当店が唯一新品で扱うBarbour

09Dec. 2021

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当店にはVintage Barbourが多数揃っております。
イギリスで生産され、ゆとりのあるフィット、裏地は現行品では見る事が出来ない、タータンチェックの色味。
アイテムによっては、レザーで直しを施されている箇所があったりと、一つとして同じ表情のものは無く、非常に魅力的に感じます。

私も約10年前にVintage Barbourを手に入れ、着ていました。
ラペルドジャケットにシャギードッグセーターやインバーアランのような肉厚なセーター、軍パンや5 Pocket jeans、足元はAldenやParaboot
そしてイギリス製のVintage Barbourをアウターとして羽織る、という話を聞いてしまったことが原因です。

まだお客としてArchに通っていた頃、洋服のスタイルというものを初めて教えてもらい、衝撃を受けました。
色々な国や用途の違うものを噛み砕き、ファッションとして着る。
洋服の楽しさを改めて実感した時でもあります。

その時はワックスの臭いなどで、地下鉄に乗って席に座ると、隣に誰も座ってくれないことが多々ありましたが…。笑

今では市民権をしっかりと確保し、街中で着ている方をよく見かけます。
徐々にワックスの臭いやベタつきなどにも寛容になっている印象です。

しかしながら、Vintage Barbourには興味があるけれど、やはり状態やサイズ含め、臭いやベタつきも気になるという方もいらっしゃると思います。

そのような方々には朗報です。
本日は当店で唯一、新品で取り扱っているBarbourをご紹介致します。

現在生産されているBarbourはイギリス製がほとんど無くなってしまいました。
またフィットもスリムフィットなどが多く、昔ながらの雰囲気で着ていただけるものは稀です。

やはり、私共としてはイギリス製、なおかつ昔ながらのフィットで”本物”と呼べる一着を提案したいアイテムです。

今回、ご紹介するモデルはBarbourの中でも非常に知名度が高く、Barbourといえばと思う方もいらっしゃるBedaleです。

Bedaleは1980年代頃に登場した比較的に新しいモデルです。
前期型・後期型に分かれており、元々の前期型は乗馬用に開発されました。
前期型は両胸にフラップポケットが付きます。

今回ご紹介するBedaleは後期型。
街着として着やすいようにアップデートされ、手を温めるためのハンドウォーマーが付きます。
着丈がやや短く、お尻が少し出るくらいの丈で自転車などに乗る時も最適ではないでしょうか。

2000年以前のVintage Barbourと同じサイジング、パターン、縫製で再構築された一着。
言わずもがな”Made in England”と表記のあるイギリス製です。

現行のモデルと比べ違う点がいくつか御座います。

真っ先に特筆したい部分はやはりこの裏地。
まだBarbourの多くのモデルがイギリスで生産されていた頃、未使用のまま眠っていた、現行のものには付かない生地を使用しています。
Vintage Barbourがお好きな方なら、馴染み深く、”これ！！”という方が多いドレスゴードン柄です。

表地はBarbourの代名詞と言っても過言ではない、ワックスドコットン生地。
ワックスも改良された、現在のものを使用している為、Vintage特有の臭いやベタつきは全くと言っていいほど気になりません。(Vintageもリプルーフをすることで臭いや汚れ、ベタつきはある程度改善出来ます。)

そして、フィットも変更されております。
現行のモデルに比べ、ゆったりとしたフィットはライナーや中に肉のあるセーター、ジャケットを着ても難なく羽織ることが出来ます。
私が教えてもらった、Archのスタイルを体現するにはやはりこのくらいのゆとりのあるフィットでなければなりません。
スリムフィットでは無く、ぜひこの昔ながらのフィットで着用して頂きたいです。