いよいよ明日から、 “ARCH南青山 2nd Anniversary”と称して、弊社オーナーがフランスで買い付けてきたヴィンテージの数々を販売いたします。
それに合わせて、もう一つの目玉であるMSG&SONSのニューモデルが入荷いたしました。

MSG&SONS / BLACK CORDUROY JEANS – MADE IN USA
COLOR / BLACK
SIZE / 30(S) , 32(M) , 34(L) , 36(XL)
PRICE / ¥44,000- inc tax
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僕自身、非常に楽しみにしていた今回の新作。
ヴィンテージフリークの中では高い人気を誇る、L社の519モデルをベースに製作しております。
501のようなテーパードシルエットとは少し違い、膝から裾にかけての幅がほとんど変わらない、やや細身のストレートジーンズです。

ヴィンテージのものは1980年代〜と比較的新しめなモデルですが、洋服好きからの支持が厚く、昨今では枯渇していっている印象です。
半世紀以上前の再現不可能なヴィンテージの良さもありますが、大量生産が主流になった後の”リアルなアメリカ”らしい古着も、僕たちの好物です。

しかし単なる当時のオマージュではなく、MSG&SONSらしいアプローチが加えられており、そのポイントが今回本当にカッコ良い。

今回使用している生地は、日本で唯一のコーデュロイを織ることができる生地屋から、519モデルに適した生地をセレクト。
選んだ生地をそのまま使うのではなく、生地の状態で硫化染めを2度行うことで、いわゆる”先染め”で染めを施しています。

これがヴィンテージと大きく違うポイント。
先染めにすることで、コーデュロイでありながらデニムジーンズのようなヒゲやハチノスといったエイジングを楽しめます。

そうして出来上がった生地を、アメリカの工場に送り縫製を行います。
1980年代に本家L社の生産を請け負っていたファクトリーが縫製を行うという、なんともロマンに溢れた背景です。
古い”SINGER社製”のミシンならではの、アメリカらしい味のあるタッチのステッチワークに注目してみて下さい。

トップボタンにはオリジナルの月桂樹ボタン、ジップはTALON社製と細かい部分も抜かりありません。

今更ですが生地の組成は、コットン×ポリエステル。
ここはあえてヴィンテージの個体と、同じ配合にしています。
ポリ混ならではの軽やかな穿き心地と、馴染みの早さ。
効率主義なアメリカ人が当時好んで穿いていたのが想像できます。

僕はヴィンテージの519を所有しているのですが、先ほども触れた染め方が違うので、のっぺりとした色落ちになっています。それはそれで気に入っているのですが(笑)
比べてMSG&SONSのものは、しっかりとしたエイジングをしていくので、この綿ポリをカッコ良く穿き込んでみて下さい！

HAT / JAMES LOCK “VOYAGER”
KNIT JACKET / CASEY CASEY “CARDIGAN KNIT SWEATER”
JACKET / DRESS&ARCHIVES “SPORTS COAT HARRIS TWEED”
KNIT / JOHN SMEDLEY
PANTS / MSG&SONS “BLACK CORDUROY JEANS”
BAG / NORTH WORKS “KOODOO BAG”

JACKET / FRENCH VINTAGE “MOLESKIN WORK JACKET”
KNIT / THE INOUE BROTHERS… “T/N HIGH GAUGE PULLOVER”
PANTS / MSG&SONS “BLACK CORDUROY JEANS”

コーディネートですが、あまり難しく考えずに合わせてみて下さい！
モールスキンのワークジャケットやフィッシャーマンセーターの下に、スポーツコートやスウェットシャツ、ウェスタンウェアなどなど。
穿き慣れたインディゴジーンズのように、メンズの基本的な洋服にしっかりと馴染んでくれます。

コーデュロイと聞くと冬の素材と思われる方もいらっしゃるかも知れません。
今回使用している細畝のコーデュロイは、カリフォルニアのサーファーたちにも愛されていた素材で、生地密度がそこまで高くないため、春や秋の装いのアクセントとして穿くのもオススメです。

明日12/21(sat)から、スペシャルヴィンテージたちと併せて、今回紹介したBLACK CORDUROY JEANSも同時に発売開始となります。

この期間は是非ARCHの真髄である、新品古着の垣根を無くし、それぞれの洋服の国籍にも囚われない。
自由なARCHスタイルをお楽しみ下さい。
スタッフ一同、皆様にお会いできるのを楽しみにしております！

ARCH南青山
小見野