本日はBOUNCOURAのご紹介になります。

1910年代US NAVYのP-Coatをベースに製作されたBONCOURA（ボンクラ）のPea Coat。

そもそもP-Coatの”P”とはオランダで織られていた厚手の織物でパイロットクロスを意味する。船乗りの為の防寒衣料素材として特別に織られていた布地です。この素材と、イギリス海軍の基本スタイルである”ダブルブレステッド”が合わさったのがP-Coatと言われています。

少し着丈の長いモデルをベースにボタンの数は当時のヴィンテージと同じく10個。

生地は旧式の織機で空気を含みながら丹念に織られたBONCOURAこだわりのオリジナルカシミア混ネイビーメルトン。

起毛させる際に通常のメルトンよりも多くの工程をかけており、さらにカシミアをブレンドすることで、従来のメルトンにないふわっとした上質な肌触りと、高級感のあるきめ細やかな質感を実現しています。パーツも金型の段階からからオリジナルで製作されており、裏側にはBONCOURAの刻印が入るなどこだわりが詰まっています。

シルエットはモディファイドされており良い意味ミリタリーの野暮さが出すぎていない綺麗なラインです。皆様もイメージしている通りPea Coatは重たい印象がありましたが、パターンが良くしっかり肩に乗るので重さを感じません。

普遍的でスタンダードなアイテムだからこそ、より上質な物を着たい。デザインこそシンプルですが、素材、シルエット、細かいギミックの拘りで見事に唯一無二の一枚が完成されました。

“BONCOURA Pea Coat”

先ずはご試着頂ければと思います。

Arch米村屋　阿部

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