ブランドが始まった当初より提案している秋冬素材、FOX BROTHERS（フォックスブラザーズ）社の生地を使ったアイテムたち。

昨年も10月中旬ぐらいからとてもお世話になりました、、
なんだかんだ僕のも今年で4年目、納品されたものと比べると流石に柔らかくなっているのですが、まだまだハリとコシがある。
決して”着馴染んだ”とはいえず、まだまだ道のりは長いのでしょう。
一朝一夕で行かないところが、この洋服の愛らしいところなのですが。

英国の名門ミル、FOX BROTHERS

1772年創業、イギリス西部のサマセット州・ウェリントンで創業した同社は、
ウールフランネルを開発した会社として名を馳せ、
現在に至る約250年以上もの間、最上級のファブリックを提供し続けているブランドです。

KENNETH FIELDで毎秋冬提案している生地、FOX HERRINGBONEは会社創業の地、ウェリントンで製作されている生地。
目付にしておよそ570g/m~600g/m、ウールツイードの中でもヘビーオンスの生地は、
着込むことによって生地が柔らかくなり、腕の湾曲や肩線の馴染み、膝裏のシワなど、着用年数によって風合いの変化を楽しむことができます。

今シーズンセレクトしたのは、昨年から新型として登場したラペルドジャケットのBOSTON、そしてArchの別注として特別に製作していただいたEZ TROUSERです。

KENNETH FIELD / BOSTON FOX HERRINGBONE
COLOR / CHARCOAL
SIZE / 36 , 38 , 40 , 42
PRICE / ¥132,000- (inc tax)
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KENNETH FIELD / EZ TROUSER FOX HERRINGBONE MIXED -Arch EX-
COLOR / CHARCOAL
SIZE / S , M , L
PRICE / ¥57,200- (inc tax)
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芯地を排し袖裏や背裏などの裏地も無くした、軽い着心地が特徴のKENNETH FIELDのアンコンストラクテッドジャケット。

中でもゆとりのある身幅、短い着丈が特徴のBOSTONは、
渡幅のゆとりのあるボトムスに合わせたり、中に着るものも選ばず、自由度の高いモデルです。

そしてArchの別注として製作していただいたEZ TROUSER。

名前の通りイージーな着心地なボトムスで、ブランドで過去に使用された生地を含め様々な生地でパッチワークすることで、リペアが施されたワークパンツのような感覚でスタイリングに取り入れていただける一本。

今回Archの別注としてブランド定番のツイードスーツをよりカジュアルに提案できるよう、FOX HERRINGBONEをベースとして特別なEZ TROUSERを製作していただきました。

ワークパンツとしての一面が強いEZ TROUSERをスーツやジャケットにも使われる生地で製作することで、トラウザースとしての側面をもった1本に。
ブラックコーデュロイ、ブラックコットンキャンバス、ハウンドトゥースの同系色の4種類の生地でパッチワークすることで、奥行きのあるグレートラウザースに仕上げていただきました。

“パッチワークパンツ”としてではなく、あくまでカジュアルな”グレートラウザースとして。
色々と語弊が生まれてしまいそうな表現なのですが笑、
ドレスウェアーとしてのグレートラウザースとしてではなく、ワークウェアーとしてのグレートラウザースとしてスタイリングしてみていただければと。
この1本で絶妙なニュアンスが生まれるボトムスだと思います。

秋冬に着るグレーカラーのウールツイード。
ツイードジャケットやグレートラウザースを、より普段着によりカジュアルに取り入れてみてください。

年齢とともに長く付き合っていくことのできるモノ。
変わらずクローゼットにいつまでもあって、毎年秋冬の訪れが楽しくなるようなツイードアイテム。

今となっては僕にとってなくてはならないアイテムの一つです。

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小村