めの位置で、ドローコードをぎゅっと絞って着ていただき、足元はアルハンブラのようなヒール付きのレザーシューズなんていかがでしょうか。これが私の思う「ARCH 女子部」のスタイルです。

CASEY CASEYのこだわりが細部にまで詰まった24AW第二便。皆様にも体感していただきたく思います。
ぜひ店頭にてお試しください。

ARCH南青山
中村