Slopeslow order event at ARCH 南青山 vol .02

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昨日のブログより告知スタートとなりました

Slopeslow order event at ARCH南青山

2/23(木)~2/26(日)

12:00~20:00

”Slopeslow”は2022年より始動したニットウェアブランド。

“変化の速いトレンドや消費とともに失われつつある、誠実で丁寧なものづくり。

大量生産とは真逆のものづくり”を実践することで「小さな規模でしか出来ないこと」の可能性を追求する。

というブランドテーマを掲げデザイン、素材づくり、と違う角度から長年アパレルとニットウェアの製造に携わった夫婦2人で営むブランドです。

ブランドとして、都内では初開催となる今回のイベント。

”Slopeslowというブランドに迫る”という名目の元

デザイナーである、ご夫婦B & Oのお2人にインタビューをさせて頂きました。

本日のブログではそちらの内容を皆様にお伝えできればと思います。

ブランドやニット作りに込める熱い想いとお2人のユーモアを感じられる

インタビュー内容となっております。

是非ご覧くださいませ。

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Interview ~”Approaching Slopeslow”

インタビューには奥様であるB氏が応えてくださりました。

※以下よりデザイナーB氏を(B)、私今村を(今)と表記させて頂きます

(今)「Bさん本日はお時間頂き有難う御座います。お客様始め、私自身も気になるSlopeslowというブランドに迫る。ということで本日はインタビュー宜しくお願い致します!」

(B)「今村さん、こちらこそ宜しくお願い致します。どうぞお手柔らかにお願い致します。笑」

(B),(今)「笑笑笑」

Q1.(今)「それでは早速、先ずはブランドを始められたきっかけをお教え頂いても宜しいでしょうか?お二人の経歴にも触れられれば幸いです。」

A1.(B)「経歴は長年カシミヤや紡毛の紡績メーカーに勤務し、ニットの糸作りに携わってきた夫Oと、アパレルデザインに携わってきた妻Bの夫婦2人で、ブランドをスタートしました。

Slopeslowのニットの糸は全て夫Oが作っています。量産の生産は工場ですが。」

(B)「わたしBは布帛、ジャージー、ニットの企画デザインからバイイング、ブランドディレクションまで幅広く経験してきたのですが、夫がニットの糸制作に携わっていることもあり、特にニットが好きで2人で買い物に出かけてもニットばかりを見てあーだこーだと話し合ってしまうんです。オタクです。」

(B)「ブランドを始めたきっかけはコロナ禍中、家で2人で過ごす事も多くなり、将来のビジョンを考えるきっかけにもなりました。また、Oの勤務形態が変わるタイミングも重なり、2人で出来る事を考えた結果、2人が共通して好きな物”ニットウェア”だな、と。2021年のお正月に突然決めました(笑)。」

(今)「お二人の経歴からブランドスタートのきっかけ迄、有難う御座います。オタクというワードはお客様との会話の中で私達もよく口にします 笑。お2人の好きなことを追求しプロダクトとして世に送り出されている事がとても素敵です!」

(B)「自分達の人生なので、自らやるのであれば多くは望まず、好きな事、納得のいくやり方を貫いた仕事をしたいとニットウェアに特化したブランドをスタートするに至りました。」

Q2.(今)「有難う御座います!次の質問ですが、プロダクションノートやホームページ上でも登場する、デザイナーお2人の略称BとOについて。気にされている方も多いと思いますので、ずばりお伺いさせて頂いても宜しいでしょうか?」

A2.(B)「わたしたちのプロフィールは【B and O】という匿名の夫婦のユニットとなっているのですが、現実を見せるより、想像の余地がある方がお客様に残念に思われないだろう、というのが理由です(笑)。なにせベテラン夫婦なので。」

(B)「【B and O】という名前に関しては、妻である私Bの血液型がB、夫の血液型がO、そしてよくよく見ると実はわたしたちの名前になっている、という遊びです。」

(今)「なるほど、、B&O。B and O。お2人の名前になってますね!血液型とロゴの関連性にびっくりしております。」

(B)「ジャズオルガン奏者のJimmy Smithのアルバムジャケットに映っていた【B & O】というロゴを見た時ふと思いついただけなんです。漫才コンビ的で良いかな、と。」

(B)「バングアンドオルフセンではありません。」

(今)「B&O違いですね 笑 。」

(B)(今)「笑笑笑」

Q3.(今)「次の質問ですが、展示会で拝見させて頂いた商品、プロダクションノートの内容からサスティナビリティを感じるアイテムや背景も感じ取らせて頂きました。私自身スロープスローのアイテムを初めて見た時のインパクトとブランド背景から、今後お2人が目指すブランドの将来像や物作りがとても気になります。差し支えなければブランド、物作りで目指されている将来像や理想をお教え頂きたいです。」

(B)「ブランドをスタートする時から念頭にあるのは、八百屋や豆腐屋のような家族経営の仕事。全ての工程を自分達でやることは物理的にも技術的にも難しいので不可能なのですが、出来るだけ手間暇を惜しまず、目の届く範囲で、誠実に、自分達が納得できる、より良いプロダクトを作っていきたい、という想いです。

大きな組織でものづくりをしていくと、どうしても無駄なものが生まれてしまうのですが、そうした潮流に強烈に違和感を感じていたこともあって、必要とされる物、必要な量だけを生産できる背景をセットしてブランドをスタートしました。日本国内での生産にこだわった理由の一つでもあります。

商社などを通さず、ダイレクトに工場とやりとりを重ねることを大切にしています。

サンプル制作時の縮絨、また量産時でも手直しが必要な時は、自分達で洗い直しやセット直しなどもして、なるべく商品に目が行き届くように努めています。

スタート時は必要量が読めなかったというのもあるのですが、ブランドラベル(ネーム)、サイズネーム、下げ札のシール、手編み製品に同封しているアロマサシェなど、自分で制作しているものも沢山あります。限界までこの方式で行くつもりです(笑)。」

(今)「大量生産が主流となった現代において、時代と逆行した物作りと必要なものを最低限にというスタンス。行き先の決まった商品のみをブランドにお作り頂ける機会として、今回のイベントを開催させて頂ける事を改めて嬉しく思います。」

(B)「Slopeslow renewというワークウェアやギアをリメイクしたラインも制作しているのですが、そうした手作業による制作も楽しみながら続けていきたいです。Slopeslowのプロダクトはクラフト作品ではなく、あくまで工業製品なのですが、一つ一つに人の手、ゆらぎ、味わいを何となく感じるものであったら良いな、と思っています。

ブランド名にあるように”スロー”な生活を目指しているものの、大量生産とは真逆の「小さな規模でしかできないこと」を掲げている以上、多分いつまでも貧乏暇なしなのだろうと感じています。

そうしたものづくりを楽しみながら続けて行けるようにすることが、今後も一番大切なことだと思います。あと笑いも大事です。

昭和生まれなので、大輔花子のようなコンビ感をこれからもキープしていきたいと思っています。」

Q5.(今)「今後のブランドとしての物作り、お2人のコンビ感、今後も楽しみに致しております。最後にお二人が思う”良いニットとは ” 、お二人の”ニットへの想い”この2点をお伺いしたいです。

(B)「わたしたちにとっての良いニットは、長年愛用できるもの。愛着があってくたくたになっても捨てられない、そんな相棒のようなニットでしょうか。

デニムやパンツ、アウターなどのワークウェアは誰かから誰かへと引き継がれ、長年愛用されつづけるものが多いのですが、ニットにはそうしたものが多くはありません。

大切に引き継がれていくようなニットが増えればよいな、と思っています。

そのためにも皆さまには日ごろのお手入れをおすすめしたい。

お手入れ用のブラシを是非ご入手ください。それがニットへの熱い想いの一つです(笑)。」

(今)「着込む中で毛足が落ち着いたニット、虫食いの穴をリペアして大事に大事に着込んだニット。温かみのあるニットウェアのエイジングは私自身も大好きです。手入れ用のブラシは盲点でした、、すぐに入手致します!本日はお時間頂き有難う御座いました。」

(B)「こちらこそ有難う御座いました。」

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如何でしたでしょうか。

私自身、イベント前にSlopeslowというブランド、デザイナーお2人の正体?に迫る事が出来、その空気感を皆様にお伝えできていれば幸いです。

実はインタビュー内で、今回イベントの為に仕込んでいる別注商材についての詳細をお伺いしております。後日のブログにてじっくりお伝えさせて頂く為本日のブログでは敢えて割愛しております。詳細お楽しみにお待ちくださいませ。

都内初開催となる今回のイベントでは

2023年秋〜2024年春までのラインナップを

いち早く当店にてご覧頂き、オーダー頂けるイベントとなっております。

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(イベント詳細)

Slopeslow order event at ARCH南青山

2/23(木)~2/26(日)

12:00~20:00

税込で

¥10,000-¥49,999 の場合¥10,000-

¥50,000-¥99,999 の場合¥20,000-

¥100,000-¥149,999の場合¥30,000-

¥150,000-¥200,000の場合 ¥40,000-

を内金としていただきます。

※全額払い希望のお客様は全額可能、¥200,000-以上は一律20%を内金としていただきます。

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ご不明点御座いましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

皆様のご来店お待ち致しております。

ARCH 南青山

今村

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↓SNSでも随時告知いたしますのでフォローしていただけますと幸いです。

ARCH南青山 instaglam (https://www.instagram.com/arch_minamiaoyama/)

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