歴史を感じる洋服。
誰にでも憧れの洋服というのはあるはずだ。
昔から憧れを頂きながらも中々手に入れる事が出来なかった服。
時代は変わっていくが、憧れていたその思いは変わる事なく持ち続けている、、、

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
中田です。
本日はVINTAGEの入荷がありましたので早速ご紹介です。

“Barbour”

1894年、John Barbour (ジョン・バブアー)よりイギリス北東部にあるSouth Shields (サウスシールズ)にて創業したBarbour（バブアー）
現在では、イギリスのトラディショナルスタイルと言われるほど知名度高く、ご存知の方も多いと思います。

当時、北海の荒れ狂う天候の中で働く水夫や漁師、港湾労働者のために、帆船の帆にも使われていたコットンキャンバスに、ワックスを染み込ませ、耐久性、防風性を兼ね備えた“ワックスドクロス”を提供したのが始まりです。
過酷な北海の漁師の身を守るため、英国貴族の狩猟や釣り、モーターサイクルレースの競技服、戦争のための軍服であったりと、英国の歴史においてこれほどまでに密接に歩んだ洋服は他にないのではないでしょうか。
ARCHが軸としているワーク、ミリタリーにも通ずる”Barbour”をご覧ください。

胸のポケットにフラップが付いた前期型のBedale”通称”4つポケ”で、グローブをした手でも開閉しやすい大きめのジップや風の進入を防ぐ袖のリブ。
そして、乗馬、馬の世話をする前提として作られたBedaleらしいサイドベンツなど、Barbourらしい機能的なディテールは現代でも男心を擽ります。
時代の変化とともにタウンユースで着やすいように改良され、ハンドウォーマーポケット（手を温めるポケット）に変更されました。
”手を温める”
街着としては非常に理に適っているデザインです。
日常においては、着丈がやや短いため、自転車やバイクに乗る際にお尻が出るという特徴もあり、座りやすいデザインではないでしょうか。
今回、他のモデルや女性が着用できる個体も入荷しました。

写真からでも伝わる当時の空気を感じれるほどのオーラ。
100年以上経った現在でも王室にも認められ、英国を代表するアウトドア・ライフスタイルブランドとしての確固たる地位を築いているBarbour。

1974年にエディンバラ公より、1982年に女王陛下より、そして1987年にはウェールズ皇太子殿下より、イギリス王室御用達(ロイヤル・ワラント)の栄誉を受け、ロイヤル・ワラントの最高峰は3つすべてを保持することとなりました。
100年以上経った現在でも王室にも認められ、英国を代表するアウトドア・ライフスタイルブランドとしての確固たる地位を築いていおり、男の憧れのブランドではないでしょうか。

ヴィンテージディーラーと話しの中で、面白い話があります。
買い付けたBarbourの袖や内ポケットのマジックテープにはカラフルな繊維が付着していることが多いそうです。
そのため、Barbourのジャケットの内側には、派手な色のニットを合わせるイギリス人が多いのかもしれません。
派手な色使いのニットやシャツを着ることは恥ずかしくないということを証明できます。
また、ポケットにニュースペーパー、小銭、ゴルフのスコアメモ、角砂糖等が入っていたこともあるそうです。
角砂糖は馬の大好物だそうです。

そんな話を聞きながらBarbourをより好きになっています。
時代に左右されず、リペアとリプルーフを繰り返すことで長く着用できる英国が誇る歴史的権威のブランド。
自分の納得のいく1着を是非探しにいらして下さい。
憧れを手に入れていただきたく思います。
ご来店お待ちしております。

ARCH 南青山
中田

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