TRAVEL REPORTS Vol.5
1月18日 この日は今回のバイイングで
1番楽しみにしていた日です。
知り合いのディーラーに会う為に
モンマルトルの丘を徒歩で歩いて向かう
途中には、世界最大級の鐘で有名な
“サクレ・クール寺院”が。
観光名所だからか絵描き職人が数多く
路上で絵を描き、ローカルフードの売店も
多く出店しており活気のある地区でした。
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ディーラーと合流後
高速道路で移動すること約2時間、、、。
パリから大分離れ、
古い歴史を感じる静かな町へ。
その町にあるディーラーの
所有する小屋の中には
欧州やアメリカ等から
見つけてきたヴィンテージの山、山、山。
乱雑に積み上げられたヴィンテージの山から
弊社オーナーと2人がかりで
数時間かけて良い品をピック。
お客様からの要望が多かった
“モールスキン物”
“M38・M47″も
極少量ですが確保。
ディーラーの方からは
“皆が欲しがっているアイテム(モールスキン物・
M38・M47・M52・コルビジェジャケット)は
本当にもう枯渇状態。数年前までは
ブラックモールスキンもブルーも
よくあったけど、ブラックは勿論ブルーも
デットストックは見つからない。
良いコンディションのものもなかなかない”
と言っていました。その他も同様だそうです。
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今後さらに市場から消えていくのは
必然だと直に感じる瞬間でした。
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それでも、欧州のヴィンテージは様々な名作がありますし、
未だスポットの当たっていないモノも多数あると思います。
まだ世界のどこかに眠っている誰も見た事ない
ヴィンテージもきっとあるはず、、、。
想像を膨らませるだけでワクワクしますね笑
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夕方頃パリに戻り、
再びJapanese in Parisへ
前淵氏・太田氏・加藤氏と合流。
KENNETH FIELDの草野氏も途中合流し、
楽しい時間を過ごさせて頂きました。
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1月19日 帰国の日
朝から買い付けした荷物を取りに
ANATOMICA PARISに移動し
自分達の荷物と合わせて整理。
シャルル・ド・ゴール発の夕方の便に
合わせてパリからタクシー移動。
帰りは羽田までの直行便で帰国。
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5回に分けて更新させて頂いたブログですが
冒頭にも言いましたが本当に日記の様な
ブログになってしまいました笑
写真も多めなブログを心掛けたので少しでも
現地に行った気分を感じて頂けましたら幸いです。
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今回、欧州出張に行かせて頂いて感じた事は
今日本で探されている方が多い
“Burberrys”
“Barbour”
その他イギリスのミリタリーやワーク物
フランスのミリタリーやワーク物は
市場からほぼ消えているという事実。
完全に枯渇状態であるという事です。
その中でもBarbourは何度か見る機会はありましたが、
状態が良くない・ベルトが付いていないモノばかりでした。
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色々な方と話をしましたが、
皆、口を揃えておっしゃるのは
ヨーロッパのヴィンテージは
“日本に1番ある”という事。
日本の古着屋で当たり前に見る事ができる
ヨーロッパのヴィンテージですが、
この現状は決して当たり前の環境ではないし、
近い将来、日本の市場からも消えていく
事は必然である様に強く感じました。
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自分もこの業界に身を置いている立場として。
いちヨーロッパヴィンテージのファンとして。
今までよりもヴィンテージ品との
出会い・扱いを大切に日々努めていきたいと
改めて思う事が出来た期間だったと思います。
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まだまだ細かい話や公にできない裏話など
色々ありますので、ご興味のある方は
ARCH TOKYOにてお気軽に聞いてください笑
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新型コロナウイルスの影響で
公私ともに影響を受けられている方も多い
大変な時期ではありますが、
皆様、感染症対策をしっかりと心掛け
体調管理には十分ご留意下さいませ。
完
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ARCH TOKYO 原