MSG & SONS “88/12 SWEAT SHIRT”
MSG&SONSより待望のスウェットシャツの登場です。
“汗”という意味を持つ、スウェットは、元々ウール素材のセーターであったスポーツウェアを1920年にラッセルアスレティックの創業者の息子ラッセルJr.がコットンに改良する事で誕生。
1930年代にはチャンピオン社が独自の製法リバースウィーブを打ち出し、弱点だった縮み軽減。より実用性溢れるスポーツウェアとして浸透していきました。
アメリカンアスレティックウェアを代表するアイテムであり、現代ではジャンルやスタイルに関係なく当たり前の存在となったスウェットは、米村屋でも数多くのラインナップが店頭に並びます。
そんな中、MSG&SONSでは新たな試みとして、”88/12 SWEAT SHIRT”を製作。
88/12(ハチハチワンツー)とは、アメリカンアスレチックウェアブランド チャンピオン社がTシャツ用の素材として使用していた、黄金比率と言われているコットン88% / レーヨン12%の混紡糸の事であり、独特の杢感と、肉厚でありながらもレーヨン混による柔らかな質感が特徴です。
コットンに12%のレーヨンをブレンドされた生地は、コットン100%の物とくらべると、色もタッチも全くの別物。昔から88/12ボディーのTシャツをコレクションしている弊社オーナーは、生地の製作にあたり導き出した答えがアメリカで栽培されたコットンを使用する事でした。
アメリカから米綿を輸入し、レーヨンをブレンド。試行錯誤を繰り返しながら”糸”をゼロからオリジナルで開発。その糸を使用して最初に製作したアイテムが、THERMAL SHIRT 88/12です。
そして今回のスウェット生地を製作するにあたり、表面を“88/12″ボディ、裏面を米綿100%の起毛仕上げにすることで、レーヨン混による柔らかな質感を持ちながらもほどよいハリコシがあり、型崩れしずらい生地へと編み上げることに6回のテストサンプルを経て完成しました。
パターンは、1970年代のチャンピオンのスウェットシャツをベースに、生地との相性を考慮し構築。他の年代と比べると、すっきりとしたアームホールと袖のシルエットが特徴であり、1枚での着用はもちろん、ジャケットのインナーとしても理想的なフィット感です。
80年代以降のゆったりしたシルエットとは異なり、現在米村屋に並ぶ各ブランドのスウェットとの違いも感じていただけるので、この年代特有のシルエットを実際に着て感じて頂きたいです。
先日が生み出したアイテムにリスペクトを持ち、新たな試みとして完成したMSG&SONS初のスウェットシャツ。
是非店頭にてお試しください。
ARCH米村屋 町田