FRENCH SAILOR SHIRTS & PANTS…
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
ヴィンテージ好きの方にも、そうでない方にもきっと気に入っていただけるアイテムをご紹介いたします。

BRAND : ARCH
MODEL : FRENCH SAILOR SHIRT LINEN
COLOR : WHITE
SIZE : S , M , L
PRICE : ¥44,000-inc tax
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BRAND : ARCH
MODEL : FRENCH EASY PANTS
COLOR : WHITE
SIZE : S , M , L , XL
PRICE : ¥46,200-inc tax
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リネン特有の凹凸がある、味わい深い風合い。
100年着続けたような、白濁した迫力のある生地。
ハリがありながらもくたっとして、何年も着続けたような、古いワークウェアのような佇まい…。
つい目が釘付けになってしまうこちらのセットアップ。
実はヴィンテージではないのです。


ベースとなったのは、1910年代にフランス軍で着用されていたクラシックなセーラーシャツ。
日光に晒され、海水にまみれて仕事をした人々のシャツは、汗と時間が染み込んで、風合いのある生地に…。
袖や裾にはシワが入り、襟はくたっとよれていて、色もリネン特有の経年変化を見せています。
この時代のセーラーシャツをデザインベースに、今回こだわったのは、生地へのアプローチ。


(画像左:1930’s MALINE NATIONALE SAILOR SHIRTS )
「乳白色のセーラーがどのようにして格好良く白濁していくのか。」
パリッとした新品の純白ではなく、染めによってヴィンテージ風の色味を再現するのでもなく、何年も着用を繰り返したかのような迫力を感じさせる生地を目指す。
ここに焦点を当てたからこそ生まれた、ARCHならではのプロジェクト。
その果てに完成したのが今回のセットアップなのです。

辿り着いたのは、”土台の麻の色を残しながら脱色を行う”という方法。
生地表面に一着一着手作業でミストをかけて漂白することで、内側の糸との間に色ムラができ、何年も着用したような、白濁した色味を表現。
もちろん麻の糸によって色の抜け方が異なるため、理想に最も近い状態に白濁する麻の糸選びからこだわっています。
そこから天日干しや洗いをかける回数など、様々な工程を試し、4年もの歳月をかけてヴィンテージの風合いを追求しました。



ボタンには貴重なデッドストックの1900年代のコロゾボタンを使用しています。
手縫いで縫い付けられた袖部分のカンヌキや、袖をまくったときにカフス部分のボタンを止めるための手付けのループなど、クラシックなセーラーシャツらしいディテールもたまりません…。



セーラーシャツは、小さくて丸みのある襟の形が柔らかい印象を与えるため、女性の方にも取り入れていただきやすいアイテム。
今の時期、バスクシャツや長袖のカットソーなどとのレイヤードが楽しめます。
敢えてボトムスにデニムやミリタリーパンツなどの無骨なアイテムを合わせて、足元はヒールのある靴やサンダルなど、女性らしいアイテムとのバランスを楽しむのも素敵です。



リネン素材の仕立ての良いトラウザースや、ニットポロとレイヤードすることで、品のある落ち着いた雰囲気に。
真夏になったら、カジュアルにショーツやサンダルと合わせていただくのもおすすめです。


パンツのベースとなったのはフランスのヴィンテージのワークパンツ。
ARCHでも以前にリリースしたことのある”FRENCH WORK EASY PANTS”のように、紐でウエストをギュッと絞った時も、腰周りやヒップにもたつきがなくとても綺麗なシルエットが特徴。
今回は前作に付いていたサイドポケットが無くなり、すでに前作をお持ちという方でも、細かいところのマイナーチェンジがお楽しみいただけます。



リラックス感のあるイージーパンツですが、若干テーパードの効いたシルエットがホワイトリネンのトラウザースのようにも見え、サンダルや前空きのトップスと合わせても、シックで上品に見せてくれます。
また、ベルトをしなくても良いため、ベルトによる生地と肌に触る部分がなく、ベタつかず快適に過ごすことができるため、蒸れると肌が荒れてしまう、なんて敏感肌の方にもおすすめです。



トップスをタックインして、小さめのジャケットを羽織ることでAラインのコーディネートを楽しむことも。
腰周りはゆったりしつつ、シルエットを綺麗に見せてくれるため、「明るい色のパンツが欲しいけれど、膨張して脚が太く見えるのが苦手…。」という方に、是非一度試していただきたいアイテムです。
古き良き時代の服を敬愛するARCHだからこそ実現した、一切の妥協のないモノ作り。
時間の経過を感じさせる、風合いのある個体は、一つひとつ、生地の雰囲気に違いがあります。
ここからどんな経年の変化を遂げていくのか。
そんなロマンも秘めたスペシャルなセットアップ。
是非店頭でご覧ください。
ARCH南青山
中村