Levi’s Vintage Clothing
人生を変える出来事は一人一人それぞれありますよね。
住む場所や環境、どのような人と出会うか、どのような仕事をするのか。
人生には何かしらの“きっかけ”がきっとあるんだと思います。
僕も学生時代に野球をしたり、社会人になってから海外で生活をしたり、何かしらのきっかけで行動を起こした記憶があります。
その中で今、洋服屋で働いている。
このきっかけとなった、所謂、洋服が好きになった”きっかけ”がジーンズとの出会いでした。
初めて本格ジーンズを購入したのが1980年代頃のUS製の501でした。
ジーンズ自体は手持ちに当時もあったものの、ディテールカット、色落ち、なんといってもそのシルエットに一目惚れをしたのを今でも記憶しています。
そして、このジーンズに合う洋服を選びたいという欲から洋服屋に通い詰めるようになりました。
またそこから、ジーンズの歴史を勉強し始め、コレクターとまでは大袈裟ですが、今では30本以上のジーンズを所有しております。
日本のモノや、USモノ、各ブランドの名品から少しコアなモノまで色々買いあさりました(笑)。
その中でもやはりジーンズといえばLevi’s。
僕の所有ジーンズでも一番多いのがLevi’sです。
ジーンズのパイオニアであり、それ以上もそれ以下でもないのだと思います。
Levi’sの歴史は1850年代にドイツからアメリカへ渡ったリーバイ・ストラウス(Levi Strauss)が織物商を始め、金鉱夫のための労働着を作ったことに始まります。当初は茶色のテント用キャンバス地でしたが、後にフランス産のブルーに染めたデニム地で作られるようになりました。
そしてLevi’sの代表作は、1890年に発表された501。世界各国のブランドがサンプリングする名品。
当社、代表の山内も食事に行った際にジーンズを一本しか持てないとなればLevi’sの501を選ぶとのことでした。
それだけ、世界で愛されているLevi’sですが、ヴィンテージの相場は上がり続ける一方、状態も最善なモノを選ぶのも難しい、そんな中で1999年にLevi’sオリジナルレーベルにて誕生したのがLVC(リーバイスヴィンテージクロージング)です。
確固たる長い歴史の中で、アーカイブを基に、当時のディティールを忠実に再現。
本社(サンフランシスコ)には、現在2万点以上のアーカイブが保管されていると言われ、それらを基に研究を重ね、微調整を加えながら過去のコレクションを忠実に再現しています。
その中でも今回、僕たちArchが厳選したモデルが1955モデル。
またデニムジャケットは1936 TYPE Ⅰ Tracker Jacket。
パンツは通称、紙パッチXX。
XXらしいディテールシルエット、まさにLevi’s501の名にふさわしい一本です。
1950年代頃のバイカースタイルを代表する形で、ルーズな腰回りに、ワタリや裾を大きくカットした角ばったシルエットが特徴。
ジャケットはGジャンとして初めて誕生したファーストモデル。ダブルのプリーツが入った前面に、シングルの胸ポケット、露出した銅のリベット、調節可能なフィットのための銅製のプロングが付いたシンチバックなど、特徴的なディテールが施されています。
元々はワークウェアとして着用していたジーンズ。
当時の人からすると、仕事のユニフォームであるモノを現代ではファッションとして落とし込む。
その中でもパイオニアブランドのLevi’sを着用した事がある方も、無い方も人生で一度は是非とも袖を通して欲しいと思います。
そのきっかけがArchで、一つの人生のターニングポイントとなりえる一着を是非店頭にてご覧ください。
Arch 松林