Vol.1前回ブログの続き。KENNETH FIELD初のダウンジャケット”LODGE PUFF”について。

今年の春、デザイナー草野氏と弊社代表山内と共に、山形県鶴岡市にあるダウンジャケットの縫製工場へ同行させて頂きました。

自分は初めての訪れる地でしたが、
弊社代表山内は、母方の故郷が鶴岡市内ということもあり、幼少期に何度か訪れた事のあるという、とてもゆかりの地でした。

アパレル総合衣料の生産を長きに渡って請け負っているライン工業さん。

熟練の34名の縫製担当の方々と、工程順に並べられたミシン。
工場奥には、サンプルを縫製する熟練の縫製担当の方が。

草野氏も、普段から縫製工場へ訪れるようですが、
今回は初のアイテムということもあり、一般的な衣料より縫製の工程が多い”ダウンジャケット”の生産現場は、しっかりと自身の目で確認しておきたかったと仰っておりました。

工場見学の動画でも詳しく解説されていますが、今回のダウンジャケットの特徴が、“ダブルチューブ製法”と呼ばれる構造。
ダウンジャケットの表と裏にステッチが貫通し、貫通部分の気温が低下する事を防ぐ為に考えられた製法。

表と裏 2つのダウンパックを組み合わせ、ステッチを段違いにする事で
表地と裏地の間に空間を生み、保温力を発揮するという非常に理にかなった製法です。

↓写真は後ろ見頃部分。
縫い合わせ前の、表と裏それぞれのダウンパックが重なっている状態です。

前回ブログでお話した、草野氏が愛用していた約60年前のモンクレール社製のダウンジャケットもステッチが表と裏で、しっかりと段違いに。(ダウンが吹き出してしまった原因は、Youtube動画の解体シーンで確認頂けます。)

ダウンが充填されたダウンパックに、表裏それぞれの生地を縫い合わせ、ダウンの部屋ごとにステッチを入れ、できあがった2つのダウンパックを縫い合わせる。

この工程がパーツ毎に行われ、パーツを縫い合わせて1つの製品がうまれる。
その工程の多さと、その流れを的確に行う縫製担当の方々の技術に驚きました。

これが世界に誇る日本の技術かと…..。

普段見る事や聞く事のできない、貴重な体験をさせて頂きました。
是非、公開中のYoutube動画をご覧ください。

ダブルチューブ製法のダウンジャケット”LODGE PUFF”。
フランス産ホワイトダック90% フェザー10%。約700Fill Power。

アウトドアウェアらしい、高密度ナイロンタフタ素材の綺麗なブルーカラーと。
1980年代前半US ARMY M65FIELD JACKETのコットンナイロン生地を再現した表地と、1970年代後半のUS ARMY RIP STOP生地を再現した裏地を使用したオリーブカラーの2色展開。

KENNETH FIELDらしさは勿論、ARCH米村屋らしさも感じてしまう、着慣れたミリタリーオリーブは、ヘビーデューティーなアメリカンスタイルを連想する、ダウンジャケットにはありそうでない素材使い。

フードは脱着可能で、前見頃のフラップ付きポケットは、グローブの収納などに活躍し、ライナーに取り付けられたポケットはオリジナルにはない、携帯電話用のポケット。

オリジナルは袖にリブが設けられますが、スポーツコートの上に着用する事を想定し、ドットボタンで調整可能な仕様になっております。

草野氏が愛用されていた、モンクレール社のダウンジャケットのカラーの再現した美しいブルーカラーは、冬の落ち着いたダークトーンやシャンブレーシャツとも相性抜群。

ドットボタンが2列に並んだダブルフロント仕様は、インナーのボリュームで調整して頂けるLODGE PUFFの大きな特徴。
ドットボタンのみの開閉となる為、ボタンの抜けを防ぐ為に同色のグログランテープを使用しています。

自分もボタンが抜けた経験があるので、このテープは非常に安心感を与えてくれます。

・

KF™︎ Village ~冬~ at ARCH 米村屋
10/10(金)〜10/14(火)
【美味しいは楽しい 物産展】

弊社代表山内との間で話題になったフランスのダウンジャケットの存在から始まり、そのダウンジャケットを愛用し、草野氏独自の体験をした事で誕生したKENNETH FIELD初のダウンジャケット。LODGE PUFF

是非、来週末のKF™︎ Villageにてお試し頂ければと思います。
皆様のご来店お待ちいたしております。

ARCH米村屋　町田