US NAVY
皆様、こんばんはARCH米村屋の大手です。
前回のブログではMSG&SONSのモノづくりに対する情熱と想いを書いております。
“古着を超えたアプローチ” 前回からの続き
アメリカの時代背景やモノ作りに重きを置き洋服を製作しているMSG&SONS。
そしてARCH米村屋として、US NAVYのスタイルは欠かせません。
1940年代に作られた美しいシルエットのピーコート、C.P.Oシャツ、シャンブレーシャツ、ワッチキャップ、と僕達が心を奪われる男服の魅力が詰まったものが多く存在します。
その中から、” US NAVY ALL WEATHER COAT “という一枚のコートに着目してアメリカでものづくりがスタートしました。
米海軍で全天候型の様々な気候に対応できる、耐水性、耐光性を備え開発されたアイテム。
今回着目したモノは、1970年代後半の米海軍のコートをサンプリングし納得のいく一着にするため、アップデートを重ね完成に至りました。
最大の特徴は生地です。
80年代以降のUSミリタリー物はコットン・ポリ素材にシフトしていきます。安価で、安定供給できる素材というのが一番の理由です。
70年代までの米海軍のコートに使用されていた生地は極限まで打ち込みをされた綿100%素材。分かりやすく伝えるとベンタイルのような素材は当時のアメリカでも採用されていました。
これを確認する為、当時のオリジナルの糸を分析しテストも行い、生地からオリジナルで製作し2年以上をかけてようやく納得のいく100%ハイカウントコットン (高密度の生地) の誕生。ハイカウントコットンのため縫製が難しく、2件のアメリカの縫製工場で縫ってもらい製品に仕上げています。
デザインはフロントボタンの見えない比翼仕立てのシンプルなデザイン。無駄のないすっきりとしたシルエットと、そのシルエットを最大限に活かせるスプリットラグラン仕様を採用しています。ジャケットなどを着込んでも見た目のシルエットは変わりません。撫で肩の方もキレイに着こなせるバランスの取れたコートです。
糸の色にもこだわり、80年代以降のBLACK NAVYをそのまま採用するのでは無く、NAVY寄りで仕上げているのもポイントです。
ステンカラーの価値というものに改めてフォーカスしコートの原点から紐解き、製作した
” US NAVY ALL WEATHER COAT ”
どういう洋服を自分たちは着たいか!?そこから始まるモノづくり。
モノの価値と存在意義。
どういう洋服にワクワクし、どういう洋服を自分達は着ていきたいか!?
2021年から製作を考え (2年以上の歳月をかけ)
” 良い洋服を作りたいわけでは無く、洋服の文化を知り未来に残していきたい洋服 ”
アメリカモノをアメリカで作ることへのロマン(冒険心)と憧れ。いつまでこのモノづくりが出来るかわからない事への挑戦。
僕たちがオッサンになっても着ていたい (もうオッサンですが…笑) 、シンプルにかっこいいコートがようやく形になり、皆様にお披露目です。
ARCH米村屋 大手
※ARCH米村屋 2nd Anniversary にて店頭発売開始。US NAVY ALL WEATHER COATは、限定枚数の販売となります。
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ARCH米村屋 2nd Anniversary -Double Point Fair-
2023.8.24(thu) ~ 8.27(sun)
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