Maria Rudman
スウェーデンの北部、ラップランド諸島の先住民族”サーミ族”
トナカイと共に季節ごとに移動しながら、極寒の自然の中で暮らす遊牧民族です。
彼女達の生活の中で、トナカイの存在は生活に欠かせないと言っても過言ではありません。
様々な文化が存在している中、ドゥオッチと呼ばれるサーミ族が作り出すアクセサリーは、彼女達の文化と伝統が凝縮されているモノの一つです。
ドゥオッチと呼ばれるサーミ族の伝統工芸品は、職人の減少により今では限られた職人しか製作する事が出来ないものになっています。
サーミ族の伝統を大切にし未来に残していく為に、サーミ族に自身もルーツを持つMARIA RUDMANが、彼女達が作るドゥオッチスタイルのアクセアリーをハンドリングしています。
8年前程に、北海道に訪れてくれた際に、アイヌの文化にも興味があると話していたMARIA RUDMAN。
実の所、アイヌとサーミは交流があり、元々のルーツは一緒なのではないかと言われています。
アイヌの文化が存在する北海道という土地で、サーミの伝統工芸品であるMARIA RUDMANを提案してくれる事は、とても嬉しい事だと話していました。
オーナーの山内が初めてPARISのアトリエでMARIA RUDMANと会うきっかけも、ここ北海道という土地に根付いた洋服屋だったから、興味を持ってくれたそうです。
アクセサリーの模様には、サーミ族の伝統と様々な意味が込められています。
美しさと力強さを感じる一本に、惹かれるのは何故なのか…
デザインではないデザイン。
民藝品ならではの用の美。
お守り的な意味合いが強いアクセサリーだらこそ、肌身離さずに付けていたいと思うのかもしれません。
ドゥオッチスタイルの、オーセンティックラインのアイテムは、ARCHでも数が少ない状況です。
コインケースやカードケースは、今では廃盤モデル…希少なアイテムだと思います。
是非、一度ご覧になって欲しいアクセサリーです。
ARCH 宅見