M47 PANTS BY 松林

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Archに入社してから7ヶ月が経過。

元々、アメリカモノ好きで日常のスタイルは所謂、アメカジ。

そこから、洋服を日々見て学び、聞いて学び、調べて学び、洋服の原点であるヨーロッパの雰囲気にも益々惹かれています。

その中で僕自身、今まで軍パンを一度も手に取ったことはありませんでした。

ただの食わず嫌いで、ジーパンがあれば良いくらいの感覚でした。

しかし、Archに入社してからまず最初に聞かれた質問が、「軍パンって何履くの?」

という、持っていって当然との如くの質問でした。

それくらい当たり前のパンツの一本という事を知り、僕自身の洋服の幅の狭さに焦りを感じたのを記憶しています、、、。

そこからメンズで持っておくべきパンツ、4本を教えて貰いました。

ジーパン、チノパン、グレートラウザー、そして軍パン。

その中でもArchが創業当初からやり続けている軍パン、M47 PANTSを知りました。

無数の軍モノパンツがある中で、なぜ、ArchではM47に拘り、やり続けているのか、、、。

ジーパンも然り、軍パンも然りですが、当時の人たちはその服はファッションとして着ていたのではなく、その職業のユニフォームだったという事。

それを現代ではファッションとして落とし込む、そうなった時にどの軍パンが1番良いのか。

その答えは至ってシンプルでした。

皆さんご存知であろう、マルタンマルジェラの話。

現代におけるモードブランドが縫製技術の高さや、生地の質感を認め、M47 PANTSを裏返しにしてモデルに履かせ、ランウェイを歩かせた。

であれば、ファッションに落とし込む軍パンとしては間違いなくM47である。

入社をして僕が一番最初に購入したパンツはM47です。

履いた時の太さ、股上が深いディテール、軍パンでありながらヘソ位置でも履けるシルエットがトラウザーの様な雰囲気すらも彷彿させられます。

M47をラギットには勿論、そこにツイードジャケットなど合わせて軍パンを軍パンらしくない着こなしをするのが今のファッションだと感じています。

冒頭でも触れた様に、軍パンを食わず嫌いしていた僕が、今では週の半分以上はM47を履いています。

軍パンを履いてきた方には勿論ですが、履いたことのない方には是非一度履いてみていただきたい一本です。

Arch 松林