Arch SAPPORO BRITISH VENTILE PARKA
“Ventile”(ベンタイル)とは、戦争の最中に生まれた生地です。
元々、1930年代にRoyal Navy (英国海軍)の為に、巨額の国家予算を投じて開発された素材。
当時は戦闘機が大きな主力であり、海の上で戦うことも多かったそうです。
戦闘機が撃ち落とされて、脱出できたとしてもパイロットは冷たい海に落ちる事が多く、上空から発見されるまでの間に操縦士が生き延びることは困難でした。
そこで、高密度に仕上げて、できるだけ水を弾く事が出来るベンタイル生地が開発されました。
ヴェンタイルのおかげで、パイロットの海の上での寿命が数分から約20分以上にまで引き上げ、まさにイギリス軍兵の命を救ったと言っても過言ではない生地です。
前置きが長くなってしまいました…
弊社オリジナルレーベルArch Sapporo(アーチサッポロ)より英国製企画の新たなご提案です。
歴史と伝統に裏付けされた 英国ベンタイル生地を使用し、イギリスの英国の工場で製作した”BRITISH VENTILE PARKA”
今回のBRITISH VENTILE PARKAの背景にあるのは、
英・NOMPAREIL P&O社のマウンテンパーカー。
このブランドは、オーナーの山内が以前から英国買い付けで見つける度にクオリティの高いもの作りをしているブランドだなという認識していたそう。
後にアナトミカのピエール氏が、GLOBE時代のパリのショップで展開していたというのを知り、手にとっていたのは必然だったのかもしれません。
1960~1970年代のP&O社のマウンテンパーカーの大きな特徴でもあるダブルレイヤー(表裏共通生地)と呼ばれる仕様に着目。
当時ダブルレイヤーの仕様になっているのは、元来アウトドアのシーンで着用するものとして開発されているため、風を通さず、インナーが濡れづらく、利便性に富んでいました。
そして表が破れた際には、裏側にしても着用できる利点があり、理にかなった仕様ともいえます。
そして今回選んだ生地は、イギリス・VENTILE社のL24ベンタイルファブリック。
P&Oのマウンテンパーカーは、VENTILE社のものではないものの、シャワープルーフと自社で名付けられた防水仕様になっており、高密度に織られたCOTTON100%の仕様になっていました。
冒頭でも触れましたが、高密度な打ち込みの強い生地は水を寄せ付けず、風もシャットアウトします。
イギリスのベンタイル生地を贅沢にダブルレイヤー仕様に…
これが実現できたのもウールなどの厚い生地を縫い慣れてる重衣料を得意とする英国工場に依頼し、製作をする事ができたからこそ。
とても貴重なプロダクツである事が、皆さまにお伝えできていれば何より嬉しいです。
ダブルレイヤーは、ベンタイルの撥水、防風の特性をさらに活かし、北海道の雪の日でも抜群の効力を発揮され、中に着るアイテムで温度調整することで3シーズン着て頂けます。
コットン100%の天然繊維で、コーティングなどは施していない為、セーターなどを中に着ても蒸れなどのストレスは感じさせないのが、ベンタイルの魅力。
私もベンタイルのアウターを数年愛用していますが、初めはパリッとした生地が、毎年袖を通す度に、自分に馴染んできた感覚があります。
綺麗に着ても良いですし、コットン特有のアタリが出てきて、少し色が抜けてきた時の雰囲気もまた最高に格好良いんですよね…。
アメリカのアウトドアブランドのマウンテンパーカーと比較しても、無骨というよりかは英国らしいクラシックで上品な佇まい。
内蔵されているドローコードをキュッと絞り、スタイリッシュに着こなすのもおすすめです。
今回のBRITISH VENTILE PARKAは、Red , Olive , D.Navy の3色でのリリースです。
ARCH各店舗で取り扱い色、提案スタイルも様々で、楽しんでいただけるはずです。
是非ご覧になってみてください。
ARCH 市電通り 荒
BRITISH VENTILE PARKA
Color Red
Price ¥154,000(inc tax)
BRITISH VENTILE PARKA
Color Olive
Price ¥154,000(inc tax)
BRITISH VENTILE PARKA
Color D.Navy
Price ¥154,000(inc tax)
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