ミルスペックのドレスシャツ by ARCH
“ARCH”というブランドとは。
長らくヴィンテージウェアを取り扱ってきた僕たちが提案する、ヴィンテージウェアの良い部分を踏襲しARCHというショップのフィルターを通すことで生まれる、「ヴィンテージには無かったけど、もしあったら良いな」と思うような”丁度良い洋服たち”
僕たちの理想や当時の雰囲気を形にするため、一つのアイテムを作るのに数年以上かかってしまうこともしばしばです。
“ARCH”ではこれまで、SLEEPING SHIRTやフランス軍のヘンリーネックカットソー、アメリカ軍のM-48 PARKAなどを発売してきました。
今回皆様に紹介いたします新型シャツは、これまでのARCHでリリースされたシャツとは少し趣向を変えたアイテムです。
是非お付き合いください!
ARCH / U.S.A.F SHIRT
COLOR / WHITE
SIZE / S , M , L
PRICE / ¥30,800- inc tax
【オンラインショップはこちら】
“ARCH”の定番シャツとしてリリースしている、”R.A.F SHIRT”
こちらは、イギリス空軍のオフィサーシャツをベースとしています。
あえて陸軍で使用されていた無骨な生地を使用することで、カジュアルな雰囲気を演出しているのです。
今回制作したのは、U.S AIR FORCE(アメリカ空軍)のオフィサーシャツ。
戦闘服や作業着ではなく、式典出席用として使用されていた、まさに”ミリタリードレス”なアイテム。
名作揃いのアメリカ軍ユニフォームの中でも、玄人好みのいぶし銀のような存在です。
ヴィンテージのオリジナルは、アメリカらしさを感じるサックスブルーのオックスフォード生地を採用しています。(写真1枚目の、KENNETH FIELDでリリースされている商品がオリジナルに近いです。)
今回このシャツを製作するにあたって着目したのは、薄手ながらも高密度に織り上げられたコットンタイプライター生地。平織りなのでブロード(ポプリン)にも似た風合いです。
あえて洗いざらしで納品されており、”ドレスシャツを雑に着る”という男の憧れのような着方をお楽しみ頂けます。
本当のドレスシャツでこれをやると、どうしても無理やり感が出てしまいますが、このシャツは着丈や身幅のバランスにモディファイを施したことに加えて、襟や前たての芯が無かったり、裾のマチや胸部のパッチポケットなど、元々の形状が程よくカジュアルな為、自然と様になってしまいます。
このシャツのこだわりとして特質したい点は、縫製にあります。
基本的にシングルニードルでボディを縫っているのですが、前たての部分と前後ろ身頃を繋げるサイド部分だけは補強のためダブルニードル(チェーンステッチ)で縫われています。
ヴィンテージも同じ仕様になっているのですが、大きく違うのは生地の強度です。
先述していますが、当時はB.Dシャツによく用いられるようなガシッとしたオックスフォード生地が使用されていたのでダブルニードルで縫う際の負荷にも耐えられました。
これもいわゆる”ミルスペック”というわけです。
“ARCH”でリリースするものは、もっとドレスシャツ然な面構えの生地を、当時と同じ手法の縫製を行う。
昔のミシンを使って、ドレスシャツに用いられるような糸番手の高い平織り生地を、同じ手法で縫うと破けてしまうので、現在の発達した縫製技術だからこそ成しえた1着なのです。
デザインだけでなく技術面においても、過去と今をミックスすることで生まれる新しい良さ。
この部分も”ARCH”で表現したいポイントです。
【STYLE SAMPLE】
SHIRT / ARCH “USAF SHIRT”
PANTS / BONCOURA
SHOES / JUTTA NEUMANN
SHIRT / ARCH “USAF SHIRT”
PANTS / KENNETH FIELD
SHOES / ALDEN
5ポケットパンツ、ミリタリーパンツ、トラウザーなど、メンズの基本的なパンツ全てに合わせて頂けます。
個人的には、色の落ちたジーンズにラフに合わせるスタイルが好きです。
ドレスシャツとカジュアルなミリタリーシャツ、2つの側面を持ち合わせており、夏のワードローブに欠かせないレギュラーシャツになってくれるはずです。
汎用性が高いからこそ、三者三様の着こなしを楽しめます。
是非お好みのスタイルを見つけてみて下さい。
ARCH南青山
小見野