ブログをご覧の皆様、あけましておめでとうございます。
旧年よりも、さらに魅力的な商品や楽しいイベントをお届けできるよう、より一層精進して参りますので、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

2025年最初のブログは、BONCOURA 2025SSの新作のレザーバッグを紹介いたします。

BONCOURA / LEATHER MAIL BAG
COLOR / BLACK
FABRIC / COW LEATHER
SIZE / ONE
PRICE / ¥74,800- inc tax

今期BONCOURAが着目したのは、メールバッグ。
19世紀後半から20世紀にかけて、郵便配達員が使用していた配達用のバッグの俗称です。

長距離移動や屋外での過酷な環境に対応するため、耐久性と実用性が重視され、牛革やキャンバスなどの頑丈な素材が採用されていました。
さらに、リベットや真鍮製の金具を使った補強により、手紙や書類を安全に運ぶ工夫が施されていたりと、当時の知恵と努力によって生まれたアイデアが大量に盛り込まれています。

様々なワークウェアにも言えることですが、ただ洋服やバッグの形をしているわけではなく、実際の作業を想定して無駄を省きながら、その特定の作業時に最も効果が発揮されるディテールが搭載されています。
ヴィジュアル的なカッコ良さはもちろんですが、用の美を感じるアイテムに我々メンズは弱いんですよね…(笑)

「シンプルで機能的」という哲学を受け継ぎ、BONCOURAが再解釈し生まれたのが、このメールバッグなのです。

余計な加工を一切加えず、革そのものの滑らかさや手触りを活かした牛革を使用しています。
使い込むほどに心地よい光沢感が表れていく。このエイジングの楽しみはレザー製品でしか味わえない唯一無二の感覚です。

バッグ全体にはリベットが贅沢に施され、特に背面やサイド部分には強度を高めるための補強がしっかりとされています。

BONCOURAオリジナルデザインのバックルは、日本に数人しかいない職人の手により、真鍮の流し込み製法を用いて作られています。
使い込むことで風合いが増し、特有のツヤや深みが現れます。
金具には全て無垢の真鍮、リベットには銅が使われており、メッキ加工品にはない経年変化の魅力を持っています。
時間が経つほどにくすみや艶が加わり、色気が増していきます。

程よいシボ感のおかげでハードすぎる印象はなく、コーディネートを選ばずに持ち歩くことができます。
ノートパソコンがすっぽり入るほどの丁度良い大きさなので、普段使いはもちろん、旅先のサブバッグとしてもぴったりです。

洋服の一目惚れは多々あっても、バッグではあまり聞いたことがありません。
ご興味のある方は、レザーやバックルのエイジングを楽しみながら末長く付き合っていける日常の相棒として、是非お選びになってみてはいかがでしょうか？

ARCH南青山
小見野