【インド伝統の手編みサンダル】
今年2月、今シーズンの春夏ラインナップを店舗用のアルバムで振り返っている際、ふと思い出し今シーズンの夏のフットウェアとして、お店にあったら良いなと思ったレザーサンダルブランドがありました。
ただ、2月には2026春夏のオーダーは完全に終了しているし、そもそも現在日本に代理店様はあるのか?、ブランド自体存続しているのか?という状況。
そんな中、もともとそのサンダルを知るきっかけだったお店の、当時のバイヤー様に連絡し現在の状況を確認すると、
『今はもう取り扱ってないんだけど、たしか〇〇社さんが今は取り扱っているんじゃないかな?』と。、教えて頂きました。
お教え頂いた代理店様が、まさかの既存の取引先様だったという幸運。
翌日すぐにご連絡することに。
勿論オーダー可能ですよ。と、二つ返事で了承頂き、後日サンプルをお送り頂きました。
サンプルがお店に届い日、京都からスキー休暇で遊びにいらしていたKENNETH FIELDの草野氏もお店にいらっしゃり、過去にインド産のサンダルを提案されていた草野氏からサイズ感などのアドバイスを頂くという、さらなる幸運。
2月というタイミングでしたが、様々な方のご協力のもと纏まった足数をオーダーさせて頂きました。

夏を目前に、ARCH米村屋にて新たなフットウェアブランドのご紹介です。
アメリカ・サンフランシスコを拠点に、インドの伝統的な技法を用いたレザーサンダルを提案するブランド。MOHINDERS(モヒンダーズ)
元弁護士という経歴を持つ創業者のマイケル氏は、
インドに訪れた際、カルターナ州で古くから履かれているレザーシューズに出会いました。
それは農民や商人、学校の先生など現地の人々の日常靴として履かれていた伝統的なレザーサンダルでした。
そのレザーサンダルの革のなめし、技法、歴史に魅了されたマイケル氏は、
弁護士を辞め、現地の人とパートナーを組み、
インドの文化的背景に由来するMOHINDERS(モヒンダーズ)という名のブランドをサンフランシスコで立ち上げることになります。


特徴的な手編みのアッパーの原型は、
インド・カルターナ州アタニ地区で100年以上作られてきた“Bantu Sandal”(バントゥサンダル)と呼ばれるもの。
現地では、農作業時から冠婚葬祭の時にまで履かれている、
一足で何でもこなす生活道具だったようです。
使用しているのは、水牛の革。
アシアナという植物樹脂、インド原産植物ミロバランの実、水を使用した原始的な鞣し。この工程が吐き込んだ際の、味のある経年変化へと繋がります。


水牛(バッファローレザー)は、一般的な牛革に比べると肉厚で耐久性、耐水性と柔軟性を兼ね備えた革。
サンダルには十分過ぎると言える素材かもしれません。
その水牛の革を細く細断し、Cavani Weaven(カバニ織り)という伝統的な技法で職人が一本一本手作業で編み込んでいきます。
現地で履かれいる“Bantu Sandal”(バントゥサンダル)と呼ばれるものは、
ネイティブアメリカンが生み出したモカシンシューズのように、アッパーのレザーをそのままソールとして構成されるサンダルですが、MOHINDERS(モヒンダーズ)は、ソールにクレープクッションソールを取り付け、街でも快適に履ける仕様に。


アイテム名はCity Slipper。
モヒンダーズのマイケル氏がインド・カルターナ州アタニ地区でパートナーを組んだのは、家業としてこの伝統を受け継いでいる職人。
革を裁断する職人 → 編み込み職人 → 縫う職人 → ソールを付ける職人→仕上げ職人。
一足の完成に37工程の手作業があり、分業制で一つのサンダルが作り出されます。大量生産にはない、温かみを感じるローテクなクラフト製品。
デニム、ミリタリーパンツ、ショートパンツの足元に新たなフットウェアとして是非取り入れて頂ければと思います。



MOHINDERS LOOK ブログはこちら。
是非店頭にてご覧下さい。
ARCH米村屋 町田



