名もなきジャーマントレーナー
皆さまこんにちは。
春物が続々と入荷しておりますが、お勧めしたい一足が南青山店に到着致しました。
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“Schwarzenbacher” / BW GYM SHOES
SIZE/ 38 , 39 , 40 , 41 , 42 , 43 , 44 , 45 , 46
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1970年代より西ドイツにて採用されていたトレーニング用GYM SHOES。
通称ジャーマントレーナー。
海外ではGERMAN ARMY TRAINERもしくは頭文字をとってGTAとも呼ばれております。
1970年代から1980年代までドイツ軍に納品されたジャーマントレーナーは、1989年ベルリンの壁崩壊を機に軍が縮小したため、余剰在庫が払い下げ品として民間市場に大量流出したと言われております。
その時期に、某メゾンブランドがそのルックス、スタイリッシュなデザインに一目惚れし、持ち帰ったジャーマントレーナーをリメイクしコレクションを発表。
のちにファッションアイテムとして昇華させたとされております。
しかし、世の中にあるジャーマントレーナーのリプロダクトは数多く存在し、ヴィンテージも出回ってはおりますが、オリジナルを超えるモノ且つサイズが合うモノには、中々出会う事がないのも現状です。
大量生産が主流ではある時代に、背景まで拘り物作りをするメーカーは数少ないと思います。
本日話題に挙げている”ジャーマントレーナー”ですが。
A社やP社が生産を請け負っていた事、ドイツの様々なファクトリーでも生産されていたと言われています。
そして今回、ある1人の人物が本物のジャーマントレーナーを作るべく、その老舗シューズメーカーに生産を依頼し、生産地である”Schwarzenbacher”の名を付けた
特別な一足が完成致しました。
当時ジャーマントレーナーが作られていた工場で、ソールからレザーの質感まで当時のクオリティ以上の仕上がり。
肉厚で上質なCattle Leatherで仕上げた一足は、程よいボリューム感があり、耐久性に優れております。
従来のジャーマントレーナーは地面とつま先の”トゥスプリング”(靴を置いた時につま先が少し浮いている反りのこと)があまりないのですが、”Schwarzenbacher(シュワルツェンバッハ)”はほどよく高く設定されてます。
トゥスプリングが高いと足に負担がかかりにくく、靴の先端部分が地面に当たらずつまずきにくくなります。
高すぎると全体的にバランスが悪くなってしまいますが、”程よい高さ”というのがポイントです。
インソールにもレザーを使用しているため、包み込まれるようなフィット感を生み出し、快適な歩行を実現したデザイン性、機能性を合わせもったシューズではないでしょうか。
今話題の言葉でしたら”二刀流”という表現ができるかと。
つま先を保護するトゥーガードがトレーニング用らしいディテールで
上質なレザーは履くほどに味わい深い表情を見せてくれることでしょう。
アウトソールは他のシューズとは一線を画すデザインで、サークルとグリッドのパターンに目を惹かれます。
アッパーとソールが強い力で結合された「バルカナイズ製法」を採用。
軍用シューズだったこともあり、一切無駄のないシンプルな構造とデザインが特徴です。
内側に見られる赤の配色も”Schwarzenbacher”でしかないデザインで、ドイツ国旗の情熱の部分を感じてしまいます。
如何でしたでしょうか。
ARCHオープン当初からご提案させて頂いているジャーマントレーナー。
近年、オリジナルでコンディションの良い物、
そしてサイズまで選ぶとなると本当に見つからないシューズです。
その上で当時の生産背景をリスペクトし、現代ならではのプロダクトを通した
”渾身の一足” の入荷を私達も待ち望んでおりました。
サイズ欠けが出る前に是非、店頭にてご覧下さいませ。
皆様のご来店お待ちしております。
ARCH南青山 中田
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